こんにちは!ルーツ・オブ・コミュニケーション株式会社(以下、ルーツ)です!
ルーツは、クライアントのブランド成長を実現するために、コミュニケーション戦略〜マーケティング支援まで一気通貫で行う会社です。クライアントとそのブランドを誰よりも愛し、魅力をユーザーに届けていくために。コミュニケーション戦略のトップパートナーとして、日々奔走しています。
そんなルーツには、なんとマーケティングを約20年にわたり磨き続けてきたメンバーがいます。マーケティングといってもどんな種類があって、その奥深さとは何なのか。様々な会社を渡り歩いて、改めてルーツの魅力は何なのか。率直にきいてみました。
▼高橋 祐子
菓子卸の営業事務から、まったく関係ない広告業界への門を叩く。
実は私、複数回転職しているんです。少し長くなるのですが、お話させてください。
大学時代の興味で、広告・食品・旅行業界を軸に就職活動を開始。特に広告業界といえば当時花形の職業でしたから。結果、菓子卸の会社に就職することになり、その時は営業事務の仕事をしていました。(合併して、今ではなくなってしまいましたが…)
「希望が叶ったのに、なぜ営業事務からマーケティングに?」と思われるかもしれませんね。きっかけは、お菓子の製品開発を担当したことです。卸売会社にいたのは、正直1年半という短い期間。しかも関わったのは1度きり。たまたま担当した商品は、プライベートブランド商品(※)でした。
「こういう形で会社をブランディングして、知名度も上げられる。生み出すこと・発信することって面白い!」と思ったら、やっぱり広告業界の道を諦めきれなくて。
結果、本気で広告業界に挑戦したくなって、まずはその一歩として派遣でマーケティングに関われる仕事への転職をしたんです。
※商品の開発・製造を行なわない業態の小売店などが、独自に企画・開発を手がけ展開する「自主企画商品」のこと。 製造ラインがないため、食品関連の他会社に製造を依頼して開発が進められる。
どの会社にいっても、『マーケティングを極める。生み出し、発信し続ける。』という軸は変わらない。
その後は、自分の興味・関心でさまざまな会社を経験しました。といっても、マーケティングを極める。生み出し、発信し続ける。という軸は変わりませんでした。相当好きだったんでしょうね。
先程の続きですが、派遣ではアウトレットの運営会社のマーケティング部に配属。アウトレット施設の販促企画をバリバリやっていました。方法としては、チラシなどの紙媒体が中心でしたね。他にもプレス対応や取材対応など、マーケティングの基礎を本格的に叩き込んだ時期でした。働き方は正直大変でしたが(笑)
一方で、”いただいた依頼をこなしていく”ことよりも、”自分から提案し相手を良くしていく”という、能動的な仕事に興味をもったのもこの頃。こんな想いを抱えながら、なんと印刷会社に転職しました。
”印刷会社=紙を印刷するだけ”というイメージをもたれがちですが、どちらかというと企画系の会社だったんです。例えば、雑貨店さんの文房具コーナーに行くと、新商品のポップなどがありますよね?あのポップの打ち出し・デザインを企画し、実際に納品するまでの仕事を担当していました。いわゆる、広告・セールスプロモーションです、広告営業の仕事です。
自分で企画できることの面白さは想像以上!一方で思い返すと、これまでチラシ・新聞などの印刷物を使った販促しか経験がないことに気づきます。「今度は印刷以外にも挑戦したい…。」と思った結果、アーティストグッズの企画・制作を行う会社に転職。紙→製品に関わることに(笑)
考え方としては、紙も製品も変わりません。ターゲットであるユーザーは誰で、その人にどうなってほしくて、そのためにどんな方法でクライアントの想い・魅力を届けていくのか。この方法の部分が、紙と製品という違いです。
とはいえ、こんな違いもありました。これまでの私が担当していた販促は、”お店にきたユーザーに、興味をもってもらうこと・購入してもらうこと”が目的でした。今回はアーティストグッズなので、正直ユーザーは勝手に集まります。”特定のユーザーが買いたいと思うグッズは何か”が焦点だったんです。
結局選んだのは、マーケティングを極めて、クライアントに最後まで寄り添う。手触り感のある仕事。
その次は、イオン系列の店舗に入社し、ものづくり〜販促企画まで一気通貫で担当していました。
というのも、商品を企画して販売する側も気になったんです。イオンという大きな場所であれば、それだけ多くのユーザーの手に取ってもらえるはず。
”ユーザーを誰にするのか・何をつくるのか”という根幹から携わることができますし、販売まで一気通貫でできたら自分のスキルも上がります。何より、ユーザーの心がどう動くのか・何に喜んでもらえるのかを分析するのに、一番ぴったりな場所だなと。
なんて思っていたのですが、結局転職することになるんです。理由は、会社が大きすぎて風通しが良くなかったこと。上司の指示が変わったら、それだけでプロジェクトの内容は変わってしまう。上層部が何を思っているか、本当にわからなかったんです。「自分には、小さい会社の方が合っているかもしれない。」と思って、規模の小さい広告会社に転職しました。
広告会社では広告営業として、プロモーション提案・販促を担当。とても刺激的な毎日でしたが、正直なところ働き方が結構大変で…。仕事を楽しむためにも一旦自分を見つめ直したくて、洋菓子メーカーに転職。販促企画を行いました。
洋菓子メーカーでの仕事も楽しかったのですが、関わる人が多すぎて少しストレスを感じていたんです。自分はいわゆるプロジェクトマネージャーのような立場で、デザイナーや営業に指示を出し、時にはレスポンス対応を行っていく。自分ができないことならまだしも、できることも人を挟まなければいけない。指示を出している間に納期は近づいてきますし、自分で対応した方が早いときもありますよね。
結局、私が求めるのは、必要な時はチームを頼り、自分の力で挑戦できる場所。クライアントを愛し課題に深く入り込み、そこに必要なマーケティングを極めながら、一気通貫で提供する。そうすることで、ユーザーにもクライアントを愛してもらうこと。そう思ったら、意思疎通が取れない・一端しか担えない・使える方法が限られている、なんてことは正直あり得ないと。
そう考えて転職先を探していたときに、ルーツ・オブ・コミュニケーションに出会いました。マーケティングだけをするのではなくて、クライアントの課題を解決する広告営業として、6年もルーツとともに歩んでいます。
一番思い出に残っているのは、パティスリーとのコラボ企画。とはいえルーツ初の取り組みに、多くの課題も。
ルーツで一番思い出に残っているのは、パティスリーとのコラボ企画です。
あるヘアケアメーカーの、新商品発表会のための企画でした。新商品のコンセプトは、『素材がとろける』というもの。そこで、「A社のB菓子とコラボできないか」という企画を依頼されたんです。ちなみに、皆さんもきっと見たこと&食べたことあるであろうお菓子です(笑)
ただ、この企画を進める上で、いくつか課題がありました。
①期間が限られている中で、何を優先するか決めなければならない
この依頼をいただいた時、発表会開催までの残り期間は3〜4ヶ月という状態。提示されたお菓子が”季節限定”ということもあり、開催時期の販売には間に合いません。そうなれば、企画自体が実現不可能になってしまいます。そこで考えたのが、『パティスリーとコラボする』という案です。
②ルーツでも前例がなく、手探りの中で進めなければならない
そもそも、”お菓子とのコラボ企画”というものが、私含めルーツにとっても初の取り組みだったんです。とはいえ、「準備さえできていれば、何でも挑戦していく」というカルチャーがあるのが、ルーツの良いところ。この企画を通したければ下準備・調査をして、説得すれば良いのです。
お菓子の知識を活かして挑む。自分の趣味・経験が活きる、まさに「自分色」の仕事。
①の背景から考えたのが、『パティスリーとコラボする』という案です。そこで、協力してくれるパティスリーがあるのかどうか。どのパティスリーに依頼するのか。ルーツの属人的なつながりや、私が知っているメーカーにアプローチして、最終的に協力していただけるパティスリーを探しました。
事前準備を入念に行い、結果企画を進められることに!とはいえ、課題はまだまだありました。特に難しかったのは、今回の分野では知識のないクライアントに、できること・できないことをどう伝えていくか。お菓子の知識なんてものは、クライアントには当然ありません。一方で、材料の性質・生産ラインの関係で、色や形などの表現に限界がでてきます。
クライアントに理解していただくために、製菓卸や洋菓子メーカーで学んだ知識をフル稼働させました。実際にパティスリーの生産ラインを使って、施策も積極的に実施。10コサンプルを作ってはMTGで評価し、色や形のボーダーラインを決めていったんです。
まさかここで、製菓卸や洋菓子メーカーの知識が役に立つとは…自分の興味が活かせる仕事って、本当に面白いです(笑)
結果的に、お菓子はふわふわのパウンドケーキに決定。新商品キャンペーンのノベルティとして、200〜300コほど生産されました。新商品発表会にはクライアント以外にも、その新商品の販売店の方々などが参加。会場にいる全員にこのノベルティを配ったのですが、終了後にクライアントから「話題性も含めて、大成功だった!」という率直なお言葉をいただくことができました。これほど嬉しいことはありません。(お菓子をお見せできないのが残念です…)
ルーツの仕事は、いわゆる何でも屋。その挑戦はまだ道半ばで、可能性は足元に転がっている。
ルーツは本当に何でも屋です。商品のプレゼント発送、アンケート結果の分析はもちろん、用意や告知などの事務的な仕事。サイト作成やSNSプロモーション、周年のイベント企画など…イベントに特化している、SNS専門という会社がある中で、これだけなんでもできる会社はそうありません。
ルーツがすべてに手をかけられるのは、コミュニケーション戦略のトップパートナーだから。依頼の大小、これまでの経験値に関係なく、新しいことも含めて挑戦していきます。会社としても経験値・実績が増えるので、念入りに準備した上での挑戦はウェルカムなんです。
なので私がこれから目指したいことは、年にひとつ未経験の分野に取り組むこと。そして、これまでの経験を後輩に伝えて、誰もが本気でマーケティングに取り組める環境をつくる。まさに育成という部分に挑戦してみたいです。
長々語ってしまいましたが、この記事を見て「本気でマーケティングに挑戦したい!」「クライアントの課題を、広告営業として解決したい!」と思っていただけると嬉しいです。
会社としても挑戦したいことがありすぎる中で、正直手がつけられていない部分も多いのが現状。新しい仲間と、一緒に挑戦していくことができればと思います!
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