2023年よりゲシピのCHRO(最高人事責任者)に就任されたかおりさんにインタビュー!2021年からゲシピの採用に関わってきたかおりさんの経歴、留学経験、バックグラウンド、ゲシピへのジョインのきっかけなどを伺いました!
Kaori Ikemoto
大阪で育ち、立命館大学法学部へ進学。大学在学中にロサンゼルスとバンクーバーへの留学を自身で決意。1年間の海外留学でインターンシップも経験し、語学だけでなくビジネススキルも身につけて日本へ帰国。卒業後は大手広告代理店へ新卒入社し、社会人2年目で起業。社会人として数々のチャレンジを経験し、2023年にキャリアの専門家&採用のプロとしてゲシピの最高人事責任者へ就任!
自らアメリカとカナダへの留学を叶えた行動力で、社会人2年目に起業!ゲシピの採用のプロ、最高人事責任者のかおりさんの経歴を聞いてみた!
-早速ですが、かおりさんの生い立ちを教えてください!
▶︎学生時代、海外旅行での一枚
大阪府で生まれ育ち、幼少期から学生時代までずっと関西で過ごしました。
私は韓国にルーツがあるので、幼い頃から外国語にとても興味があり、好奇心と行動力はとても旺盛な子どもだったと思います。
-韓国にルーツがあるんですね!小さい頃から海外は身近だったのでしょうか?
実は海外は全然身近ではなくて、初めて海外に行ったのは高校2年生の時の韓国でした!
ただ、私の地域は在日韓国人も多く、韓国文化を学ぶ同好会のようなものがあり、そういったものに参加してチョゴリ(韓国の伝統服)をきたりチャング(韓国の伝統楽器)を叩いてみたりと、積極的に文化体験に参加してました!韓国語の勉強も独学で始めましたが、当時の私にはハードルが高すぎて途中で諦めてしまいました。笑
-そうだったんですね。では、将来は韓国で学ぶ道なども考えられたのでしょうか?
▶︎ロサンゼルスへの留学
それが、韓国に夢中だったのは小学生の時で、中学進学時からは洋画や洋楽の魅力にハマって、アメリカ文化や英語に魅了されてました!
韓国も大好きだけど、やっぱりまずは英語を習得した方が便利だし、何より「英語話せるってかっこいい!」と憧れがどんどん膨らんでいきましたね。笑
そして、その時から英語学習は頑張っていたのですが、なかなか成績も伸びなくて、苦労したのを覚えています。それでも洋画や洋楽を使って、学校以外のところでも英語の勉強は趣味のようにやってました。いわゆる、下手の横好き状態です。笑
ただ、語学学習にも転機が訪れて、大学進学後の2年と3年の間に、アメリカのロサンゼルスと、カナダのバンクーバーに1年間留学できることになったんです!ずっと憧れたせっかくの海外生活なので、思う存分学び、楽しみ、味わい尽くしたいと思い、大学の制度は通さずに休学をして、個人でエージェントなどを探して情報収集し、エージェントの支援を受けながら自分で設計したプランで留学にいきました。
-自らの力で留学をされたのは大きな決断ですね!留学先ではどんな事を学ばれたんですか?
▶︎留学中のロサンゼルスの景色
ロサンゼルスでは語学学校に3か月ほど通い、バンクーバーではインターンをしてビジネス英語の習得に力を入れていました。
このインターンを確保するために100件以上の電話を英語でかけて、やっと面接をしてもらえた、という感じだったので、始まる前からかなり大変でしたがすごく度胸がつきました。笑
-英語を習得中にインターンに挑戦されるとは!どのような業務内容でしたか?
マーケティング会社のインターンで、情報収集の仕事などを任されていました。
私自身がまだ英語を学んでいる最中で、十分に意思を伝えられるレベルではありませんでしたが、そんな中の英語での仕事だったので、インターンとはいえすごく緊張した毎日でした。
当時、少しでも早く英語をもっと習得したいと思い、インターンと両立して、カナダ人とランゲージエクスチェンジ(お互いの言語を教え合うもの)に取り組んでいました。
カナダには日本に興味がある方もたくさんいたので、ランゲージエクスチェンジの相手を探せる機関などがあり、その他にも現地のいろんなサービスを調べては活用してたと思います。
海外留学先で仕事を掛け持ちするかおりさん。帰国後に訪れる人生最大の挫折とは。
-留学先では英語力だけでなく、ビジネススキルやネットワーク力を得たかおりさんですが、帰国後はどのように過ごされたのですか?
1年間の留学の後は復学をし、就職活動に励みました!
順調に進んでいたのですが、当時の第一志望だったリクルートに落ちてしまって。ここで初めて大きな挫折を経験しました。この時はすごく悔しくてかなり落ち込みました、、、。
ただ、第一志望には進む事が出来なかったものの、起業をする夢もあったので、若いうちから色んなチャレンジをさせていただけそうな会社を探し就職しました。そして、、社会人2年目に起業して、新しい道を歩み始めました。!
-社会人2年目で起業されるとは!どのような事業をやられていたんですか?
▶会社を立ち上げた当時、オーストラリアでの一枚
私自身が留学した経験を活かし、オーストラリアへの留学サポート会社を立ち上げました。会社を退職した1ヶ月後には現地へ向かい、ネットワーク構築や現地調査、語学学校とのエージェント契約の締結など、ゼロから留学支援に必要な実務を全て行い、事業を構築していきました。最終的には、オーストラリアの語学学校20校ほどと契約を結び、日本へ帰国しました。
帰国後は知人のベンチャー企業を手伝いながら自分の事業も進め、たくさんの経営者とお会いしながら、どうやって事業を伸ばすか模索してた時期がありました。
元々「一人一人が自分らしく幸せに生きるためのサポートをする」というミッションを掲げて、自分の人生を変えてくれた留学事業を始めたのですが、留学は人生を豊かにするためのきっかけでしかなく、その経験を生かした先のキャリア形成支援も強化したいと強く感じるようになりました。
そのため、自身のキャリア形成支援スキルを高めるために、学ぶなら日本最大手かつ社風がマッチしそうな会社が良いと思って、学生時代第一志望だったリクルートに再チャレンジし、無事入社することができました。
個人で会社を経営しながら、スキルアップのためにリクルートへ中途入社!人事のプロと呼ばれるかおりさんの採用職歴を聞いてみた!
-リクルートへ中途入社された後はどのような経験をされましたか?
製造業業界の大手クライアント向けに中途採用支援をしていました。一般的にRA(リクルーティングアドバイザー)と呼ばれる仕事で、顧客が事業成長に必要な人材のペルソナを伺い、時には一緒にペルソナを設計し、どのようにしたら人が集まるか、採用できるかを考え、支援させていただきました。
元々働くのが大好きだったので、会社の仕事にも全力を出しつつ、副業でも留学やビジネスサポート的な仕事に取り組んでいました。
自分がやった仕事でお客様に喜んでもらえ、それが対価として返ってくる仕事の面白さとやりがいにハマり、水を得た魚のように夢中で働いてた気がします。
たくさんの失敗もし辛い経験もありましたが、それらを乗り越え、たくさんの成功体験も積むことができたことで、自信もつき、より自分を好きになれたと思います。
ただ、リクルートでの仕事は何も苦じゃなかったのですが、もっと自分が意思決定をしながら手触り感を持って事業に関わりたい、人と違う行動をして自分らしい結果を生み出したいと思うようになり、リクルートを退職しました。リクルートという会社は今でもすごく好きで、良い会社だと感じるので、ここで学んだことは今の仕事でも還元できるよう意識しています!
▶︎リクルート同期が開いてくれた送別会
-そうだったんですね!退職後はどうされましたか?
リクルート退職後はスタートアップ会社でキャリアコーチングの仕事を始めました!
キャリアに悩んでいる人に寄り添いながら、志向性の特徴や強み弱みなどを掘り下げて最適なキャリアプランやライフプランを見出し、時に実現に向けた具体的な支援をする仕事です。一緒にキャリアプランやライフプランを考えたり、転職の支援をするお仕事は、自分が会社を立ち上げた時のミッションとシンクロしており、すごくやりがいがあり、自分の適性にもマッチしていると感じました。
その後は、これまでの経験を生かして、再度独立し、自身の会社を復活させました!おかげさまで多くの採用コンサルティングのお仕事に恵まれ、紆余曲折ありながらもどんどん軌道に乗っていきました。
そして、独立して約半年が過ぎたころに、ゲシピと出会い採用支援をさせていただくことになりました。
2回目の起業を経て、事業が軌道に乗っていた中でのゲシピとの出会い。彼女がゲシピと歩んできた4年間とは
-ゲシピとの出会いはどのようなものでしたか?
2021年春頃に知人経由でゲシピ代表の真鍋さんを紹介していただいたのが最初の出会いです。eスポーツ英会話の事業を拡大させたいというフェーズで、大量のコーチ採用が必要になっているタイミングでした。そこで、私が外部の採用コンサルタントとして、eスポーツ英会話のコーチ採用のご支援をさせていただくことになりました。
まずは採用媒体の運用方法を変え、新しい手法を試しながら、コーチ採用をご支援させていただく中で、正社員の外部採用やコーチの社員登用などにも携わり、2年間で100名以上の採用を伴走させていただきました。
-出会った当時の真鍋さんの印象はどうでしたか?
▶︎ゲシピのボードメンバーとの一枚
初めはすごく緊張しましたね!笑
すごく頭が良くて優秀な方で、厳しい印象もありましたが、時間とともに打ち解けて、優しくて柔らかい印象に変わりました。
何度か一緒に飲みにいく機会がありましたが、お酒を飲んで素が出る状況でも、絶対に社員や業務委託など、会社に関わっているメンバーのネガティブなことを言わない方で、ずっと一人ひとりに感謝している姿を見て、真鍋さんの人間性にすごく魅力を感じました。
-2年間業務委託としてゲシピの採用に関わっていたかおりさんが、ゲシピに入社しようと思ったきっかけはなんですか?
▶︎ゲシピの忘年会での一枚
まず第一に「人」の魅力です。自分が社員の採用を見ていたからこそ、メンバーのポジティブさや誠実さなどをしっかり理解していました。そして、真鍋さんやまつけんさん(取締役CTO)の人柄にも惹かれ、信頼していたというのがあります。
二つ目は、ゲシピのミッションである「eスポーツで一人ひとりの可能性が広がる教育機会を」への共感です。私が起業した時のミッションとほぼシンクロしていた事で、すごくミッションへ共感していました。
最後は、真鍋さんがこれまでゼロから築いてきた「私の会社の存在」や「キャリア」を尊重し、会社を残して働くことを受け入れてくれたことと、CHROというキャリアを歩むことへの魅力ですね。事業会社でCHROの役割をもつ事によって、人で会社の成長に貢献する「経営 x 人事」を体現できる人材になっていくチャンスだと考え、チャレンジしてみたいと感じました。
-ゲシピに入社されてからはどのような業務をされていますか?
2023年の4月に人事責任者として入社してから、約半年の期間を経てCHROに登用していただきました。
業務内容は採用全般から評価制度・給与制度の設計・運用、組織戦略の立案と実行など、人で会社を大きくするためになにができるかを考えながら新しい取り組みにチャレンジしています。最近は社風や職種に合ったより良い制度や仕組みの検討、導入なども手掛けています。
-CHRO(最高人事責任者)として働く中で、これまでの経験はどのように活きていると感じますか?
そうですね、いままで採用コンサルタントとして多くの企業での採用人事を経験してきたので、それらの知識は、ゲシピの採用活動でももちろん活きています。また、200名以上のキャリアコーチングを経て、求職者や社員側がどうゆう悩みを抱えているかを見てきたからこそ、採用でのミスマッチを防ぐことや、入社後の社員がやりがいを持って働き、活躍するための制度設計などにも経験が活かされている気がします。とは言っても、まだまだ足りないことばかりですが、、、。
-なるほど。では、人事の仕事をする中で、心掛けていることはどんなことでしょうか?
まず採用について。人事として、一般的に優秀な人を採用するだけが良い採用ではないと思っており、カルチャーフィット、スキルフィットの両面から、会社とのマッチ度の高さで人を見極めて、採用することを心掛けています。
面接している中でミスマッチを明らかに感じた場合は、他の職種や会社を進めてしまうこともありますね。笑
また、組織作りについては、個人が能力を生かして活躍してもらえる環境を作ることが重要なので、柔軟に職種の特徴や会社のフェーズを捉えて制度設計や組織運営することを心掛けています。例えば、一例をあげると、働く部署によって勤務時間や出社頻度などを変えた勤務制度を設計をしています。
-ありがとうございます!では、最後にこれからどんな人にゲシピの仲間になってほしいですか?
ゲシピはスタートアップなので、成長速度も早く変化も多い環境だと思います。
その分、整っていないところもあったり、時に業務量が多くなってしまう時期もあるかもと思いますが、成長に合わせた柔軟性に抵抗がなければ、ゲシピの様なチャレンジできるチャンスが多かったり、スピード感を持って変化を感じられる環境を楽しめるのではないでしょうか?
ポジティブで責任感があり、これからどんどん成長していく会社に携わりたい、という方は大歓迎です!楽しみながら働き、成長できる環境を用意してお待ちしております!