国内倉庫の移転に伴い、1週間の国内発送休止を経て、2023年3月13日に新しい委託倉庫からの発送を再開しました。委託先であるナライ産業様の保冷庫は、倉庫自体が8℃に保たれている中にマイナス5℃の部屋を設置していただいており、日本酒にとっては最高の管理ができる環境です。11月27日の火災による自社保冷庫の焼失から3か月半、多くの方のご協力のおかげで年度内に再開ができたことを、心から感謝申し上げます。
そして、何よりも、復興・進化に向けてここまで一緒に働いてくれるスタッフの皆さんに、何度言っても足りないくらいの「ありがとう」を贈りたいです。私自身は実家も全焼する中、火災直後にはYouTubeショートで現状を伝えるとともに復活・進化への決意を投稿しましたが、正直なところスタッフの皆さんは本当にどうなるんだろうと心配だったかと思います。それでも、ぶれることのない理念、ビジョン、方針、計画を共有し合う仲間としてこれまでやってきたこと、そしてこれからの方向性を一緒に見つめ直して、いい機会だと捉えて必死に動けたことで、新しいステージに立つことができています。
輸出事業部の赤木は、火災の1か月前には入社が内定しており、入社日が12月中旬でした。「火災のニュースを見たときに、何と連絡したらいいか分からなった」と入社後に語っていました。しかし、私たちは、とにかく急を要する復興作業(焼け残ったお酒を救い出すこと、火災現場を片づけること、これからの道筋をつけること)のあとに、赤木に伝えました。「こんな状況だが、これからのビジョンを成し遂げるためにぜひとも力を貸してほしい」。採用を取りやめたり延期したりするという選択肢はありませんでした。
入社直後には、すでに走っていたクラウドファンディングのプロジェクトを経験し、社員全員でリターンのお酒を梱包・発送したことも大きな絆となったと思っています。
こうして年度末を迎えることができ、毎年3月末に開催している経営指針発表会を2022年度も行うことができました。企業理念と経営理念、方針や10年ビジョンの共有、具体的な施策や戦略を一緒になって練り上げ、事業部ごとの計画や予算などを確認しました。
そのあとは、移動して弊社のお取引先飲食店様でのYouTubeのライブ配信と懇親会。本当に楽しかったですね。
スタッフが一丸となってこれからもビジョンに向かって進んでいきます!