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なにをやっているのか

海が目の前の恵まれた立地に建つ一井。この景色、この場所の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。
伊勢志摩を代表する海の幸を中心に、季節を感じてもらえるような料理を提供しています。
「旅館の事業再生をしています」 一度経営破綻してしまった旅館を再生し、 地域の振興につなげることをしています。 【ハードウェア】 設備投資や館内各所の改装やメンテナンスを行っています。 その地域の魅力や宿の強みをいかしながら、 お客様のニーズにマッチするような改装計画を立て実施します。 【ソフトウェア】 料理、接客サービスといったお客様にふれる部分の改善から、 システムのデジタル化、体系的なマネジメントシステムの導入といった、 内部の生産性を上げる改善まで幅広く行っています。 【ヒューマンウェア】 スタッフのスキルアップや新規スタッフの採用を行い、 宿の魅力をよりお客様に伝えられるような改善をしています。

なぜやるのか

全室が絶景オーシャンビューの一井。窓いっぱいにひろがる海が織りなす様々な景色がいちばんの魅力です。
旅館のある相差町は日本でいちばん海女さんが多い町。町には海女が育んできた食や文化が根付いています。
後継者不足、経営難。そしてコロナ禍。 多くの宿が窮地に立たされている現代で、私たちが行う宿の事業再生の意味。 宿はその土地・地域の「景色・食・歴史・文化・人」といった魅力を発信する場所だと思っています。そこでしか見られない景色、食べられない食材、知れない歴史、触れられない文化、出会えない人。地方創生の中で、宿が担っている役割は非常に大きいと捉えており、宿の再生が地域の振興に直結すると考えています。

どうやっているのか

株式会社一井料理長の三浦です。料理をつうじてお客様に喜んで頂くためにできることを毎日考えています。宿をこんな風にしていきたいんだ!といった希望を持っている方とぜひ一緒に再生をすすめていきたいです。
ゲストサービス部マネージャーの谷口です。ホテルや旅館を渡り歩いてきましたが、事業再生として取り組むのは一井がはじめてです。これまでとはちがった面白さややりがいに日々ワクワクしています。
■地域の「ならでは」を提供する せっかく伊勢志摩にきて頂いたのであれば、伊勢志摩の魅力に触れてほしい。 地元でとれた食材をつかった料理や、地域の酒蔵がつくる日本酒などをセレクトしています。 ■地域とのつながりを大切に 地ビールの工場見学や、地酒の酒蔵巡りなど、自分たちが提供する地域の魅力あふれる商品について学ぶ機会を多く設け、地域と2人3脚で宿を運営しています ■コンセプトをベースにした意思決定 一井のコンセプトは「しあわせの海へよう来たなあ」: 鳥羽市の南端「相差(おうさつ)」は太平洋に面したみなと町。相差の海は、おいしい海産物、海女さん、美しい千鳥ヶ浜、海に浮く富士山、水平線に昇る朝陽といった自然に恵まれた「しあわせの海」です。「よう来たなあ」は地元の方言で「ようこそお越しくださいました」の意味。相差の自然、食、文化、歴史といった魅力をお伝えする宿として、親しみと敬意をこめて、地元の言葉でみなさまをお迎えします。 このコンセプトを様々な意思決定の判断基準としています。 コンセプトにそうかどうかで物事を決めることで、コンセプトを軸とした宿になります。 ■ユニークな人材が集まる 年齢、国籍、業界経験未経験、さまざまな人材が集まっています。 ■地方で働きたい若者も 都市部の働き方に疲れた人や、コロナ禍で働くことに対する価値観の変わった人などもジョインしてくれています。 ■やればやった分かえってくるフィードバック 前のめりな取り組みにしっかりとしたフィードバックがついてきます。