こんにちは!人事課の森です。
2020年ももう終わりますね〜今年は特にあっという間の1年でした!
12月も残りわずかですが、どうか健康にお過ごしいただき、素敵な年末年始をお迎えください!
さて今回は、弊社代表の深嶋にコムデ創業の裏側についてインタビューしました。今や従業員の数が60名と拡大している弊社において、いまだ”営業マン”であることにこだわるその理由について迫ってきました。
《CEO Profile》 深嶋 利之(Toshiyuki Fukajima) 東京都豊島区出身。三兄弟の末っ子。5年ほど前に結婚し、現在は奥様・4歳と2歳の娘さんとの4人家族
ー早速ですがコムデ設立のきっかけを教えてください
僕にとっては「父」の影響が大きかったと思っています。父はとある会社の副社長をやっていまして、仕事人間だった父からは昔からあまり褒められたことがなかったんです。
父親に褒められる、父親を越える=自分自身が”社長”になるしかない。そう思っていました。
中学3年生という早い時期から仕事と向き合うようになったのも、一つ父の存在を意識してのことだったかもしれません。
ー社長になる気持ちを持つようになったきっかけはお父さん!ひょんなことがきっかけだったんですね!
うん、最初はね!
ただ、会社設立に対して想いをより確かなものに変えた出来事があって。
それは高校生の頃父から貰った「鈴木敏文の統計心理学」という本でした。
その本のおかげで仕事の奥深さを知り、また自分が立ち上げたい理想の会社像についてイメージを膨らますことができたと感じています。現在コムデがビジョンとして掲げている「世の中を変えるサービスを創る」という考えは、当時からずっと僕が大事にしてきた考えなんです。
ー一冊の本からきっかけを得たということですね。その後はどんな経歴を歩んでこられたんですか?
高校を卒業後19歳の時、とある営業会社に入社してシャープのコピー機を販売する仕事を始めました。
「営業マンとして自分で商材を売り込む力をつけたい!」ととにかく突っ走ってきましたが、気持ちとは裏腹に最初の1年間は全く売れなくて。。当時の上司に「辞めたい」と伝えたんです。
でもその時の上司に「本気で仕事と向き合った結果の答えか」と問われて。
その言葉をかけてもらったことで自分がまだまだ満足できる状態ではない、足りていなかったと気づくことができました。
そこからは毎晩遅くまで、また土日の休みも使って毎日ロープレしたり、時には早朝に出社して、まだ鍵が開いていない会社の廊下で一人特訓の日々を過ごすようになりました。
会社設立の夢を叶えるためには、
①自らでお金を生むという「営業力」
②多くの社員を雇用する上で必要な「マネジメント力」
この2つが大事だと思っていたので、当時はそれらの習得に向けてとにかくがむしゃらでしたね。
その結果、3ヶ月後の24歳で仙台営業所の責任者を任されるまで成長をすることができました。
ただ、すぐに挫折が待ち受けていましたが。。
仙台営業所で自分が採用した新人4名に「クビ」を宣告する形となります。自分の口から「明日から来なくていいよ」と言わないといけない状況を作ってしまったんです。
責任者として売上を持って来れなかった責任を感じましたし、本当に苦しかったです。あの日のあの経験は忘れることはないと思います。 その時、自分の手で部下を切り捨てるような ”自分みたいな責任者” にはならないと心に誓ったんです。
その経験から「部下の人生を背負って立つこと」が上司としての本来の意義であり責任であるということを学んだんです。常に守るべき部下や仲間の存在を意識し行動をしていくことが、責任を果たすことに繋がると思いましたし、名ばかりの上司にならない為に一番重要だと理解しました。
ー若いうちに「栄光」と「挫折」を一気に味わうことになったのですね。
そうだね、若いうちからたくさん経験させてもらいました。
その後、部下を潰してしまった責任を取る形で1社目を退職。その次に目をつけたのはIT業界でした。
何かを学びたい一心でWebディレクションを学べる学校に入りました。面白さに引き込まれのめり込んでいってからはデザインを勉強したり、自分の家でサーバーを立ち上げてみたり。
色々チャレンジした結果、ITの持つ可能性や魅力に惹かれるようになり、さらに興味が湧いていきました。
そして、26歳で印刷会社(現在はIT企業)に転職。
WordPressがまだ全く普及していない時にそのWordPressを販売する部署を1人で立ち上げ、テレアポや営業はもちろん、自分でページ作成なども行っていきました。
そこで、WordPressの可能性、良さをもっと世の中に広げていきたい、そう考えるようになり独立を決意。そして、コムデが誕生しました。
ーこれまでの社長の経験が一つ一つ生かされる形でコムデは誕生したのですね。
ちなみに、社長にとってのターニングポイントはどこでしょう?
中学生〜25歳くらいまでの期間ですかね。
現在の仕事に対する考えが形成された時期だったと思っています。新しい考えをインプットすることとなった本との出会いから始まり、結果が出ずに苦しんだ経験、仲間を失った経験など。今考えても非常にハードな仕事でして、毎日のように叱られては落ち込んでの繰り返しでしたが、仕事に対しての向き合い方、考え方を教えてくれた過去のおかげで現在があると思っているので、本当に感謝しています。
よく前職の愚痴を言われる方を見かけますが、他の誰でもない過去の自分がそこでのキャリアを選んで辿ってきたのであり、前職を否定することは過去の自分を否定することになるんじゃないかなって思うんです。
僕は、今の若い人たちには、自分を形成してくれている過去を否定せず肯定して自分の将来に繋げていってもらいたいと思っています。
ー本当にその通りですね!私も過去が現在を形成していると思っている側なので、大共感です!
ちなみに、コムデ設立から間も無くしてフィリピンへ支店を立ち上げた理由を教えてください。
労働者が少なくなっていくことが課題となるこれからの時代。企業として発展していくためには日本のみならず海外にまで開発拠点を設けていくことも必要なのではないかと考えていました。
その当時は、ベトナムに目をつけていたので、何度も現地視察を重ねていました。ただ、ちょうどその頃にコムデに入社をしたケンくん(河西ケン※フィリピンと日本のハーフで現在はコムデフィリピンのCOOを務める)にフィリピン行きを勧められたんです。いざ行ってみたら「日系企業の少なさ」「英語の綺麗さ」「人口の多さ」などの条件が満たされていることから率直に大きな可能性を感じました。
更に、英語が公用語の国にアプローチできるというのは営業の拠点としても最適と考え、1回の訪問で即決しましたね!
今や全社含めて約60名ほどの従業員が働いてくれていますが、フィリピンへの立ち上げがコムデ発展を一層押し上げるきっかけになってくれたことは間違いないです。
ーフィリピンへの支店立ち上げは即決!なかなか勇気のいる決断でしたね。
独立を決めた時もそうだけど、失敗するかもしれないことを考えると相当勇気がいったよ。
でも経験のないことに関しては、とりあえずやってみないことには分からないよね。失敗前提で。
その結果これまでたくさん失敗もしたけど、それも含めて必要な経験だったと感じています。
ー日本とフィリピンの二軸で大きく発展に向かうコムデ。10年目を迎えた現在、社長はどんな人と働いていきたいですか?
■モチベーション高く仕事に向き合える方 ■リスペクトできる方(自分から見て)
さらに言えば、「雇われている意識」ではなく、「自分にも責任がある」と当事者意識を持って臨める方がいいです。経営をはじめ様々な視点を持ち合わせている人と働きたいです。モチベーション高く前向きに努力できる人と一緒に働くことで僕自身刺激を受けたいし、もっともっと「経営者」としても「営業マン」としても成長していきたいです!
ーそこまで「営業マン」として成長を目指し続ける理由って何ですか?
やっぱり営業が好きだからというのもそうですが、「従業員のみんな(雇用)を守りたい」っていう思いが根底にはあります。正直、一人でやっているのならそこまで負荷をかける必要はないと思っているんです。みんなを守らないと、という意志そのものが自分の成長意欲に繋がっているような気がしています。
そういった意味でも社員のみんなは自分にとっての”活力”そのものですね。みんなには感謝していますよ。
ー最後にひとこと
僕たちは「デジタル領域といえばコムデ!」と世間から評価していただけるような存在に必ず成長していきたいと思っています。
その為には常に敏感に物事を捉え、新しいアイデアを生み続ける必要があると考えています。
これは僕の持論ですが、ワークライフバランスって言葉がありますよね。僕はそもそもワークとライフは分離して考えるべきではないと思っているんです。良いアイデアって仕事をしている時に都合よく降ってくるのではなく、「ご飯を食べている時」「音楽を聴いている時」「散歩している時」や「私生活で困ったことがあった時」などのプライベートなふとした瞬間に思いつくものだと。
プライベートな時間に仕事のことを考えるって「スゴく面倒臭そう」「休まらなそう」って思う人もいるかもしれません。泥臭い仕事よりラクな仕事って思う人もいるかもしれませんが、僕個人としては「ラク」をするより「いい仕事」がしたい!だから、誰よりも泥臭くありたいと思っています。
コムデに入ってきてくれる方には、泥臭いことを恐れず、チャレンジする気持ちを持っていて欲しいですね!その分、選んでくれる全ての人に「コムデに入ってよかった!」と思ってもらえるような環境を提供したいと考えています。
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