公認会計士試験の三次試験の勉強をしながら、社長業務もこなす世戸口社長。
「早く仕事に集中したい」
と語る世戸口社長に試験1週間前の現状と意気込みを聞いてみました!
Q: 社長をしながら会計士試験に挑戦されているとのことですが、今はどのような状況ですか?
世戸口: 今ちょうど試験の1週間前です。今年の8月頃から本格的に勉強を始めました。最初の3ヶ月くらいは土日にカフェで勉強するのがメインでしたが、2ヶ月前からは平日の夜も勉強を取り入れています。仕事帰りにお酒を飲みたい気持ちを我慢して、勉強時間を確保していますね。
Q: 仕事と勉強を両立するのは大変だと思いますが、会計士試験は簡単ではないですよね?
世戸口: 簡単ではないです。僕も3次試験に過去2回失敗しています。今回は3回目の挑戦です。
Q: 3次試験は1次、2次とどう違うんですか?
世戸口: 1次試験はマーク式、2次試験と3次試験は論文式です。3次試験は2次試験より難易度が下がると言われていますが、実務経験がないと厳しい内容です。特に監査実務に関する知識が問われる部分は、現場経験がないとハードルが高いですね。
Q: 仕事と勉強を並行している中で、「これって自分にしか起こらないな」というようなエピソードはありますか?
世戸口: そうですね、3次試験の科目に監査実務があるんですが、監査法人で実務経験が豊富な人たちに比べて、僕のように事業側にいるとどうしても触れる機会が少ないんです。そのため、試験勉強の段階で「ああ、ここがネックになるな」と痛感する場面が多いですね。
Q: 業務と勉強の兼ね合いはどのようにされていますか?
世戸口: 会社で勉強することが多いです。メンバーが仕事をしている横で電卓を叩いています。勉強中に話しかけられることもありますが、それがストレスになることはなく、逆にリフレッシュになっています。仕事と勉強の切り替えが良い相乗効果を生んでいると思います。
Q: 試験に合格したら、まず最初に何をしたいですか?
世戸口: お酒を飲みたいですね。最近は夜寝る前に1杯だけ飲むこともありますが、基本的には我慢してきました。合格したら、会社のメンバーと一緒に盛大にお祝いしたいです。2次試験合格のお祝いもまだできていないので、その分も含めて楽しみたいですね。
Q: ちなみに、はてなベースで働きながら会計士試験に挑んだ社員の合格率が100%と伺いました。本当にすごいことですね。
世戸口: はい、おかげさまで全員合格しています。特に2次試験の合格者が3人いて、その全員が当社で働きながら試験に挑戦しました。本当に嬉しい成果だと思っています。
Q: それでは、話を社長ご自身に戻します。もし今回の試験に落ちた場合、次はどうされる予定ですか?
世戸口: さすがに3回目なので…正直、もうどうしようかと(笑)。税理士法人を立ち上げる目標があるんですが、税理士が2人いないと法人を設立できません。この試験に受からないとその夢も実現できないので、少し困りますね。
Q: 今回の試験は会社の未来にも関わる重要なものですね。社員の皆さんに何か伝えたいことはありますか?
世戸口: そうですね、試験が終わるまではあまり僕に話しかけないでほしいです(笑)。集中する時間が必要なので。
Q: ありがとうございます。最後に、仕事と勉強を両立しながら頑張っている方々に向けてメッセージをお願いします。
世戸口: 2次試験の受験生を意識したメッセージですが、合格すれば監査法人での高待遇が待っています。でも、それだけが会計士の道ではありません。僕のように事業を立ち上げる人は少ないですが、こうしたキャリアもあることを知ってほしいです。可能性は無限大です。自分の目標に向けて、ぜひ頑張ってください。