東西の有名酒販店で修行を重ねた二人で2013年に立ち上げた、「店舗のない日本酒専門店」です。
私たちは大学時代の同級生。飲み仲間でちょっぴりライバル意識も。大学4年の時にはお互いを高めようとそれぞれ別の国に留学しました。
しかしそこで待っていたのは、「日本人として恥ずかしい」自分たちの姿。気付かせてくれたのは、アジアや中東から国費で来ていた留学生たちでした。彼らは将来自分たちの国のために働くという強い意志を持っていました。そして皆共通して日本が好きで、文化的なことから政治的なことまでどんどん質問してくるのです。
しかし、それに答えられない私たち。
日本人なのに日本のことを知らない自分がそこにはいました。
『日本の文化をしっかり学び、それを世界に発信したい―。』
そんな想いが沸き起こりました。
そして数ある日本文化の中から私たちが選んだのは、やはり大好きな「日本酒」でした。日本には日本人ですら知らない素晴らしい日本酒がたくさんある。これを世界に広めることで、日本人にもその良さを再認識してもらえるのではないか。それがひいては、日本人であることに誇りを持って生きる価値感にもつながっていく。
それこそが私たちが留学時に抱いた願いであり、原点でした。社名に「さくら」を選んだのも、日本人のアイデンティティを掻き立ててくれる、日本人が愛して止まない花だから。
『日本酒を通して世界中の人たちに笑顔を届けたい。』
そのために全国の酒蔵を訪ね、有名無名に関わらず造り手の顔が見えるこだわりの日本酒だけを扱うことに決めました。
ただお酒を売るのではなく、その背景にあるストーリーを届けること。蔵元の想い、お料理とのマリアージュ、器やシーン、歴史や文化に至るまでトータルでコーディネートすること。
それを世界に発信すること。
それこそがさくら酒店の提供するサービスであり、使命です。
あなたと日本酒の素敵な出会いをつくります。