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勝てるエンジニア人生のためには環境が9割-40代から手に入れる新しい世界-

給与は横ばい、責任は膨大、しかし立場は停滞中ー。悩める40代下請けPMが叶えるキャリア大逆転の方法とは。

「責任は増えていますが、給与は停滞し、評価は伸び悩んでいます。」

これは多くの40代の下請けプロジェクトマネージャー(PM)が直面する厳しい現実ではないでしょうか。長年にわたる開発エンジニアとしてのキャリアを積み重ね、専門的な知識と豊富な経験を蓄積してきました。しかし、その経験は十分に評価されず、キャリアは伸び悩んでいるのではないでしょうか?

この現実は、単に職場の問題に限らず、業界全体の構造的な課題を反映しています。下請けの立場であるため、元請け企業や顧客からの要求は厳しく、しばしば限界を超えて働くことが求められます。これにより、絶えず高いストレスと戦いながらも、自身のキャリアや専門性の成長を感じにくい状況に置かれています。

一般的に、働く40代の志向性として以下が推測されます。
・将来のセカンドキャリアを見据え、自身の今後の仕事に対する悩みや不安が多い
・家庭があり、守るべきものも多く、待遇は担保したい
・老後に向けて資金も見直したいが、潤沢とは言い難い
・スキルには一定の自信があり、それらを活かして飛躍したい

※1「国民生活に関する世論調査」の概要
※2求職者の動向・意識調査2023 基本報告書

以前とは異なり、「やりたいこと」よりも「できることによる貢献」や、「定年まで働ける環境」を優先してくるタイミングだと考えられます。
ひたすらにやりたいことを追い求めた20代、30代。40代となった今、培ってきたスキルを発揮できるチャンスを待ち構えている-。下請けPMの方々にも、こうした心境の変化が現れる時期かもしれません。

しかし、そのチャンスが訪れる兆しはあるでしょうか?
「元請け先や顧客からのプレッシャーが強く、裁量はないが責任が大きすぎる」
「30代後半から給与はほぼ横ばい、今後上がる見通しもない」
「自身のスキルを活かして働きたいが、活かせられる環境ではない」
こうした期待と現実のギャップが生じているかと思います。

元請け企業や顧客からのプレッシャーは絶えず、裁量は限られ、給与は横ばいのままです。これにより、モチベーションは低下し、キャリアの停滞を感じることが一般的になっています。
自身のスキルの問題ではなく、下請け企業という環境が起因しているのです。

このような状況では、自身のスキルや経験を十分に活かせる機会が限られ、それがキャリアの成長にも影響を及ぼしています。

40代でもキャリアの分岐点は訪れます。とはいえ、年齢的にも守るものが多く、失敗もできないと感じるのも無理はありません。つまり、確実に”勝てる”選択肢が必要となります。ここで何を選択するかによって、”キャリアの大逆転”が叶う可能性に大きな差が生まれるでしょう。その選択肢の一つが、品質保証(QA*1)の分野への転職です。

*1「Quality Assurance」の略で、「品質保証」を意味し、仕様通りに動くことの確認のみならず、ニーズに沿った満足度・安全性の高いシステムやサービスを生み出す活動

ブルーオーシャン市場で拓くキャリア

“失敗しない勝てるキャリア”を築いていくには、自身の経験とスキルで戦える土俵が必要です。
しかし、開発エンジニア市場は既にレッドオーシャン。プライムベンダー*2で経験を積んできたPM達と肩を並べるには時間も労力も大いに必要でしょう。

ソフトウェア市場の規模は約16兆円に対して、そのうちの1/3である約5.5兆円を占める市場があります。それが「ソフトウェアテスト市場」です。これだけ大きな市場にも関わらず、第三者検証機関にアウトソースされている割合は約1%と言われています。また、日本国内に数える程しか存在していないのも事実で、まさにブルーオーシャン*3であり、”キャリアの大逆転”が叶う可能性も高まるでしょう。

*2顧客の要望に対し、コンサルティングからシステムやサービス開発を直接行うSIer
*3競争のない未開拓市場

※4ソフトウェア開発データ白書2018-2019

しかし、「テスト」と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?
・ 下請けの若手エンジニアが片手間で行う作業
-・リリース間際に最低限の内容で実施する作業
など、ややネガティブな印象を持たれる方も少なくないかもしれません。これらの印象がついてしまった原因は、「テストも開発エンジニアの業務の一環」として下請けエンジニア達に皺寄せがいってしまっていたことだと考えられます。

同じようで異なる「テスト」と「QA」

現実的に考えると、作る専門の開発エンジニアにとって、開発とテストを同じ熱量で並行することは、あまりにも過酷なパラレルタスクだと思います。世間のニーズに応えるために必要なのは、プロの存在による「テスト」以前に品質を担保するノウハウであり、まさに「QA」という視点なのです。

同じ「品質を守る」という位置づけの両者ですが、以下のような違いがあると考えます。
・ テスト:バグを見つけて品質保証する
・ QA:バグを未然に防止して品質保証する

つまり、開発初期の段階、つまり要件定義段階から、QAという俯瞰的視点を持ち合わせていれば、開発プロセスの改善にも寄与し、開発スピードもクオリティも格段の差が生まれるのではないでしょうか。

QAの世界で活きる「開発ノウハウ」

一方で、以下のような「テスト」にまつわる苦い経験をお持ちの方も多いかと思います。

・開発納期優先で、十分な工数を割くことができない
・テスト不足で致命的なバグが発生し、元請け企業に責められたことがある
・バグ修正を繰り返し、客先から再発防止策を要求される
しかし、この苦い経験こそがテスト市場というブルーオーシャンで活躍できる大きな糧となるのです。

未開拓なフィールドでスキルを活かして勝つ―。これまでの経験を武器に、下請けPMが一段ステップアップできるキャリアパスはQAの世界にあります。

AGESTが提唱する「次世代QAエンジニア」

ステップアップした先のキャリアとして、AGESTは「次世代QAエンジニア」を提唱しています。これは、持ち前の開発スキルに品質保障の知見を組み合わせることで、アドバンテージを得ることができるエンジニアの新しいキャリアの概念です。

2023年には日本で最大79万人ものIT人材が不足すると言われ、開発だけでなく品質保障にも通じたエンジニアは各業界で非常に求められる存在となるでしょう。

※5IT人材需給に関する調査 調査報告書

開発×QA=ハイブリッドなスキルセット

「次世代QAエンジニア」は、開発と品質保障のハイブリッドなスキルセットを有し、開発プロジェクト全体を俯瞰し、ハイクオリティなプロダクトを支える存在です。

今後も新技術が次々と誕生し、それに伴いシステムのQA対応の難易度も上がっていくでしょう。開発エンジニアは開発に専念し、開発の知識にQAの知識も備わった「次世代QAエンジニア」がプロジェクト初動からリリースまでの全体を通して品質を守り抜いていくことが期待されます。

QA for Developmentの概念

AGESTは、「次世代QAエンジニア」を実現するために、「QA for Development」という新しい概念を描き始めています。
この概念は、上流工程で品質を確保し、高品質な製品とスピード感のある価値提供を両立するモデルを目指しています。AGESTはこの概念に基づき、「QA for Development」というサービスをリリースし、開発のためのQAを提供しています。

▼「QA for development」サービス一覧



製品開発における特定の工程を通常よりも前倒しして実施する「シフトレフト」の考え方を基盤とし、「開発のためのQA」を実現するこのサービスにより、品質の向上が設計・コーディングフェーズから考慮されます。これにより、従来のテストでは対応できなかった開発・ビルド工程での品質向上が可能です。

「次世代QAエンジニア」は、このサービスを拡充させ、不確実性が高い時代のモノづくりの品質課題を解決し、エンジニアが大いに成果を出せる環境に寄与する役割を果たします。


AGESTで「勝てる選択肢」を掴む

進化の激しいこの現代社会において、開発手法も変化を遂げてきており、何よりこのハイスピードな社会の変化によって慣れ親しんだコード技術が時代にそぐわなくなり、自身の知識を”捨てる(使えなくなる)”という開発エンジニアの方もいらっしゃるかと思います。

「次世代QAエンジニア」においても日々学習することは必要不可欠ですが、開発手法や現場のニーズに沿ってあらゆるノウハウを使って働きかけます。つまり、これまで習得した知識は一生モノのスキルに繋がります。こうした技術を蓄積していき、その価値が廃れることがないというのもQAというキャリアの隠れたメリットなのかもしれません。

この「勝てる選択肢」をより多くの方々に掴んでいただけるよう、AGESTではトップレベルのQA専門家のナレッジをインプットし、その内容を活かして自身の力でアウトプットすることに重きを置いており、効率的に技術研鑽ができる環境を提供しています。

AGESTの環境と役割

AGESTにはスキルアップの要となる「AGEST Academy」というソフトウェア品質領域におけるトップレベルエンジニアの輩出を目的とした教育・育成機関が備わっています。ここではアメリカ、ヨーロッパ、アジアにおけるQA界のトップたちが集結し、ソフトウェアテスト技術者の国際資格ISTQBに準拠した教育カリキュラムを展開しております。

▼次世代QAエンジニアのキャリアマップ

これまで開発エンジニアとして、開発と並行して納期に追われながら最小限のテストしか行った事のない方でも、知識習得に不安を抱く必要はございません。自身のレベルに応じて基礎研修を実施し、次世代QAエンジニアとしてのスキルを補うことができます。

私たちは世の中のサービスやシステムの品質を守るという使命を持ちつつ、その品質を守ることができる人材をより多く輩出しなければならないと考えています。エンジニア達の付加価値向上を支援し、ハイブリッドなスキルセットを持つ人材として育成することも役割の一つであると思っています。

新しいフィールドで「キャリアの大逆転」を叶える

この「QA for Development」を通して顧客の課題解決を目指すことにより、コンサルティングスキルを向上させることにも繋がります。下請けPM時代にコンプレックスになりがちなであった「顧客折衝の経験値」もアップさせ、自身の価値を飛躍的に向上できるはずです。

「開発が好き」という、開発エンジニア本来の気持ちを捨てる必要はありません。しかし、自身のスキルを最大に活かして最高の評価を得るには、その「好き」を大切にする場所を熟考するのもキャリア戦略において重要です。

「より良い技術で、より世の中に貢献できるサービスを作りたい」という気持ちはそのままに、キャリアを見据える視点を変えると、好きなものとの関わり方も自身の特性を活かして変化させることができます。QAという新しいフィールドで自身の可能性をもっと高められるということが、1人でも多くの下請け企業で悩みを抱えながら働くエンジニアに届くように―。

少しでも自身の視野が広がったように感じた方は、是非一度お会いしてみませんか?

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