1
/
5

ニーズを先読みし、新業態を開拓!歩み続ける会社(社長メッセージ)

株式会社ナコム 代表取締役 西村直晃と申します。父が創業して50年を超えました。当初、モノづくりの会社としてスタートしました。手動式自動販売機の製造販売を手掛け、その後冷凍食品の卸売販売、業務用の食品の卸と、時代のニーズに合わせた業容変更を行いながら歩んで参りました。2015年に代表取締役に就任した当初は従業員は15名ほどでしたが、会社のチカラを徐々に付けていき、現在ではパート含め40人程の会社に成長しました。新しいマーケットを開拓するべく、2021年に高齢者向けの食のサービスを立ち上げました。

 そして2024年に自社の食品製造の工場としてセントラルキッチンの設備を投資し、独自の介護食を開発し、2024年3月より販売を開始しました。

【ティッシュの自動販売機から発展した】

父は板金職人で、下請けをしていた時代に非常に苦労したと聞いています。コスト、納期、品質に非常に厳しく休む間もないまま仕事を続けていまして、このままでは、自分たちが精神的にも肉体的にもつぶれてしまうとう危機感から、自社の商品を創ろうと挑んだものが、手動式自動販売機でした。

 1970年代に欧州に渡り、真似て自分たちで設計して、世に出しました。父は人に言われてやるのが好きじゃなかったので、常に自分で考えてものづくりをしていました。当時、売上に貢献した商品が”ティッシュの自動販売機”でした。


手動式自動班履きは、ティッシュだけでなく、ライターや旅館などに設置するカミソリ用もありました。また、機械の製造だけでなく、中身の商材も売っていましたので、今でいう、マーケティングの4Pに当たりますね。PRODUCT PRICE Place PROMOTION

【レジャーホテル業界との接点】

その後、レジャーホテルとの縁ができ、避妊具の自動販売機を作り、売り始めました。徐々に関西圏のレジャーホテルに導入が進んでいった、ある時に、お客様から ”食に困っている”という話を聞きました。

1980年代の当時は、コンビニやテイクアウトなどの店がほとんどなく、カップルユースのホテルでは食の提供がほとんどやっていないことが分かりました。カップラーメンくらいしか部屋で食べることができていなかったそうです。そこで、ビジネスチャンスととらえ父は食を売ろうと考えました。

その要望に応え続けた結果、レジャーホテルの食のプロデュースへと大きく業容変更をしていきました。

【食のプロデュースでレジャーホテルの発展を支えている】

2000年ごろから冷凍食品の卸が主流になってきまして、2004年に手動式自動販売機の製造を止めて業務用食品卸に業務転換を行いました。レジャーホテルは食に詳しい方がいなかったので、料理の撮影やメニューブックの制作の依頼が増えました。

そして現在では、料理レシピも適宜提供しておりまして、料理の企画からメニューブック、食材卸とワンストップサービスとして長年、提供させていただいており、大変、好評を得ております。


そして、長年要望に対応していく中で、進化していきました。3分で完成する調理レシピ、小ロットに対応する食品卸、小さな厨房で始めることが出来る現場の調理、オリジナルメニューブックや撮影、厨房機器の見直しや定期的な料理アドバイスなどです。


【ほっこDELIブランドで介護業界へ】

もっと社会貢献をして、もっと社員が活き活きとやりがいをもって働いてほしい!という思いから、高齢者向けの施設の勉強会に参加したことがきっかけでした。社会課題を解決できる仕事ができると感じて、「ほっこDELI」というブランドを立ち上げました。数名のスタッフを異動させたり、新しいスタッフを採用したり、そして、製造ができる環境を整えまして、今、ゼロイチにチャレンジしています。



【これまでの常識を破る介護食の販売へ】

介護食業界は、競合他社が多く、独自商品のアイデアが非常に大切です。誰のどんなお困りごとをどのように解決するのか、それは市場として成り立つか。という問いを立てまくらないと見えてきません。それが介護業界に長年勤めてこられた、管理栄養士さんの先生との出会いから始まりました。岩本恵美先生は介護食の現状を解決したいとの思いで長年、現場調理の常識を覆す調理をされていました。まさに”これだ!”という共感したんですね。

 同じテーブルで嚥下に困難な方とそうでない方が全く別のものを食べる毎日。嚥下食は見た目にも、食感にも良くない・・・

 そこで、開発を自分たちで行った結果、生まれた商品が

”最幸のやわらぎ” という商品ブランドです。

噛まなくても下でつぶせて、見た目にも味にも栄養も考慮した嚥下困難者向けの冷凍食品です。

それを自分たちの手で生み出すことができました。岩本先生にも大変協力いただきました。


2024年3月の発売から、様々な介護現場で提案を行って参りました。少しづつですが、この商品の認知の広がりを感じます。そしてここをスタートとして、答えのないお客様の先をいくお困りごとを探し、解決する会社になっていきたいと思います。






株式会社ナコムからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社ナコムでは一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

西村 重紀さんにいいねを伝えよう
西村 重紀さんや会社があなたに興味を持つかも