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中村洋一郎が聞く!『ブルックリン流リーダーシップに迫る(後編)』

サラドの代表細井の朋友、中村洋一郎さんが聞きたい人に話を聞きに行く企画。そもそも、細井と中村さんの関係はプロピッカーでもあるDeNAの平井さんからの紹介がキッカケでした。健康経営に取り組もうとしていた細井をDeNAのウェルメシプロジェクトでご一緒していた平井さんがウェルメシプロジェクトの監修をされていた米国栄養療法協会認定プラクティショナーの中村さんと繋いでくださったのです。なぜ「米国」かというと、中村さんのお住まいがブルックリンだからなんです。

さて、そんな中村さんとその後、意気投合した細井は一緒にイベントを開催したりしているのですが、サラドでメディアを運用することになったこともあって、寄稿して頂く協力を仰ぐことになりました。

折角ブルックリンにお住まいなので、現地ならではの情報を知ることが出来たら価値があるなと思い、中村さんの視点で面白い人にお話聞いてくださいとお願いしたところ今回のようなインタビュー企画が出来上がりました。【中村洋一郎が聞く!『xxxxx』】ですが、ブルックリンを舞台に、ビジネスの第一線で活躍をしている方々の話を聞ける機会ってホントにそんなに無いと思うんですが、こんなところにありました!しかも、我らが中村さんが独自の切り口でインタビューをしてくれているので味がある。今後もどんどん続けていって頂く予定ですので、お楽しみに!では、前置きはこの辺にして後編をどうぞ!

グーグル、アマゾン、マイクロソフト、東京三菱銀行USAといった名だたる企業も含め、5年で400社からの受注を取りつけ、現在ではニューヨーク・ブルックリンから北中南米全てを指揮するFoleonのクリス。

このクリスの成功の秘訣に迫るインタビュー記事の第2弾です。今回はオランダ本社との異文化コミュニケーションやクリスのセルフケアについて聞いてきました。

(初回記事はこちら

異なる文化間での仕事にフラストレーションを感じることも

ーーオランダ本社との仕事に難しさはありますか?

オランダ本社との仕事はとても難しいです。ビデオ会議など、向こうが何を言っているのか、よくわからない。例えば、オランダ本社の重役とiPadを通して話すことがよくあります。でも彼らの真意が分からない。画面を挟んで自分だけが取り残されている気分です。もちろんマイクは機能しています。だから言葉としては分かる。でも伝わらない。

弊社の場合、プロダクトがオランダにあるので、オランダ主体でプロダクトがコントロールされます。一方、アメリカが弊社最大のマーケットであり、僕らがコミュニケーションを取るのはアメリカにいるクライアント達です。だからアメリカでなにか起きたら、すぐに対処したいのに、それができない。こんな大きなクライアント抱えているのにですよ。

ーーワークスタイルに関して、オランダとどのような違いを感じますか?

オランダのワークライフバランスは素晴らしいです。仕事する、帰宅する。以上!(笑)週末の仕事もありえない。

アメリカは全く違います。例えば私はオフィスでの仕事を7:30から17:30までと決めています。その後ジムに行き、帰宅して、夕飯を作る。そこから自宅で仕事します。週末でもメールに返信して電話もします。

カラオケとオープンコミュニケーションがチーム作りの秘訣

ーーアメリカのチームをまとめるためにどのような工夫をしていますか?

カラオケがチーム作りにとても役立っています。オフィスにカラオケマシンを導入して、木曜と金曜はチームメンバーで歌いまくります。歌って踊る。これ、最高のチーム作りですよ。

最近は面接でも聞きます。テキーラとカラオケ好き?って。すると、「ええ、どうしよう、どう答えるべきなんだろう・・・」と迷っている人と、即答で「大好き!」って答える人がいる。即答の人は即採用です。

ーーとはいえ、カラオケが苦手なメンバーもいますよね?

もちろんカラオケだけじゃありません。カラオケ以外には、オープンコミュニケーションの時間が役立っていると思います。大きいものを四半期毎に、小さなものは毎週開催しています。

ここでは率直に思っていることを話します。なんであんなことしたんですか、すごい気分を害しました、、、とか。もう聞いていて自分が嫌になってしまう。それくらい率直に思っていることを話す会です。

家族以上に長く時間を共に過ごしているんですよ、話さないと。口に出して、認識することもたくさんあります。大事なことです。これがある意味、弊社のウェルネス施策かもしれません。

その証拠に、メンタルはとても健康的な社風です。みな楽しんでいます。それは絶対に言いきれます!

セルフケアはボーンブロス

ーーご自分のケアはどのようにされていますか?

健康維持のために自家製のボーンブロスを作り始めて半年になります。君が言った通り、ボーンブロスに卵と海塩を入れたスープも一週間試しました。ボーンブロスって骨を煮込むだけなので、作るのがすごく簡単。第二のスムージー的な感覚です。

ただスムージーと違い、ボーンブロスは自分のペースをスローダウンしてくれる気がします。私はせっかちなので、さっさと飲んでしまいたいという衝動に駆られますが、熱々だから一気に飲めず、ゆっくり飲むことになる。常に動いていたいし、休みも疎かにしがちな私を、自分のペースを戻してくれるのがボーンブロスです。自宅の冷凍庫は牛の骨でいっぱいです。

コーヒーもやめました。サラダや魚を意識的に食べるようにしています。炭水化物は控え気味です。ジャンクフードはもう食べなくなりました。

効果は血液検査をしないと分からないけど、気分はいいですね。

ずばり成功の秘訣は?

ーー公私ともに順調そうですね。成功の秘訣を1つ挙げてください。

人生いろいろあったけど、つねに前向きに辛抱強く対応してきました。そうすればうまくいくんです。アメリカでクライアントを数多くとれたのも、その結果だと思います。

今後の目標は妻をアメリカに呼び寄せること。彼女はトルコ人で、いまはベルリンに住んでいます。妻が来る、仕事は面白い、周りも自分もみな健康、こんな幸せなことないですよね。何も文句はないです。

日本では「昭和」と言われてしまいそうなカラオケコミュニケーションが北米の最先端企業で採用されていたとは驚きです。答えは常に一つではないということでしょうか?企業のカルチャーにあった取り組みというものはあるのですね。中村さんのインタビューはまた企画していますので、是非次回もお楽しみに!!(サラド:細井

執筆:中村 洋一郎(@Yoichiro32


中村 洋一郎(NY在住 人と組織のコンサルタント)|note
企業は人なり - 健康は生活習慣に宿る - 伝統とエビデンス - 身体との対話 - 米国栄養療法協会認定 栄養療法コンサルタント - Babson College MBA - 靴大好き - 一児の父 - ブルックリン在住 www.open-laboratory.com
https://note.mu/yoichironakamura
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