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社員ブログ#4:人の成長に本気で寄り添う

至善館職員の入職したきっかけや仕事のやりがいについてインタビュー記事を掲載しています。

入職して5年目となる久保さんは至善館の設立母体であるNPO法人ISLのプログラムスタッフの経験を経て、現在は至善館で教務を担当されています。どんなきっかけて応募され、どんなやりがいを感じているのか少しでも感じていただけたら嬉しいです。


自己紹介と入社のきっかけ

至善館で、主に2年次の「教務」を担当している、久保暢宏(くぼ のぶひろ)です。 私は、2017年4月に至善館の母体組織であるNPO法人ISLに転職しました。入社して4年目になり、2年前から至善館の教務を担当しています。私たちの職場は某大人気海賊漫画の船のように様々な経歴・キャラクターのスタッフが働いています。ちょっと長い話になりますが、職場のユニークさをお伝えするために私の経歴もご紹介します。私の最初の社会人経験は、大学の理工学部で博士課程を修了した後の総合電機メーカーの研究所の研究員として始まりました。社会人3年目、当時の憧れであった宇宙飛行士の試験に不合格となり、残りの人生を考えた時に、より興味関心が強かった教育分野に大きく舵を切りました。 その一歩目は、国立の科学館でのコミュニケーターの仕事でした。そこでの経験から子どもに科学教育の面白さを伝えることを一生のテーマにすることに決め、コミニュケーターの契約期間社員終了後は広島県の伝統のある私立小学校で教諭をしていました。しかし、家庭の事情から関東に戻らなければならず、求人広告を見ていた時に出会ったのが至善館の設立母体であるISLでした。ISLの理念、プログラム構成に大変興味を惹かれたのをよく覚えています。子どもの科学教育を追求する中で、いつかは自ら独立起業することも考えていたこともあり、ゼロから立ち上がった教育機関で働きたいと思い、応募したところ、ご縁があり、今につながっています。

教務の仕事とは?


一文にまとめて言うと、「教員と学生の間に入り、学生の学びを最大化するために考えられる全てを試みること」が仕事になります。 カリキュラムや年間スケジュールの作成に始まり、各教科、科目の教員との打ち合わせ、資料の準備、授業当日の補佐まで多岐にわたります。至善館は、社会人を対象とした平日夜間・週末を中心とした業務平行型の2年間のプログラムですが、私が担当する2年次からは、必修授業以外の選択授業が増え、個人演習(少人数のゼミに分かれて、卒業後にリーダーとして取り組みたい事業構想をまとめる)も始まるので、その支援も担当領域になります。 至善館以外の大学で教務として勤務した経験がないので確証はないのですが、至善館での教務の役割は他大学と比較すると、かなりユニークだと思います。至善館はカリキュラムの繋がりを強く意識しています。現至善館学長兼理事長である野田智義がディレクター役となり、各教員と議論を重ねます。もちろん、教務である職員の私もそのミーティングに参加しています。しかも、ただ傍聴、書記などをしているのではなく、現状の課題を自分なりに考えた上で提案も行うなど、議論に参加しています。至善館の教員は各分野のエキスパートであり、多忙を極めていますので、議論は短い時間での真剣勝負です。しかも、常に授業の改善を行っているので、前年度の授業をそのまま実施することは決してありません。むしろ、大きく変わる授業の方が多いくらいです。ミーティングに参加するのは緊張感がありますが、そのような議論に加われ、学長や教員の考えに直接触れることができることは、この仕事の醍醐味の一つです。

どんな思いで仕事をしているのか?

教務の仕事は完全に黒衣です。授業における主役は教員と学生であり、授業中に我々教務のスタッフが表立って発言することは一切ありません。一方で、我々の努力が学生の学びの質に明らかに影響します。今でも、授業後には「準備の時に○○しておけば」「授業中に○○できていたら」と反省することばかりです。至善館はこの世界をもっと良くしたい、そのための人材を育てたいと本気で考え、行動している組織なので、理想と現在地のギャップに悩むこともあります。しかし、この仕事が続けていられるのは、教員、他のスタッフをはじめ、学外にもその理想を一緒に目指す仲間が大勢いること、学生の皆さんの成長を実感できる場に立ち会え、理想に向けて一歩ずつでも向かうことができていると確信しているからかもしれません。

どんな人に応募してほしいか?


入社時の私自身を振り返ると、ビジネスの経験は全くありませんでしたが、人の成長に寄り添いたいという本気さとそのために自身も成長しなければならないという課題意識は強く持っていたと思います。自分がそうだったからという理由ではなく、私はそのような思いを持った人と一緒に働きたいと思いますし、職場を見回した時にそういうスタッフが多いと感じます。そんな気持ちのある人からの応募をお待ちしています。

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