BULB NOTE第三回目。
今回は、BULBにてエンジニアとして活躍をする竹原さんの紹介です。
社内でも謎に包まれていた竹原さんの過去。何故、竹原さんはエンジニアになり、BULBに出会い、BULBへのジョインを決めたのか。今回はそんなハナシをご紹介します。
ホストデビューを遂げた高校時代
ー竹原さん、まずは簡単に自己紹介をお願いします!
BULBのシェアリング・エコノミーズにてバックエンドエンジニアを担当しています。竹原です。BULBにジョインしたのは2016年の11月頃です。ホストとして働いていた時代を経て、ネットワーク開発をする企業で働き、その後にフリーランスになりました。フリーランス時代に阿部さんと出会い、面白い方だなと思い正社員として働き始めました。フルリモートで働いているため基本的には函館で勤務しており、勤務時間は夜中が多いです。かなり夜行性ですね。
ーホスト時代!自己紹介の序盤からインパクトが強いですね... 是非詳しく聞きたいんですが、大丈夫でしょうか?
もちろんです笑
ーホストデビューきっかけについて教えていただけませんでしょうか?
ホストデビューのきっかけは地元、函館にいた時代に遡ります。僕は函館の進学校に在籍していました。でも、「人とちょっと変わったことがしたい」という思いもあり進学校では珍しく、当時からバイトをして自分で稼ぐということをやったり、学校にも行ったり行かなかったりという感じでした。ちなみにこの頃はエンジニアには1mmも目覚めていません。
そういった生活を2年程度続けていたのですが、やはり進学校なので周囲の友達はみんな徐々に受験モードになるんですよね。ただ僕はもちろん全く受験もする気も無いわけで。ここにいてもしょうがないなと思い、高校を辞めることにしました。でも、周囲から「高校だけは出ておいてくれ」と言われ、札幌の通信制の高校に転校をしました。
この転校が、僕のホストデビューの大きなきっかけになります。
少し、話がそれるかもしれませんが。当時の僕の行動原理について話をしたいと思います。当時の自分の行動原理の全ては「人気になりたい、モテたい」ということだったんです。人気であること、モテること、それが人生の全て。
そんな「人気になりたい、モテたい」自分が通信制高校への転校は高校生活も終盤の時期。周囲にもそれほどコミュニケーションが好きではなさそうな人が多く、正直自分にとってはすごくアウェイな環境でした。それでも徹底した「人気になりたい、モテたい」という思いが即座に行動に繋がり、すぐにクラスをまとめる様な立ち位置になりました。
ーさすがのコミュ力!転校してから、すぐにホストデビューでしょうか?
卒業が近づくと、通信制高校とはいえ周囲のみんなもどんどん就職先が決まっていっていました。職員室にもどんどん「〇〇君 〇〇株式会社 就職!おめでとう!」みたいな張り紙が貼られていくわけですよ。特段僕は就活もしていなかったので、就職が決まっているわけも無く... どんどん先生からもプレッシャーをかけられ「結局、お前はどこにいくんだ?」と頻繁に聞かれていました。
そこで例の行動原理に習って「人気になれる、モテる仕事」は何だろう... と考えたんですね。そして、僕なりの答えが出して、すぐに就職先を決めました。決めてからは早かったです。就職先を決めた僕は遂にお世話になっている先生に就職先を報告できる!「竹原君、就職おめでとう!」そんな、例の掲示を貼ってもらえる!そう思ってドキドキしながら職員室に就職活動終了の報告をしに行きました。
竹原:先生、就職決まりました!
先生:そうか!おめでとう!で、どこに行くんだ?
竹原:クラブ・プラチナです!
みたいな感じです。職員室には残念ながら僕の就職先だけ貼ってもらえませんでした。笑 これがホストデビューの瞬間の話です。少し話が戻りますが「モテる」と言ったら当時の自分にとっては「ホスト」だったんです。ほら、当時「城咲仁さん」とかがテレビでもてはやされていたじゃないですか。だから、ホストになる!と決めたわけです。
ー理由がシンプルすぎて笑いました。笑 先生もびっくりですよね... ただ、竹原さんらしいです!
余談ですが、高校では周囲のみんなをまとめ上げ、学内でも人気だったということもあり、僭越ながら卒業生代表として卒業式に登壇することになったんです。これには自分も少し驚いていました。
ただ、結果として選んでくれた先生たちが一番驚く事態になりまして...
僕は結局、卒業生代表としての卒業式出席は果たせなかったんです。何故か。
実は、卒業式の前日もプロのホストとして朝までシャンパンタワーを浴びるように飲んでおり、卒業式を欠席してしまったんです。一方、卒業式会場では卒業生代表として自分の名前が呼ばれる。でも、誰も反応しない。そして、どよめく会場。「仕事なので、しっかりやり通したい、やりきりたい」そんな思いで一杯で、卒業式への未練は1mmもありませんでした。
すすきのNo.1ホストに上り詰める。そしてミナミの店長へ
ー思い立ってからの行動までがシンプルでわかりやすいですね!笑 ちなみにホストとしての成績はどうだったんでしょうか?やっぱり竹原さんはコミュ力が高いので人気が高そう...
ありがとうございます笑 皆さんの期待を裏切らずに、しっかりと2年間ですすきのNo.1ホストに上り詰めました。決してお酒に強いわけではないのですが、僕は絶対に潰れないんです。それは強みでしたね。あと持ち前の明るさと「人気になりたい」という強い思いがあってNo.1になることができました。
▲現竹原さん、当時は滝沢ヒカルさんのお写真
No.1 ホストになったんですが、その先に「殿堂入り」というのもあります。幸運にも、殿堂入りまで果たして、20代も序盤に管理職に就任。すすきの店の店長に上り詰めました。ホスト業界のこういった「実力主義」的な思想はエンジニア業界とも似ているところがあり相性が良かったですね。
そこからすすきのだけでなく、大阪のミナミにも事業を広げることになり店長として大阪に転勤したりということもありました。やはり札幌とは違う土地柄では、"裏側"の世界の皆さんの力が強く、全くそういった業界との関わりが無い店舗だったからこそ、恐いお兄さん達が押しかけてきたりとそういうこともありました。普通に死ぬかもなと思った場面もあり、メンタルは相当鍛えられたかと思います笑
手に職をつけるべくエンジニアリングの世界へ
ーここまで、エンジニアリング関連の話が出てこないので、さすがに心配になってきました笑 エンジニアになられたきっかけは何だったんですか?
安心して下さい。そろそろエンジニアになるので笑 エンジニアになったきっかけは、結構単純で「結婚」です。普通の理由ですいません。家族をこれから持つことを考えた時にしっかり手に職をつけられるお昼に出来る仕事という条件を考えたことと、当時やっていたネットゲームでクローンサーバーを作ろう!という話がでていて『やさしいJavaの書き方』みたいな本を実は当時から読んだりもしていたんです。
そこからは早くて、スパッと夜の世界から足を洗いまして、ネットワーク関連の導入をする企業に転職をしました。
▲黒染をし、就職のために撮影した証明写真(ギャップが凄い...)
ーあっさり急展開ですね。笑 遂にエンジニアデビュー!実際にそこの企業ではどんなことをされていたんですか?
工事現場に無線LANなどを導入したりする企業だったんですが、本当になんでもやっていましたね。作業着を着て、ダムの工事現場にて行ってプレハブを建てるなどの土木系の作業をしたり、電話をとってお客さんのサポートをしたりなど。日中はほとんどコードなんて書くことは出来ず、18:00過ぎからようやくコードを書くことが出来る様な環境でした。当時はphpを書いていて、この頃に基本情報技術者試験や応用情報技術者試験をとったりしていましたね。
残業時間も非常に長いなど、正直恵まれた環境ではなかったのですが、当時は自分のレベルを上げるのに必死でした。必死にコードを書いていた。あと、当時は未経験ですぐにコードを書くことが出来る環境というのは多くなかったんです。結局ここの企業で2年くらい働いていましたが、当時の努力が今にも活きている部分はあるかと思います。
▲ここでBefore Afterを再度確認。滝沢ヒカルさんがエンジニアの竹原さんに。
フリーランスでWeb開発、BULBとの出会い
ーそこからフリーランスを経てBULBへのジョインだと思いますが、何故フリーランスになったんですか?
実はその当時、ホスト時代の先輩からWeb製作の会社をやろうと誘われて一緒に事業を行ったんですよ。でもちょっとうまく行かない部分もあって、その事業は畳んでフリーランスになりました。いろんなサイトなどの経由で本当に色々な仕事を受けていたんですが、その中の一つとしてBULBのシェアリング・エコノミーズの案件を担当し、BULBと、阿部さんと出会いました。
ーフリーランスの方って一旦フリーになると正社員として働くことってあまり多くないのかなと思うのですが、どうして正社員として入社することにしたんですか?
阿部さんとの出会いには、当時の自分にとって非常に新鮮だったことがあります。それは阿部さんが、全部敬語で話をしてくるといことなんですね。結構フリーランスをやっているとかなり横柄な企業だったり発注元が多かったりするんですよ。でも阿部さんはコミュニケーションも丁寧で、仕事も非常にすすめやすく、なによりも過去の話を聞いたりしても、BULBでやっていきたいことを聞いていても非常に面白いなと思ったんです。それもあって、この人と一緒に働いてみたいなと思いました。
また、BULBのメンバーが札幌の会社とは思えないくらい優秀な方々が多くて、自分のスキルだったり技術的に面白いことにどんどんチャレンジしていく事もできるかもしれないなと思い正社員として入社しました。
▲BULB入社当初の竹原さん(※写真右)
BULBで働いての感想、BULBでの今後チャレンジしたいこと
ー実際に、BULBで働いてみての感想はどうですか?
正直、本当に働きやすいですね。特に働く時間と場所が全然決まっていないところが大きいです。僕は、元ホストということもあり「日の光が苦手」なんです笑 夜に作業できるのは自分としては非常に作業効率を上げることが出来て嬉しいです。昼の仕事を探してホストを辞めたのに結局夜働いてます。笑
もちろんリモートなのでコミュニケーションが好きな自分としてはいろんな人と話したいというのもあったりします。でも、ビデオMTGの後に2時間くらいメンバーと他愛もない話をしたり、社員合宿があったり、たまに札幌で集まって飲んだりもするのでそういったところのニーズも満たすことができています。
ーBULBで働いていて面白いなと思うことってありますか?
Rails自体、実はそんなに経験が豊富ではなく元々phpメインでコードを書いていました。なので、常にそこは学習が求めらるので、常に新しいことを学んでいるので面白さを感じます。ただ、なんというか作業それ自体はもちろん面白いことばかりではないですが、事業自体の仕組みはやっぱり面白いなと思ったり、BULBがどんどん新しいことを始めて新しくマネタイズができる事業を始めていこうとするのは非常に面白いなと感じます。
関わるメンバーも技術的にどんどん進化していくし新しい事業もどんどん進んでいくし、変化に追われる環境ですね。いつも、もっと勉強しないと!という焦燥感に駆られています笑
そんな環境なんで、いつかBULBから「世の中の誰もが知っている様なプロダクト」を生み出すことが出来ると嬉しいですね。誰もが聞けばわかるプロダクトを、BULBのこういった自由な働き方の環境から生み出したいと思います。そのためにはエンジニアとしてもっと成長をしていく必要があります。
ー最後になります。竹原さんって、お話を聞いていてBULBが非常に好きな方なのかなと感じますが、どうでしょう!笑
実はBULB愛が僕はかなり強いです笑 阿部さんが創業してから築き上げて来た文化・風土がやっぱり居心地良いなと思いますし、これからの時代に非常に合っているのかなと思うんですよ。繰り返しになりますが、だからこそこういった環境から誰もが知っているプロダクトを作る、そんなことにチャレンジしたいと思っています。
フルリモート/フルフレックスという新しい環境で、新しいものを一緒に生み出していく。そんなに面白いことはなかなかないと思ので、もっと多くの人とBULBで一緒に働けると嬉しいなと思います。
ー竹原さん、ありがとうございました!
そんなBULBでは常に採用活動を行っています。竹原さんのように夜行性の方でも、どこに住んでいる方も大丈夫です。ぜひ全国方々からのエントリーをお待ちしております!