アニメ制作の裏側を語るインタビューシリーズ第7弾!「作品がカタチになっていくのを一番近くで見られます!」マネジメント/制作進行
ダンデライオンの社員からリアルな声を聞くこのコーナー。第7回は「マネジメント」編です。プロジェクト全体を管理してスタッフと連携を図るマネジメント(他社でのPM/制作進行)業務にはどんな面白さがあるのでしょうか? 中澤さんと礒脇さんにお話を聞きました!
<プロフィール>
中澤 文<なかざわ あや>マネジメント/制作進行 サブリーダー
SE~事務職を経て2019年ダンデライオンに入社
礒脇 由妃見<いそわき ゆきみ>マネジメント/制作進行
映画館の運営管理から2019年にダンデライオンに入社
◆前職ではどんなことをしていましたか?
中澤:3DCG業界、アニメーション業界ともに経験がなく・・・高専出身で、主にはシステムエンジニアをしていました。
礒脇:映画館の運営管理(劇場マネージャー)をしていました。アルバイトから入ってそのまま社員になった形でした。主だったところで客席や売店の管理でしたが、業務自体が劇場管理であればなんでもやる仕事でしたので、そういった意味では今の仕事と似ているかもしれないです。
◆転職のきっかけは?何故ダンデライオン&マネジメントの職業を選びましたか。
礒脇:アニメや映画が好きだったので、”作る側”の仕事がしたいと思って転職を考えていた時期に、たまたまYouTubeの広告で流れてきたReadyyy!のMVを見て「これはすごい!!」と繰り返し見ていました。その後、登録していた転職サイトで見つけたダンデライオンの求人にReadyyy!の画像が使われているのを見て、何をやるのかもわからないまま応募しました(笑)。CGについてはまったく知識がなかったので面接でいろいろな職種の話を聞いて、マネジメントの仕事であれば今まで自分がやってきたことも活かすことが出来るのではないかと思い、マネジメントを選びました。
中澤:「自分の打ち込める仕事を」と模索して、自分の好きなアニメーションの世界にたどり着き、未経験ながらも思い切って応募してみました。どういったことであればこの世界で仕事に携われるかと考え、SE時代に培ったプロジェクト管理業務が生かせればと思い、マネジメントという職業を目指しました。
自分の年齢的にも未経験で入ることに悩みもしましたが「チャレンジするには今が自分の人生で一番若いんだ!」と言い聞かせ(笑)思い切って応募してみました。
◆どんな案件を担当していますか。
中澤:入社後一定期間はあんスタ(あんさんぶるスターズ!!Music)を担当していました。
そこから現在は映画の案件とシリーズ案件のアセットを担当しています。
礒脇:最初に担当したのは、アイドリッシュセブンのお誕生日企画 RabbiTube のマネジメントです。企画トップバッターのアイドルと自分の誕生日が同じだったので、はじめて担当した作品が誕生日に公開されてとても嬉しかったのを覚えています。現在は入社のきっかけとなった念願のMV系の案件を担当しています。
◆マネジメントの仕事内容、面白さ、やりがい、大変さなどと思っている事を教えてください。
礒脇:案件に関わる予算・スケジュール・人・データを管理する仕事です。四方八方から様々な内容の連絡がくる職種なので、ひとつひとつ整理をして対応していくのは大変だなと感じます。作品がどんどんカタチになっていくのを一番近くで見られるのはとても面白くてやりがいがあります。公開されたものを見てファンの方が喜んでくださった時は本当に嬉しいです。
中澤:案件が円滑に進行するために
なんでもやります!!実制作作業はアーティストがやりますが、間接的な準備や連絡対応などは制作の仕事です。現場のスタッフは、セクションごとに専属で作業をすることがほとんどです。それに比べてマネジメントはセクションをまたいでの業務になりますので、把握すべき情報が多岐にわたりますが、セクションにとらわれずすべての工程に携われるため、映像が徐々に出来上がっていくことを実感できるのは面白いですね。
◆仕事をする上で大切にしていること、こだわりがあれば教えてください。
中澤:アーティストがスムーズに作業できるように何が必要かを考えながら仕事をしています。自分ができることはなるべくやり、よりやりやすくなる様に、方法を工夫するようにしています。
礒脇:レスポンスは早く、要望や相談には出来る限り応える。というのを大切にしています。未経験で入社したので、知識や経験が無い分どんなことでも臨機応変に対応できるようにするというのは心がけています。
◆今後どのような事をやっていきたいですか。
礒脇:長編映画の案件をやってみたいです!
中澤:ストーリーのある作品に色々携わっていきたいと思っています。今アセットを担当している案件がシリーズなので楽しみです。とにかくたくさんのプロジェクトに関わりたいです。案件ごとに色々なやり方があるので
経験値をどんどん増やしたいです!
◆仕事をする上で「ダンデライオンのここがいい!」があれば教えてください。
中澤:なにか提案する時の「垣根」が、良い意味で低いところですね。
礒脇:案件内だけでなく、会社全体で話し合いの場が多いのはとてもいいなと思います。ひとりひとりの意見をしっかりと聞いてくれる感じがします。各工程ごとにプロフェッショナルなアーティストがたくさんいるので、最初から最後まで社内でクオリティの高い作業ができるというのも強みだと思います。
◆新しく入社する人に期待すること、「こんな人に来てほしい」など教えてください。
礒脇:コミュニケーションが大切な仕事なので、明るくて元気で、自分の考えをきちんと言葉にして伝えられる方、一緒に働くスタッフを尊重できる方に来てほしいです!
中澤:知らないことにも積極的に聞いて、動きだせる、トライする精神でしょうか。受け身にならず、貪欲に情報をつかみとっていく握力に期待したいです。
◆入社後の流れを教えてください。
中澤:先輩マネジメントについて仕事の流れや内容を少しずつ身に着けていきます。サポートするところから徐々に一人で任せるタスクを増やしていき、最終的に一つのプロジェクトを任せるという流れです。
◆チームの雰囲気やリモート環境でのコミュニケーションについてどう感じますか?
中澤:チームの雰囲気づくり等もマネジメントの仕事の一つだと思っていますので、なるべくたくさんのスタッフに声がかけられるようにしています。
礒脇:マネジメントチームはCGの経験が少ないメンバーも多いので、みんなでいろいろ助け合いながら仕事をしてとても雰囲気がいいと思います。Google Meetやバーチャルオフィスのツールを使って気軽に話をすることができるので、コミュニケーションはとりやすいです。
◆ダンデライオンではどの様な成長ができますか?
礒脇:CG工程の最初から最後までを見ることができるので1案件ごとに出来ることは増えていきます。ご本人の希望や適性があればプロデューサーにも進めます!
中澤:自分がチャレンジしたいと思えば、柔軟にトライさせてくれるので、自分の努力次第でステップアップができる環境だと思います。
◆働く環境面について教えてください。(残業やリモート環境、福利厚生など)
中澤:個人的には家が会社から遠いので、リモートワークの環境の充実で作業時間が増えたのはとてもありがたかったです。もちろん対面してのコミュニケーションも重要ですが、リモートワークにより一日の時間をより効率的に使うことができています。
礒脇:リモートワーク・会社への出社どちらも可能です。有給が取りやすい環境だと思います。女性の先輩やアーティストが沢山いるのも個人的にはとても働きやすいポイントのひとつです。
◆会社のおすすめポイントは?(どんなことでも構いません)
中澤:話しやすいスタッフさんがたくさんいて心地よいです!
礒脇:イケメン、アイドル系の案件を手がけることも多いので、そういったコンテンツに興味があってやってみたいと思う方はチャンスが多いと思います!