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【The FIRST Step】経験0で飛び込んだ新米QAエンジニア。パソコン操作さえ自信がなかった彼女が成長できた環境と、追いかけていきたい将来像とは?

未経験から当社に入社したポテンシャル人材の活躍、彼ら彼女らの夢や目標にスポットを当てた「The FIRST Step」。エンジニアとしてこれからますます活躍していくAGEST社員のインタビューシリーズです。
シリーズ2人目はAGEST名古屋ベースで働くTさん。製造業、販売・接客業、そして海外への留学経験など、様々な経験を通して見えてきた「キャリアビジョン」とは?彼女に映った「QA業界の魅力」とは?研修を終えて、プロジェクトに参画したばかりの彼女に過去から現在に至るまでの心境を聞いてみました。

時代の変化を目の当たりにし、考え抜いた「自分が本当にやりたいこと」

―Tさんのご経歴を教えてください

AGESTへの入社に至るまで、計3社と留学を経験しました。高校卒業後、地元が工業が盛んな地域だという理由から選択肢の多かった製造業を営む会社に就職しました。しかし、想像していた仕事現場とはかけ離れており、教育制度も存在していない環境で、入社間もなく自身の将来像が見えなくなってしまいました。悩みに悩んで、約4か月ほどで退職を決断しました。そこから同じ製造業の企業に転職し、教育・研修制度も整った環境で約2年半勤めました。仕事にも慣れて問題なく働いていましたが、昔から抱いていた海外への興味が再燃しました。当時はコロナ流行の真っ只中で「今は無理かな…」というフェーズを何度も繰り返していたところ、海外渡航規制が緩和するというタイミングで語学留学することを決心しました。カナダで半年間の学生生活を経て、帰国後は留学中に磨いたコミュニケーション能力を活かしたいと思い、寝具メーカーにて販売・接客を担当していました。

―転職しようと思ったキッカケはどのようなことでしたか?

語学が活かせるのは接客業だと思って始めた仕事でしたが、当時はアルバイトとして働いていました。私にとって正社員登用は1つの目標だったのですが、会社の方針的にもアルバイトから正社員登用は険しい道のりであることを感じて、「何に向かって頑張ればいいのだろう」と漠然とした不安を抱えるようになりました。私は高校を卒業して就職しましたが、気づけば大学進学した同級生が就職する時期に差し掛かってきており、友人から進路の話を聞くたびに「このままでいいのかな…」と不安は大きくなっていきました。無意識に周りと比較して焦燥感を抱いてしまう自分自身に対するフラストレーションを感じる日々が続いていました。加えてコロナ渦で先行き不透明な世の中への息苦しさもあり、もう一度視野を広げて自信を取り戻そうと考えて行動に移そうと考えた結果、転職活動を開始しました。

―どういう軸で転職活動をしていましたか?

重要視していたポイントは大きく2点です。1点目は、コロナで打撃を受けた企業も少なくなく、どうにもできない世の中の変化に直面したときに影響を受けづらい業界であること。今もこれからも必要不可欠かつ苦しい時代にも業績を保っていた企業はIT業界だった印象があり、IT業界に狙いを定めて企業情報を収集をしていました。
2点目は専門性が身につけられるということ。これまで様々なことを経験してきましたが、そろそろ自信を持って「自分の武器」だと言える専門性を1つ身につけてみたいという気持ちが大きかったです。

「完全未経験」から飛び込もうと決意したQA業界

―数あるITエンジニア職の中で、QAエンジニアに魅力を感じた理由を教えてください

「将来性」と「専門性」が印象に残るキーワードでした。正直なところ、転職活動を始めるまではQAという単語さえも知りませんでしたが、色々と調べていく中でお客様の製品・サービスを世に送り出す役割というイメージを持つようになり、業務内容は違えど製造業で行っていた検品作業との親和性を感じました。これからますます必要になる仕事であるという「将来性」を感じると同時に、自身が求めていた「専門性」が身に付くということから転職活動軸にもマッチし、QAエンジニアに惹かれていきました。

ーその中でも、AGESTへの入社を決めた理由を教えてください

一番大きな理由は、未経験な私でも成長できる環境であるということです。色々なIT企業やQA企業の情報を見てきましたが、多少の知識や経験を求められるということに気づきました。その事実を目の当たりにして「やっぱり自分が目指すべき土俵じゃないのかな‥」と自信喪失していたところ、AGESTの求人を見つけました。AGESTは未経験者が一人前のQAエンジニアとして成長できる環境・制度が整っていることから「完全未経験」を受け入れてくれる数少ない企業の1つでした。加えて、面接時からラフな雰囲気で接してくださり、社員の人柄に安心感と風通しのよさを感じたことが入社への決断を後押ししてくれました。

―全くの未経験からのスタートに多少の不安はありませんでしたか?

正直なところ、当時の私はまともにパソコンに触れたことがなく、記憶をたどると高校時代の授業で少しキーボードに触れた程度でした。ITリテラシーの乏しさから「迷惑をかけてしまうのではないか…」という自分自身に対する不安はありました。タイピングもままならず入社当初は苦戦しましたが、周囲のサポートもあって現在は何とか慣れてきたと思っています(笑)。そういった点も「完全未経験」を受け入れている企業ならではであり、社員の皆さんも未経験者の習熟度を理解して接することに慣れていらっしゃるのはありがたいなと感じました。

インプットとアウトプットを繰り返し、スキルアップを実感した研修期間

―入社、研修、そして現在の業務を行なうに至るまで、周囲とはどのようなコミュニケーションをとっていますか?

入社当初から一貫して「色んな優しさ」を常に感じています。わからないことを質問をすると理論立てて丁寧に説明してくれたり、質問があればすぐにコミュニケーションが取れるように私の座席位置を工夫してくれたり、心遣いには今でも感謝しています。1人で黙々と作業することも多いですが、未経験入社でわからないことが多い私にとって、質問しやすい雰囲気には非常に助けられました。何よりそういった先輩や上長との距離が近く、ラフで接しやすい人間関係が私自身の緊張も和らげてくれたとも思います。

―研修中はどのようなことを行っていましたか?

座学もしつつ、基本的には手を動かす演習が多かったです。インプットした知識をすぐに演習でアウトプットできるので、体で覚える方が得意な私にとっては学びやすいスタイルでした。研修内容は動画にもまとまっているので、あとから見返すことも可能です。研修中は自学時間も設けられており、「AGEST Academy」*を受講することが推奨されていました。何をどう勉強していいかわからない状態だった私にとって、まるで学校の授業のように研修カリキュラムが整っているので、講師の方々に導かれるように知識が備わっていく感覚がありました。研修専用のスライド資料が各自に配布され、自身の教科書としてフル活用できるのも非常に便利でした。わからない単語は調べて、次回の演習で実践してみて、それでもわからなければ講師の方々に質問する、というのを繰り返していました。私が4月入社だったこともあり、4月1日に入社していた新卒社員と一緒に研修を受けることもありました。学生時代に既に学んでいる方も多く、グループワークでは良い刺激を受けた反面、自身の知識の少なさを痛感して「自分ももっと頑張らなきゃ」とモチベーション向上にも繋がる機会でした。

―現在はどのような業務を行っていますか?

6月上旬からお客様のプロジェクトに参画させていただき、テスト設計を経て現在はテスト実施を行っています。研修とは違った緊張感もありますが、実際に現場に出ることで気づいたこともあります。テスト設計はこれまで学んだ知識を活かして考え形にすることができるので、比較的時間をかけて答え合わせができます。一方でテスト実施は「ここでしっかり不具合を潰さなきゃ!」というプレッシャーがあったり、「これはバグかな?」と思っても実はバグではなくて混乱したり、いずれにしても経験が豊富であれば焦りも疑問も自分で解消できるんだろうなと感じています。未経験の私が入社2か月で実務にあたっていることに自分自身が一番驚くと同時に嬉しく思っていますが、現状に満足せず、もっと技術も経験も蓄えていきたいです。

―様々な経験をされてらっしゃいますが、現在の仕事に活かされている点はありますか?

未経験入社で不安もあるなか、留学経験で得た度胸を盾に新しい世界に飛び込んだこと、そして入社後もコミュニケーション能力を活かして様々な方と接していること、これらは自身の経験とスキルを活かせた部分かなと自負しております。技術に自信がなくても、「自分は今何に困っていて、どんな助けがほしいか」を伝えられるのは知識の吸収にも少なからず影響があるのではないかと思います。これからも臆することなく、たくさんの方と関わっていきたいと思います。

過去の自分に伝えたい「今のキャリアビジョン」

―AGESTで働き始めて、自身の考えに何か変化はありましたか?

これまでの経歴を振り返ると、1社目の退職理由は教育制度への不満でした。何かを教えてもらった記憶はなく、「これから自分の後輩が入ってきたところで、教えてあげられることが何もないな」と不安に感じたことは今でも覚えています。現在はそういった不安は一切なく、「学べる環境・機会の有無で、こんなにも成長に差が出るんだ」と身をもって感じています。人間関係においても学ぶことが多く、知識や経験の少ない社員に目線を合わせてコミュニケーションをとってくださる心遣いに何度も助けられました。皆さんが私に与えてくれた、その優しさの1つ1つを吸収し、自分が先輩になったときに返していこうと考えられるようになりました。

―今後どのようなエンジニアを目指していきたいですか?

日々近くで上司の仕事を見ていて、「お客様の課題を解決するために」というクライアントファーストな視点をもってプロジェクトに臨んでいる姿に憧れています。私自身もQM*1やQC*2というポジションに就き、プロジェクトの上流からアサインされるエンジニアに成長したいです。そのために、まずは現在勉強中のJSTQBの資格を無事取得し、QAエンジニアとして自分自身にもっと箔を付けたいです。いずれは私がエンジニアを育成できる立場になれるよう努力していきたいと思っています。

*1QM…「Quality Manager(クオリティマネージャー)」という職種を指す。クライアントの品質課題・ニーズをふまえた品質保証プロジェクト(テストソリューションの提供)の統括およびQAエンジニアチームの組織マネジメントを行う

*2QC…「Quality Assurance Consultant(QAコンサルタント)」という職種を指す。クライアントの課題やニーズを踏まえ、最終工程での手動の機能テストのみならず、開発プロセス全体を通じた品質、アジリティ向上、コスト低減に資する幅広いソリューションの提案を行う

―最後に、AGESTに興味をお持ちの方にメッセージをお願いします!

パソコンに触れることさえ自信がなかった完全未経験の私が、今では「QAエンジニア」を名乗ってお客様の製品・サービスを世に送り出すことを支えています。「何かを」「誰かを」支えているという自身の役割の重要さを日々感じながらお仕事ができているのは、自信がなくても受け入れてくれる環境に出会えたからだと思います。迷っている方には一歩踏み出し、AGESTで挑戦したいと思っていただけると嬉しいです。


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