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フリーランスから正社員に。子育て1年目に入社を決意した理由

はじめまして。
Morning Labo に入社した中野笑里です。

妊娠を機に会社員を辞め、フリーランスのライター・ディレクターをしていましたが2022年11月にMorning Laboに入社しました。

ちなみに先週、今年4月から申し込んでいた認可保育園に全落ちし、娘は待機児童となりました(涙)

そんな崖っぷちママ社員ですが、今回は私の入社エントリとして、
・フリーランスから会社員になった理由 を中心に、
・これからの展望(本当にどうする) まで
を書いていきたいと思います。

・子育てをしながらこれからのキャリアに悩んでいる方
・フリーランスで母になると何が起こるか知りたい方
・フリーランスと会社員でどう働き方が変わるか知りたい方
そんな方たちの一助になりましたら幸いです。

「女性の働き方」に向き合いたい!

私は大学生の頃から「女性の働き方」に興味を持っていました。
というのも、学生時代に食育をテーマにフィールドワークを行い、アルバイトでベビーシッターをしながら家庭での子供をとりまく食環境を見せていただく中で、子供の食と母親の働き方は密接に関わっていると感じたからです。

卒論のテーマは食育だったものの、徐々に私の興味は(母としての、母になるかもしれない)女性の働き方へと移っていきました。
働き方にはもちろん正解がなく、個人のキャリアやスキル、また家庭が置かれる環境によりベストも理想も変わります。

私自身、決して裕福とは言えないシングルマザー家庭で育っており、幸せでしたが、専業主婦家庭に強い憧れがありました。
しかし、大学でさまざまなことを学ぶ中で、将来入社するかもしれない会社も、ひいては日本経済も「絶対安定」はないということを知りました。
結婚しても、配偶者が一生働き続ける保証もありません。
子供が生まれても、私が一馬力で家族を支えられるように。
万が一を考えたときのためにも、自分のキャリアは手放したくないと思いました。

そこで、大学3年生時に、もしもこれから就職する会社が倒産しても、また一度キャリアを離れた後も仕事を取れるよう「手に職をつけよう」と考え、業務委託でライターを始めました。

ライターを選んだ理由は「PCひとつで働ける(働けそうな)職種なら、結婚後に夫が転勤になっても、子供が生まれても、家庭との両立ができるのでは」と考え、その条件と私のWANTが重なったからです。

つわりで成り行きフリーランスに

会社に就職した後も、業務委託の仕事から離れたことはありませんでした。
Morning Laboに入社する前に2社で正社員として働いていましたが、どちらも副業を許可してもらい、パラレルキャリアで生きるスタイルを応援してもらっていました。(ありがとうございます……!)

前職在籍時に結婚し、やがて妊娠。
結婚後も特に働き方は変えていませんでしたが、レベルアップ転職を検討し退職手続きを進めようとしていたところでした。
そこへきて、予期しないレベルのつわりが……。

到底これまで通り働けないと思い、そのまま退職・転職活動は全てストップし、成り行きでフリーランスの仕事のみが手元に残りました。
(フリーランスの仕事がなかったらいきなり無職だったので、ここまで続けていて本当によかったと実感しました)

結局つわりは重度妊娠悪阻へと悪化し、1ヶ月入院することになってしまいました。
人生の地獄だったので、この期間はさすがにほとんど仕事はできませんでしたが……。

産休・育休ゼロ!産後1ヶ月で復帰!

その後、無事に長女を出産しました。
振り返ってみれば、なんでも不安になる妊娠期間、それもコロナ禍にほぼフルリモートで自分のペースで働けるフリーランスはとても相性がよかったな、と感じます。

ちなみに妊娠中は、WEBメディアの新規立ち上げのコンサル(週に1回、1時間オンラインmtgに参加)やメディアの編集業務(フルリモート・勤務できるときに勤務OKで時給スタイル)、体調の良いときのみオンラインまたは対面取材+雑誌の記事執筆、というような仕事をしていました。(理解のあるクライアント様に恵まれていたと思います。本当にありがとうございました。)

気楽に見えて、実際働きやすいフリーランスですが、問題は産休と育休という社会保障がゼロなこと!
「産後、1ヶ月は床上げ期間だからなるべく休んだほうがいい」というのを聞いたことがある方は多いかと思いますが、本当に、産後は交通事故に遭ったレベルの身体ダメージレベルで、ボロボロになります。
さらにその身体で、四六時中赤ちゃんのお世話が始まります。

1ヶ月というのは、何も健康上問題のないとても元気な女性が、日常生活に復帰できるまでの期間です。私もさすがにこの期間は、里帰り先にもPCを持って行っていましたがほとんど仕事はできず、睡眠も細切れで疲れ果てていた思い出です。

しかし、休むのも働くのも自由だけど、当然休んでいればお金は何も発生しないのがフリーランス
そして長く休んでいると、いざ復帰したときになかなか仕事が見つからない、という状況も安易に想像できてしまいます。

貯金を切り崩して生活する(つわり中に仕事ができず、さらに入院費も結構かかったのも痛手でした…)のも、仕事が見つからないのも困る、と思った私は産んでちょうど1ヶ月経った頃に、まずは週1日〜仕事を再開しました。

寝ている間に仕事、が困難になった生後半年

週1日から再開した仕事も、慣れてくると増えていき、娘が生後半年を迎える頃には週2日在宅で働くスタイルが定着してきました。
幸い、娘はとても元気でよく寝る子だったので、寝ている間に仕事をしていました。

このときまでは「娘はこのまま幼稚園入園まで、私もフリーランスで仕事をしながら自宅保育していよう」と考えていました。
ただ、仕事をしていると「もっと仕事をしたい」という欲も出てきて、さらにあまりにも愛おしい娘を育てていると、娘のためにしてあげたいこともたくさん出てきました。
習い事や旅行も経験させてあげたいけれどそのためにはお金が必要だし、娘の将来のためにも働く母の姿を見せたい。

やはり仕事を増やそう、と思い仕事に充てる時間を増やすと、同時に娘も成長してきて部屋中移動するようになり、目が離せなくなってしまいました。
仕事をしないといけない焦りと娘を四六時中見張ってないといけないプレッシャーはかなり重く、一時保育に預け始めたのでした。

この頃から、自宅保育で娘を見ながら思い描くキャリアを築くのは厳しいのではないか、思い始めます。
娘も保育園で可愛がってもらう様子を見て、本格的に保育園に預けて仕事をすることを考え始めました。

Morning Laboとの出会い

娘も1歳を過ぎ、一時保育から別の保育園に預けることを決めたときに、Morning Laboの代表・中村から業務委託での仕事の依頼がありました。
中村とはもともと知り合いで、一時起業も考えた私にとっては憧れの存在だったのでとても嬉しかったのを覚えています。

「ちょうど今月から娘を別の保育園に預けることになったので、少し時間できます!やりたいです!」というような返事をしたところ、それなら正社員ではどうか、という話が急浮上したのです。

最初は、正直無理だと思いました。
いくらこれまでより時間ができると言っても、娘との時間が何よりも大切
フルタイムで働くつもりは全くなく、娘も私が仕事に集中する週3日だけ、安定的に預けたいと思っていたからです。
夫もこの時期特に仕事が忙しく、育児はあまり頼れる状況ではありませんでした。

正直に今の状況と自分の気持ちを伝えたところ「それならばより一緒にやる意味がある」と中村。
私のように、子供を一番に考えた上で働きたい女性が、思う存分輝きながら働く会社を、社会をつくりたい、と中村も考えていたのです。

面談を進めて会話をする中で、最終的に
・フルタイムではなく60%の勤務で正社員契約をする(週3〜4日の時短社員設定)
・働いてみて60%が適正なのかというジャッジや、もっと働きたい場合はパーセンテージを上げる議論や会話を継続的かつ柔軟に行う
・スーパーフレックスなので、子供の送迎時〜寝かしつけまでは中断OKなど好きな時間に働ける
・基本的にリモートワーク、コミュニケーションのために週1出社
というような提示をしてくれました。

これなら私でも、今の状況でも正社員という働き方にチャレンジできるのでは、と思いました。
何より、面談中に中村が「子供たちが大きくなったら、小学校低学年は帰りも早いから、子供たちも下校後一緒にオフィスに来て子供は子供同士遊びながら、私たちは仕事できたらいいよね」と言ってくれたこと。
その情景がありありと浮かんできたことが、入社を覚悟する決め手となりました。

正解は、これから私がつくる。

フリーランスで、一人で働くということは、仕事と育児がトレードオフになることがよくありました
その場に私がいないといけず、または私だけしか担当者がいない状況で、どうしても子供のケアをしなければいけない場合、どちらかを諦めなければいけないことがほとんどだからです。

正社員で働くということは、フリーランスよりも時間的・場所的制約が多く、たくさんの時間を割くことになります。
でも、イレギュラーが発生しやすい子育て生活の中では、正社員の働き方は社会保障があることに加え、助け合える・人生を応援して協力しあえる仲間が近くにいることが大きなメリットではないかと思います。

まだ何が正解かは、全然わかりません。
今でも、娘と向き合う時間が少なくなってしまったり、余裕がなくて思うように遊べなかったりするときに「これでよかったのかな?」と悩むことは多々あります。
それでも、何より大切な娘のために胸を張れる自分でいたいし、正解かどうかは私の行動にかかっています。

「女性の働き方に向き合う」上でも、子育ての最中に正社員で働くことはなくてはならない経験だと思っています。
Morning Laboで働きながら、Morning Laboとして働く・働きたい女性のために何かを提供できたらいいなと思います。

最後に

11月の入社以来、SNS運用の編集長業務を引き継ぎ、担当しています。
実はSNS運用に関しては初心者で、さらに産前の正社員の感覚とは違い過ぎて打ちのめされる日々ですが……業務はとても楽しく、日々学ぶことだらけです!
基本的にスキル重視・成果主義のフリーランス時代からすると、勉強させてもらえる環境にもとても感謝しています。

家庭と仕事の両立も、夫に頼りながらなんとかしている状況で、さらに冒頭で書いた認可保育園全落ちという悲劇も重なり……でも、これが働く母親のリアルではないかと思うのです。

今回は入社エントリということで、これまでの働き方から入社するまでにフォーカスをしましたが、これからは
・働いてみて実際に助かった文化や制度
・勤務日の時間割から見る子育てとの両立
なども記事にしていけたらと思います。

これを読んでくださった皆様も、もし「知りたい!」ということがあればぜひコメントしてくださったら幸いです。
これからの記事にもぜひご期待ください♪

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