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生成AIの次の時代に、価値ある技術者として生きていく

こんにちは。

フィグニーの代表&CTOの里見です。

長らくぶりのStory投稿になります。

今日は、最近のフィグニーの事業の説明と、今AI時代が到来してエンジニアのキャリアが揺れに揺れている最中で、僕ら技術者組織がどのような意識で働いているかをお伝えします。

フィグニーでは現在、以下のような事業を展開しています。

◆請負開発

    • Webアプリケーション開発
    • Mobileアプリケーション開発
    • xRアプリケーション開発
    • 基幹システムの開発(CRM, SFA含む)

◆法人エンジニア研修「みずから動くエンジニア」


◆SES事業


請負開発はお客様と直接話をしながら要求定義/要件定義〜開発〜運用まで一気通貫で行う。

SESで客先に出ることで、フィグニーではできない超大規模システムでの開発知見を得る。

エンジニア研修の講師としての仕事は、教えることによって今まで自分が曖昧だった知識やスキルの深い理解に到達する。

どれも全てエンジニアやデザイナーが技術者として生き続けるために最適な仕事です。

※この他に自社サービス開発も行っていますが、まだメンバーが限られているため、ここは割愛します。

これらの技術者に対する組織風土は、6年前の設立当初から殆ど変わっておらず、「生涯学習」の精神を持った人たちのみを採用するようにしています。

しかし2023年にChatGPTが登場してから、生成系AIのシェアは急拡大し、今や開発の現場では、何らかのAIを使って開発を進めることは常識になりました。

この流れの中で我々も当初、強い危機感を持ちました。

「生成系AIがこのまま発達すれば、僕たちエンジニアやデザイナーは不要になるのではないか?」

それも仕方ありません。

普段我々が書いているコード、作成しているCGの大半を、プロンプトによって実現できるような記事やツイートも多くあり、我々もAIを使いこなす中で、その強力さに圧倒されたからです。

一時期は、プロンプトによる開発領域に特化すべきかと考えた時期もありました。

しかし、結論として我々は、今までのスタイルを崩さずとも、問題なく価値を世の中に提供し続けられると判断しました。

現在の生成系AIは、汎用的な知識や、過去に存在した知識から解を生み出すことについてはとても強力ですが、逆に、弱い領域もはっきりしています。

  • その会社のローカルルールや、固有の状況(コンテキスト)を考慮した解
  • 複雑なフローを経て生み出すべき解(計算処理や、人手を挟む処理など)
  • 否定的な結論を出すこと
  • 過去にない類の発想
  • 人の意見を、その想い、感情と共に理解して、情を考慮した解を出すこと

こういった領域の活動や思考は生成系AIには苦手、または不可能とされています。

最高峰レベルのAI製品であっても、そうです。

しかしフィグニーでは、常にどんな開発であっても、「お客様の状況とビジョン」をまず深く理解した上でスタートし、お客様のいいなりではなく、時には真にお客様の立場にたって否定的な提案をすることもあり、また既存のパターンに当てはめるだけではなく、お客様にフィットした独自のシステム構成をとることもあります。

一人前の読者さんからすると「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、意外とできていない開発会社が多いのが現状です。

我々は「技術者とは、スキルを駆使するプロであるが、その前にヒトである」ということを念頭において仕事をしています。

そしてこの姿勢は、生成系AIがさらに発展して、AGI(汎用知能)として発展していっても、まだ通用する考え方だと確信しています。


逆に、今後食われていく技術者というのは、以下のような考え方をしている人たちだと考えます。

  • 常にトレンドの言語、スキルを追うことに執着し、技術の本質を見ない学習を続けている
  • 特定のプロジェクトの仕様を深く理解することを割けて、AWSなどの汎用的なスキルを身につけることに執着している
  • 要件を詰めるにあたり、お客様や利害関係者と対話を重ねることを嫌い、相手方に判断や結論を任せる人間
  • 未確定、曖昧な問題に取り組むことよりも、確定していて答えが出る問題に対してモチベーションを発揮する

。。。と、いうわけで何が言いたいか若干わからなくなりましたが、上記のような考えを参考にして生きていけば、今後も技術者としてAIに仕事も報酬ももっていかれるようなことにはなりません。

そしてフィグニー株式会社では、その意識で一緒に働いてくれる仲間を募集しています。

それさえあれば、未経験や、経験がごくごく浅い状態からでも、技術者として生きていけると考えています。

それでは、また次回、お会いしましょう!


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