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課題解決思考力を高めるクリエイティブマインドワークショップとは

はじめに

はじめまして!今年の5月からコムデのクリエイティブ事業部のデザイナーとして入社した近藤です。  職業訓練校でWebデザインを半年間学んで、未経験でコムデに入社しました。現在は札幌支社で本社のデザインチームと連携を取りながら働いています。

現在、会社全体の取り組みとしてクリエイティブ事業部が企画した「CREATIVE MIND UP」というワークショップを月に1回開催しています。この記事では、開催するに至った経緯やワークショップの効果について解説していきます。

CREATIVE MIND UPワークショップとは?

このワークショップの最大の目的は、課題解決に対する思考力を高めることです。(詳しくは下記にてご説明します。)

コムデは東京本社を中心に北海道や愛知に拠点を設けているため、社員同士で直接交流する機会が少ない中、こういったワークショップを開催することで社員同士のコミュニケーションを図る場としても活用しています。

このワークショップを開くことになった経緯・目的

これからさらにより良いユーザー体験や、最先端の技術を取り入れたサイト・アプリを作り出すため、会社全体の取り組みとしてブランディング力の強化を目指しているコムデですが、以下の課題や解決策が見つかりました。

課題

  • 受けた案件だけ行っていると制作陣で普段どんな制作が理想なのか話し合う場がない
  • チームや事業ごとで考える力に差が生まれやすい
  • 会社のブランディングを強めるためには全体的にクリエイティブマインドが浸透している必要がある etc...

解決策

  • 制作陣のクリエイティブマインドを統一すること
  • 各メンバーごとでの共通言語や共通の認識を増やし、「全体的な制作レベルの向上」や「生産効率の向    上」に繋げられる集団にしていく

以上から、コムデ制作陣の課題のゴールとして「共通のクリエイティブマインドを持つ」ことが必要となり、打開策としてワークショップを月に1回開催していくことになりました。

クリエイティブマインドとは?

ここで言う「クリエイティブマインド」とは一体どういうことなのかを見ていきましょう。

これらのマインドを社員全体で統一することで、思考力や認識のギャップを生まない考え方に近づけることができます。

また、クリエイティブマインドの他にも、ワークショップを行う上で欠かせないマインドセットを全体で揃えて意見交換をしていきます。ここで言うマインドセットとは人が物事を判断したり、行動したりする時の基本的な考え方や思考パターンを統一させることを意味します。

このワークショップにおけるマインドセットとは

今回のワークショップでは自分の成果より、チーム全員の成果を出すことにコミットする意識、行動を大切にしています。

例えば、各々から出たアイデアに対して否定から入るのではなく共感することで、緊張する場であってもアイデアを発信しやすい環境を作り出すことができます。

全員で意見を出し合い考えをブラッシュアップし、自分では出せなかったような成果をチームで生み出すことが理想となります。

その為のマインドセットは…

◾人は誰しもがクリエイティブだと信じること
◾自身とチームの失敗を許すこと(例:上手く言葉をまとめられくてもOK!)
◾人と比べることをやめること
◾人から良いアイデアが出ることに喜びを持つこと
◾当事者意識を持つこと
◾問題の枠組みを適度に捉え直すこと(例:考え方の焦点を変えてみる)

上記のような意識付けをして取り組むことが、チーム全体の成果を生み出す鍵となります。

ワークショップ内容

マインドセットを理解した上で、ここからは実際にワークショップがどのように行われているのか解説していきます。ワークショップの主な内容としては以下の2つです。

① 体験や言葉、アイデアの思考

マインドマップ(図1)を使用しながら、テーマに対して考えられる考察を挙げていき、関連付けて発想を広げテーマへの本質を追求していきます。

クリエイティビティを上げるために、ビジュアル的な視点だけでなく、体験そのものを深く考えることを目的に行います。思考の幅を広げたり、常識にとらわれず考える演習を積極的に行なうことで、強い共感性がある体験を生み出せるようになります。

図1:マインドマップ

② クリエイティブへの考察

UXデザインの5段階モデル(図2)に沿って、対象のクリエイティブを考察します。「目的」「誰に」「何を」 「どうやって」作成されているかなどを考えて考察を行います。

考察した内容は付箋へ記入し、チームメンバーへ共有します。チームメンバーと意見を交換することで考察力を磨いていきます。手法は「ギャレットのUX5段階モデル」に沿った考察をを元に考えることで、ユーザーを共感させ満足させられるUX(ユーザー体験)を生み出すことができます。

図2:UX5段階モデル

                                                     これらの内容を元に、実際にワークショップが始まりました。ワークショップは、4人のアテンドを中心にグループ分けをし以下のように進行します。

① 事前に決められたテーマに沿ってチームで意見交換
② 意見交換の最中にFigmaを使用してボードにマインドマップを記載していく
③ 最終的にアテンドがグループ内の意見や内容をまとめて、全体発表で説明

実際のワークショップの様子

先日開催されたワークショップの議題は「ファンになるってどういうこと?」
社員それぞれが考えるファンとはどういうものなのか、与えられた議題に対して自分なりに思考し、フランクに発言し合いながら、各グループ和気あいあいと会話を弾ませて意見交換しました。

                                                各々色分けしてマインドマップを記入していき、それらをアテンドは文章化してまとめて進行することで全体に発表がしやすくなります。自分では生み出せなかった発想を知ることで、違った視点で考えることができたり、お互いの認識を共有することができました。

ワークショップを終えて

今回「ファンになるってどういうこと?」をテーマにワークショップを行い、自分の中でのファンの定義を改めて考えてみました。
・「人」を対象に考えていましたが、そもそも人ではなく「物」にも当てはまる
・ファンを続けるには同じ気持ちを持った共感者がいることで更に気持ちを高ぶらせることができる
などなど、様々な意見を聞き、発想に共感することで新しい考えが構築されました。

また、東京や札幌など拠点の違うメンバーと話す機会が新たに設けられたことで、ますます今後のワークショップが楽しみです!

終わりに

クリエイティブマインドを意識しながら制作することで、社内の制作物や考え方に一貫性が生まれ、コムデがさらに技術の進化や会社のブランディングに繋げることができると考えています。

コムデでは時代のニーズに合わせた商品をユーザーやクライアントに提供できるよう、社員一人一人が問題に対して自分事に捉えられる組織づくりを目指し、これからも取り組んでいきます!

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