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21's Advent【vol.14】_Sales マイク_大手人材企業MVP受賞→Another worksへ転職。痛感した理想と現実のギャップの話
夢やビジョンとか語れる人はかっこいいけれど、運よく目標のきっかけが見つかったという強運の持ち主であると同時に、それが優秀な人かどうかは別の話なんじゃないかなと最近思っているところではあります。
初めまして、Another worksセールスの逸見勇太と申します。
アドベントカレンダー14日目担当ということで、僭越ながらこの1年間で大手人材企業からAnother worksへの転職を経験したことも含め、振り返りをさせていただきます。
最初に簡単に私についてご紹介をいたしますと「学生時代から大抵のことは人よりもそこそこ出来て、就活でも万人受けするような大きな夢を語り、心からそれを実現したいのかと小さな疑問をいただきながら大手企業に就職し、夢につながると信じ一生懸命働いた末、スタートアップへの転職した社会人3年目のセールス」です。
冷めてんなぁと思う人もいるかもしれませんが、多くの人が実はこんな感じなんじゃないかなと思ってます。だって人生の夢とか目標なんて、大きなきっかけがない限り、就活しただけでパッと見つかるもんじゃないじゃないですか!
もし「たしかにそうかも」って思ってくださる人がいましたら、
結婚してください。
順に今年のエピソードを振り返るというよりは、転職前後から自身の感情や考えの変化を4部構成で書かせていただきます。
①転職前の心情の変化(2分くらい)
②Another worksへの転職後の後悔(2分くらい)
③Another worksで営業をして勘違いを痛感したこと(3分くらい)←ここが特に長い
④結局転職してみてどう思ってるのか(1分くらい)
結構長いと思うので、もしご興味を持って読んでいただけるのであれば覚悟して読んでくださいw
(10分弱くらいなので朝の電車でボーっと読んでいただけると嬉しいです!)
転職前の心情の変化
転職って実感がほとんどないですよね・・・
7月からAnother worksに入社をさせていただきましたが、正直実感がないです。朝起きて歯を磨いてたら、いつの間にかAnother worksで働いてたって感覚ですw
やっぱり転職って迷ってる時は大きな決断って思いがちですけど、やってみるとなんら変わらなかったりするんですよね。
とかいいつつも、実際に転職をするときは私もめちゃくちゃ悩みました。
「上場企業からスタートアップにいくと周りからどう思われるかな」とか、「給料減ったら嫌だな」とか「大学まで通って安定してる企業に入ったのにリスクがありそう」とか色々・・・。
でも下記の3つが理由で最終的に転職の決断をさせていただいたんですよね。
・今後これくらい惹かれる会社に出会えるか
・成長の鈍化を感じたらやめればいい
・大手にいることは安定ではない
1つ目:今後これくらい惹かれる会社に出会えるか
前職では新卒で営業として配属されてから主にベンチャー企業の社長さんや上場企業の役員を中心に年間約400社の会社との商談をさせていただいていました。
資金調達直後のイケイケべンチャーやエリートが集う超大手企業など様々な規模感の会社を見てきたんですよね。でも自分がここで働きたい!!!って思える会社って意外と出会えなかったりします。
皆さんも今関わりのある会社の中でここで働きたいなって思える会社ってどれくらいありますか?
そんな中Another worksは珍しくここで一緒に働きたいって思ったんですよね。運営している「複業クラウド」ってこれから世の中の文化を作っていくサービスだなって。(働いている仲間、サービス、職場すべてに魅力を感じました)
働きたいと思った理由を話すと、プリズンブレイク全エピソード見れるくらい時間がかかるのでここでは割愛しますが、
単純にこれだけ惹かれる会社に次出会うのは何年後だろうって思ったんですよね。
そもそも今のタイミングだからそう思っているだけで、同じAnother worksでも1年後の状況で自分が働きたいと思えてるかどうかは分からないですしね。
2つ目:成長の鈍化を感じたらやめればいい
人が成長する瞬間って私は2つだと思ってます。
一つは、自分よりできる人に自分のできない部分を教えてもらう瞬間
もう一つは、経験をしたことがないことを新たに経験する瞬間
私が60歳の時に成長できるかどうかだけを軸に生きてたら、それはそれで考え物ですが、今は20代の若い時期!成長できるかできないかで選択してもいいんじゃないか!って思いますね。
なんで成長したいかって聞かれたら、それはその方がかっこいいからです!!!!(小並感w)
前職は本当にやりがいのある仕事で職場のメンバーも本当にいい人で大好きでした!
でも、新しいことを挑戦するときに時間がかかる部分もあったんですよね。また、部門として若いメンバーが多いということもあり、どちらかというと自分が教えることが多くなっていたのもありますが、やはり成長のスピードは少なくとも配属直後と比べると鈍化している実感をしていました。
(それは自分の行動が足りていないことも大きな要因でしたが)
Another worksでは、新しいことをやらなければ会社が成長しないため「どんどんやってこう!」という環境と「出来る人を外部からアドバイザリーとして迎え入れよう!」という環境の両方がありました。このあたりから転職しないという選択肢はなくなりましたねw
3つ目:大手にいることは安定ではない
大学まで行って親が知っている会社に勤務するって本当にすごく安定しているように見える。
でも冷静に、大手だから安定でスタートアップだから不安定かどうかってもうわかんないです。
大手だってリストラも倒産することもあるし、ちゃんと考えて転職するスタートアップが倒産することってそんなにたくさんあるか?!って思いますし。もちろん0%ではない前提ですが。
逆にリストラされても、倒産をしても仕事に困らない人ってめっちゃ安定だなってぼんやりと思ったんです。
そう考えると、安定ってどの環境に身をおいているかではなく、どんな人であるかが重要ですよね。だからこそそういう人であるために成長も必要ですし、安定したいからこそ世で不安定といわれる創業期の企業に行くことを決意しました!
Another worksへの転職後の後悔
じゃあ実際入ってみて後悔はなかったのかと。
転職を考える時期は転職してよかった話よりも、後悔した話の方が気になりますし、参考になったりしますよね。
正直なところ、後悔がないかというと嘘になります。
やっぱり何事も全く後悔をしない選択なんてないと思うんです。
ただ、だからこそ「その選択」を少しでも正解に近づける努力が必要なんじゃないかなって思います。
後は選択を正解にできるよう頑張りたいと思える決断ができたかどうかが大事なのではないかと!
そして、Another worksはその選択を正解にしたいと心から思える環境です。
ちなみに後悔とは異なりますが、福利厚生について触れますとやっぱり大手企業の方がしっかり整ってたとは思います。
ただ、それがあるからといって、使いこなしてたかというと全くそんなことはなく、実際はそんなに生活への影響はないです。しいて言うなら、会社にジムがなくなったので朝外でランニングとか運動をするようになったくらい。
今しかできないことをちゃんと振り返ればよかった
どちらかというと転職をすることによる後悔よりも、転職を決めた後の行動に後悔がありますね。
改めて前職にいたからこそ出会えていた人たちとの関わりを大切にすればよかったとか、福利厚生をフル活用しとけばよかったとかw
転職をしてから、会わなくなってしまった人があまりにも多くいると今更ながら実感をしています。
ネームバリューがなくても、肩書がなくても会ってくれる人がどれだけいるか、飲みにいきましょう!っていったら来てくれる人がどれだけいるかって働いている時は感じませんでしたが、転職をしてみるとすっごく大事な視点だったなと痛感します。
きっとそれだけ仲良くしてくださる人たちは、自分がどこの環境にいても同じように仲良くしてくれるはずだから。
終わりがあるから頑張れる
ただ、転職決意後に出来てよかったなと思ったのは本当に良い状態で退職を迎えることができたということです。
私の場合やめるという決意から約2,3ヶ月くらい時間がありました。周りのメンバーへ伝えることの気まずさもありましたし、やめる人間に対してどんな顔をするんだろうと不安だっとのを覚えています。
そういった不安もありながら、転職を決めたことで残されている時間を改めて意識することが出来たんです。
そのおかげで仕事への集中や周りのメンバーとのコミュニケーションをとても大切に過ごすことができました。
前職では約2年半の勤務でしたが、退職決意後、2ヶ月間は連続で月間MVPも受賞させていただき、前職での最終月はクライアントの引継ぎをしていなかったら自身過去最高の成績を出していたと思います。
「終わり」というポイントが日々の生活にメリハリを与えてくれました。
転職して働き方が圧倒的に変わった
業務についても少しだけ変化に触れさせていただきます。
転職をして、明確に変わったなと感じるのは、いちセールスとして脳みその使い方です!
これはよく言われる話なので、「またこれか」と思う方もいるのではないかと思いますが、、、w
前職だといかに自身の扱っている商材を個人として効率よく売っていくかをひたすら考え、行動を蓄積することを求められていましたが、Another worksでは、いかに多くの不効率に気付き改善をしながら、売り上げを最大化していくかが重要になります。
つまり、決めれらた仕組みの中でいか最大のパフォーマンスを出すか、そもそもの仕組みをいかに作り出すかという違いがありますね。
どっちも楽しいし、やりがいがあるのは変わりませんが、やはり身を置く環境によって、使う脳も求められる動き方も変わってくるなあという転職をしてみて初めて分かりました。
Another worksで営業をして勘違いを痛感したこと
SaaSってなんだっけ・・・?
人材業界を経験しているからといって、HRテックのサービスにすぐ適応できるかっていうと実際そんなことはありませんでした。
特に大きな勘違いをしていたのは「SaaSは解約を前提として利用するものではない」ということです。
どういうことかというと、例えば某会計ソフトのSaaSを利用するとき、企業の課題は様々あると思いますが、サービスを1か月だけ使ってその後は業務がなくなるから解約しようってことはほとんどないと思うんです。
つまりそのサービスを使い続ける課題は、存在し続けるんです。
しかし、人材の採用ニーズはそうじゃなかったりします。
「求めていた人材が採用できてしまう」からです。そうするとSaaSのサービスを使い続ける必要はなくなってしまいますよね。
そういう前提で利用するからこそ、契約をするときも「エンジニアが4名ほしいから●ヶ月間だけ利用して、その後は解約しよう」みたいな利用開始になる可能性が高いです。それに合わせて売り方も「●ヶ月間だといくらです」っていう売り方になってしまいがちでした。
でもこれって果たしてSaaSの概念だっけ?ということにAWコーポレート責任者のとしちゃん(あだ名)と話をしていて気づいたんです。
月額サービスではなく、売り切りモデルの売り方をしているなと。
採用することでニーズがなくなるからこそ、やりがいがある
だからこそ私が思ったのは、ニーズがなくなることを見越して、今だけではなくこれからの採用ニーズを時間軸的に提案する必要があるんじゃないかってことです。
つまり「現状はエンジニア4名の採用が必要ですが、半年後にはセールスが2名必要になり、1年後はまたエンジニアが必要になりますよね!」という提案です。
今まではその瞬間の潜在ニーズと顕在ニーズを意識すればよかったけれど、そこに時間軸という視点が加わりました。でもこれがめちゃくちゃ難しい。先方の詳しい状況も把握しないとそんなのわからないし、出来たとしてもすべての領域にそんな提案ができる人ってどこにいるんだろうって思っちゃいますw
コンサルなのかVCなのか、経営者なのか。
かなり高いハードルではあるものの、この問題をクリアにできたらどんなHRテック企業にも差別化ができますし、唯一無二のサービスになるなと信じています。
それが提案の改善によってなされるかどうかはまだわかりません・・・・
外部人材に入ってもらえる環境って素晴らしい!
あともう一つ痛感をしたのは、外部人材がもたらす会社への影響力です。
新しいことに挑戦をすることは大きな学びや成長がありますが、どうしても時間がかかってしまいます。
そこでAnother worksでは、各部門に1人といっても過言ではないほど外部人材の方にご支援をいただいています。
私が転職前に感じていた成長の瞬間をそれぞれではなく、「新しいことに挑戦×出来る人に教えてもらう」と同時に経験をすることができます。
まだまだ外の人間に支援をしてもらうことに抵抗のある会社は多いですが、ここにオープンマインドであるということがどれだけ会社の成長スピードに影響を与えるかを猛烈に感じています。
結局転職してみてどう思ってるのか
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
そして、すみません。
もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、Another worksへ転職をしたことに全く後悔してません!
まず、転職に伴う年収の変動は必ずついて回りますし、年収が上がるのは過去の経験を売っているためであって、年収が下がるのはこれからの経験を買うことに等しいと思うからです。
「福利厚生がどうのこうの」、「年収が上がった下がった」こういったことはもっと先に考えればいいのではないでしょうか、というのが個人的な意見です。
それよりも大事なことは自分が幸せだなと思う瞬間がいつかを知り、その瞬間を人生において増やすことなんじゃないかと思います。
たしかにつらい仕事をしなければいけない人もいるかもしれません、我慢をしながら働いている人もいるのは事実です。だから、自分もどこか我慢をして働かないといけないって思ってる人いると思いますし、私もそう思ってました。
でも、せっかく1度きりの人生ですし、本当に好きな人たちと本当に自信をもって売れる商材と尊敬できる経営者と、全部どりできる環境を探してみてもいいんじゃかなって思います。
その環境が会社じゃなくたっていいと思います。
僕はそれがAnother worksだったという話です。
最後に
本当に長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
入社から5か月間しか経っていませんが、自分のかかわれる範囲が広く、自分が進めたほうがいいと思うプロジェクトを責任者として進めることができることが本当に楽しいです。
全員が同じ方向を向いて、仕事ができるって本当に素敵なことだなって思います。それは大手だからスタートアップだからとかではなく、Another worksだからなんじゃないかなと心から感じています。
自分が感じたことが少しでも誰かのプラスなればいいなと思い、書かせていただきました。
今年の残りもわずかではございますが、気を抜かず、年末年始を気持ちよく迎えていけるよう精進してまいります!