こんにちは!コドモンで広報インターンをしている麻生です。
2022年3月、人事インターン生としてコドモンにジョインしてから1年半......。この度2023年11月をもってインターンを卒業する運びとなりました。卒業後は新卒で日本の企業に就職するのではなく、南半球のニュージーランドに渡り現地の保育士として活躍したいと思っています!
インターン卒業というこのタイミングで、これまでのコドモンライフを振り返ってみようと思います。
そもそもコドモンのインターンを受けようと思った理由は何だったか、コドモンで何を学んで、どう成長させてもらったのか、そして「海外挑戦」という決断に至った背景などをまとめましたので、コドモンへのジョインに興味がある方や、「長期インターンってどんなことをするんだろう」「アルバイトと何が違うの?」といった疑問をお持ちの学生さんなどに読んでいただけたらうれしいです!
目次
- 「しっくりくる企業に出会えない」。コドモンとの出会いは留学エージェントがきっかけだった
- コドモンでの学び、経験できたこと
- 1.「目的」を見失わないことの大切さ、そして難しさ
- 2.「自分の考えはちゃんと伝える」×「フィードバックは素直に受け取る」=成長の近道
- 3.取材立ち会い、ユーザーさん・候補者さんとのやりとり、社外向けリリースの業務や採用説明会の開催など......。インターンで感じたアルバイトとは桁違いの「責任感」と「やりがい」
- 「地域・社会で子育てを支える国」への挑戦。夢はコドモンカレッジ登壇!
■ 「しっくりくる企業に出会えない」。コドモンとの出会いは留学エージェントがきっかけだった
私がコドモンに出会ったのは大学3年生の11月でした。
「教育業界」を中心に就活をしていてさまざまな企業を調べていたものの、しっくりハマる企業にはなかなか出会えず、並行して留学をするかどうかも検討していた時期でした。コロナの影響もあり留学自体行けるかどうかがかなり不透明でしたが、とりあえず申し込んだ留学エージェントとの面談で、「Wantedlyという就活サイトなら自分にハマる企業が見つかるかもよ」と担当の方に教えていただき、気づいたらなんとその日のうちにコドモンと出会っていました!
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私は幼少期の数年間、シュタイナー学校(*1)で過ごした経験があります。教室の中は黒板や壁紙などすべてが手作りの空間で、教科書もなく、一人ひとりの個性や特長がじんわりと開花していくようなそんな学校環境でした。大学に入学してから、シュタイナー教育(*1)の考え方や背景知識についてもっと知りたいと思い、独学で学び直す中で「教育は奥深くておもしろいぞ」「でも同時に丁寧に扱われなければいけないものだな」と、感じるようになっていきました。
そういった背景から、「大人の都合などで教育コンテンツをICTに置き換えてしまうことは、子どもたちにとって本当にいいことなんだろうか......」と、個人的にテクノロジーが教育の質に与える影響について懸念を感じていました。
しかし、同じICTサービスを主軸に据えるコドモンが目指しているのは、子どもたちへの直接的なコンテンツ提供ではなく、子どもを取り巻く”環境そのもの”や”周囲の大人”に対してサービス提供をし、先生や保護者の方が「子どもの育ちにじっくり向き合う」「よりよい保育・教育とはどういうものかをゆっくり考えることができる」ための環境を整えることです。子どもたちの周りにいる大人が、心に余裕を持って彼らの成長に向き合えることで、先ほど私が抱いていた「教育の質」に関する議論ももっと行えるようになると信じています。その意味で、コドモンが掲げるミッションの方向性は私が大切にしたい教育観と同じベクトルにあると感じました。
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就活中だった私がWantedlyでコドモンのミッション・ビジョンを見た瞬間、「この会社だ!」という衝撃が走ったのを覚えています。正直なところ、当時は「インターンを経験したい」や「本選考に進みたい」といった具体的な思いが自分の中にはなく、シンプルに「ただこの会社の内部に入りたい(笑)!」くらいの気持ちで応募しました。それだけ自分にビビッとハマった会社だと直感的に感じたのだと思います。
幸いご縁があって、大学3年生が終わる3月に採用アシスタント職のインターンとしてジョインすることになりました。
*1: シュタイナー教育の概要
■ コドモンでの学び、経験できたこと
私は人事と広報という2つのポジションでインターンをさせていただきました。それぞれの部署やチームごとに多少雰囲気やカラーが異なる部分もあったので、それぞれのチームでの経験を踏まえながらインターンで学んだこと・業務で経験できたことを大きく3つ紹介しようと思います。
1.「目的」を見失わないことの大切さ、そして難しさ
コドモンには5つの行動指針(*2)というものがあります。そのうちの1つが「目的から考えよう」です。
コドモンのサービスの目的は「子どもを取り巻く環境の課題解決」にあるので、言うなれば日々の業務や工程のすべてがこの目的達成のための手段である必要があります。
しかし、この点を忘れないように日々業務に向き合うのは本当に難しかったです。目指すべきミッション・ビジョンがあることは分かっているのに、目の前に広がっている無数の業務たちで頭の中がパンパンになってしまうと、視野が狭くなり、本来の目的から逸脱したような優先順位のつけ方などをしてしまうこともありました。無意識のうちに「目の前の業務をこなす」ことが自分の中の目的にすり替わってしまうと、「子どもを取り巻く環境の課題解決」という大きな視点で目の前の業務を捉え直せなくなってしまいます。そうなると、本当はあまり意味のない工程に時間や労力を費やしてしまうことにも繋がってしまい、反省することも多かったです。
ありがたいことに、私が広報に異動したタイミングで、普及推進部マネージャーの足立さんと週に一度お話をする機会をいただきました。営業における大切な価値観・考え方や賢く意思決定をしていくためのヒントなどを教えていただき、毎週たくさんの学びがありました。余談ですが、このようにどんなポジションの方とも希望すれば1on1などの時間をとってもらえるのもコドモンならではの魅力かなと思っています。
足立さんとお話する中で特に印象深かったこと。それは「目的」と「手段」を履き違えちゃいけないということでした。
あるとき、広報というポジションについてお聞きしたことがあります。「広報業務をどう捉えていらっしゃいますか」と。答えは思いの外シンプルで「コドモンのミッション達成のための手段として広報をしているチーム」でした。
なぜこの質問をしたか。広報に異動してすぐのころ、私は広報がどういう部署か理解するのに頭を悩ませていました。営業のように売る訳でもなく、サクセスのようにユーザーさんに伴走していく訳でもプロダクトを作る訳でもない。”コドモンをより多くの人に正しく知ってもらい応援したいと思ってもらうのが広報”。頭では広報をなんとなく分かっていても実際に何をするのが広報なのかその全体像が掴めずにいました。
「ミッション実現のための手段が広報」と言われ、これまでは単体で「どこからどこまでの仕事が広報なのか」を明確にすることばかりに意識が向いていたことに気づき、「コドモンのミッション達成を目指す中で、広報が対応したほうがいい案件は広報が巻き取ればいいし、逆に本来広報が対応している案件でもそのときに他チームが巻き取ったほうがミッション達成により早く繋がると思えばそうすればいい。業務に明確な境目などないから、各チームでフレキシブルに協力するのがベスト!」と捉え直せたことで、より視野が広がりました。目的が明確だと物事をシンプルに考えられる気がします。
「それって本当に必要な作業?」
「このミーティングをする目的って何だっけ?」
常に”なぜ”を問い続けることで、無駄な工程が省けチームの生産性も向上する!目的を見失わないようにという行動指針があるからこそ、働きやすい環境がコドモンにはあるのだと思います。
*2: コドモンの行動指針
2.「自分の考えはちゃんと伝える」×「フィードバックは素直に受け取る」=成長の近道
私はインターンで入社した当初から徹底していることがあります。それは「自分の考え」と「もらったフィードバック」をしっかり紐付けするという作業です。
「なぜ自分はあの時うまくできなかったのか」「作業に時間がかかってしまったのか」「もらったフィードバックの〇〇の点には少し疑問があるが、でもそれは自分の考えが稚拙だっただけかもしれない」
インターンの業務終わりに書く日報で、このようにその日の業務を振り返って「明日はもっとこの点を意識しよう」といった反省をしていました。そしてメンバーの方からフィードバックをいただいた際には、素直に自分の中に落とし込むよう意識していました。人事、広報を問わず、社員の方からのフィードバックは本当に的確で、かゆいところを指摘してくださり、自分の中で言語化できていなかったようなポイントまで丁寧に伝えてくださるので、日々自分の考えの至らなさに気づき、向かい合うことができました。
また、自分の中で別な考えや意図があったときには「こういう意図でこう考えたのでこうしました」と、きちんと伝えるようにし認識がズレたままにならないよう心掛けていました。この点もインターンを通して少しずつ成長できたことだと思います。
そして、こういった素直であることを大切にする企業風土はコドモン全体に浸透していて、先にも触れた行動指針の中にも「誠実であろう」が入っています。特に私は新卒の先輩方がとてつもないスピードで成長されているのを目の当たりにして「すごいなぁ、どうしたらこんなに凄まじく成長できるんだろう」と感心していました。インターンをしていく中でその理由が分かった気がします。みなさんがとても誠実に、素直さを忘れずに業務に臨まれているからなのだと感じます。
自分の考えをフィードバックをもとにレベルアップさせていく......
素直であるからこそ吸収できることは増えていくと思っています。
3.取材立ち会い、ユーザーさん・候補者さんとのやりとり、社外向けリリースの業務や採用説明会の開催など......。インターンで感じたアルバイトとは桁違いの「責任感」と「やりがい」
私がインターン生として、具体的にどのような業務を経験できたかを紹介しようと思います。
人事の採用アシスタント
- 候補者対応
- 主に選考フローに沿ったインタビュー(面談)のセッティング
- 採用説明会
- 毎週開催の説明会でファシリをしたり中途採用向け大規模説明会での会社説明など
- スカウト送信
- エンジニアの候補者を対象としたスカウトメッセージの送信
- 採用業務の事務的作業
後述する広報業務に比べると、インターン生が行う採用アシスタントの仕事は比較的ルーティンワークが多い印象です。コツコツと細かな作業をこなしていくことにあまり抵抗がないという方には向いていると思います。
しかし新卒向けカジュアル面談では毎週のように新しい候補者さんとお話をしますので、会社の顔としての自覚、コミュニケーション能力は求められますし、候補者さんの所感などを他のメンバーに伝達・共有することもあるのでルーティンワークばかりではありません。社会人として組織の中で働く上での基礎的な素養は養われる環境だと感じます。
そして何より、年齢が比較的近い学生さんとお話しする機会が多いので、自分と経歴が全く違うような学生さんが何を考え、何に興味があるのかなどを知ることができるのは楽しいです(笑)。コドモンのミッションがとても明確で分かりやすいことが幸いしてか、お話をしている中で自分と同じような想いでコドモンに興味を持っているという方にもたくさん出会うことができて、「ルーツは違えど子育てに関心を持っている学生の方がこんなにいるんだ!」と改めて感じることができたのも採用に携われたからこその貴重な経験でした。
あとはインターン生も採用ミーティングなどの会議に参加し、選考に関する話し合いの場を経験することができたので、その後本選考に進む身として非常にありがたかったです。「選考過程ってこうやって決まっていくんだ!」「採用はほんとにマッチングだな」と、気づきをたくさん得ることができました。
広報
- ニュースレター作成
- 会社としてリリースする調査レポートなどのデータ集計や記事作成、リリースに至るまでの一連の作業を担当
- SNSキャンペーン
- X(旧Twitter)を用いて定期的に開催しているキャンペーンの担当。さまざまな部署と連携しながら進められた
- プレスリリース
- プロダクト「コドモン」の新規導入事例などを社外向けに発信するプレスリリース記事のセッティングなど
- 諸々の事務作業
基本的に広報の仕事には決まりきったものがありません。日々新しい案件や取材依頼などが目まぐるしく飛び込んでくる、そんな部署です。かく言う私も、人事から異動して最初に「今までのルーティンメインの動き方とは全然違うぞ!?」と感じ、一からキャッチアップする姿勢で広報にジョインしました。
例えばメールにしても、採用アシスタント時代はある程度文面の型のようなものがあり、それをベースに送信していましたが、広報では毎度案件が違うので都度メールも作成する必要があり、同時に「『会社』としてどういうメッセージ性で先方に伝えるか」を意識しなくてはいけないので、それだけでもかなり脳に汗をかきました。そのおかげで、ビジネスメールを臨機応変に作成するスキルも以前よりは身についたかなと思います。
広報業務では責任ある仕事も任せていただいたと感じています。
例えば、社外向けにニュースレターとしてリリースする調査レポートの作成。リリース後に自分が書いた記事がメディアに掲載されたのを見た時は、「自分が書いた文章が”会社の記事”としてリリースされたんだ!」という実感・やりがいは一塩でしたし、「この経験はアルバイトではできないな」と実感しました。また自分も少しお手伝いしたニュースレター記事がきっかけで、国の省庁から会社にお声がかかったことがありました。「なんだか実感が沸かないけどすごいな」「多くの人の役に立つ仕事ができている」と改めて広報業務のやりがいを噛み締めた瞬間でした。
広報に在籍できたことで、社内広報をはじめ会社と社外の関わり合いや繋がりを直に経験させていただき、会社を代表する発信の言葉選びや姿勢などに日々気をつけながら業務を行うことの大切さを学ぶことができたと感じています。
■ 「地域・社会で子育てを支える国」への挑戦。夢はコドモンカレッジ登壇!
▶︎ニュージーランドの小学校でのボランティア実習の様子
冒頭でも触れた通り、私はコドモンインターン卒業後、南国ニュージーランドに渡り保育士を目指す予定です。
なぜ保育士になるのか。なぜニュージーランドなのか......。最後にその点にも少し触れようと思います。きっかけは留学の中で見えてきたニュージーランドの保育・教育事情にありました。
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私は2022年夏から半年ほどニュージーランドに留学をしていました。インターンを半年ほどお休みさせてほしいと人事の方々にお伝えしたところ、「復帰楽しみにしてるね!」と留学を快く受け入れ応援してくださり、送別会まで開いていただきました。留学中も定期的にお話しする機会をとっていただいた人事メンバーには本当に感謝しています!
留学先をニュージーランドにした理由は、「テファリキ」というニュージーランド独自の幼保統一カリキュラムを学べる教育実習プログラムを見つけ、ぜひそれに参加したいと思ったからです。
プログラムの内容は、主に以下の3つでした。
- 小学校で「テファリキ」の考え方に沿った創作授業の実習
- 保育・教育施設の見学やテファリキ講習
- 小学校で担任の先生のアシスタント職としてのボランティア
「テファリキ」は幼児教育のカリキュラムではありますが、小学校のカリキュラムにおいて「テファリキ」の考え方がなくなってしまう訳ではありません。今回は主に小学校にて「テファリキ」の実習を行いました。
ではそもそも「テファリキ」にはどういった特徴があるのか紹介します。
- 4つの原則と5つの要素
- ラーニングストーリー
- 子どもの興味がカリキュラムの土台
「4つの原則と5つの要素(*2)」とは「テファリキ」カリキュラムの根幹となる部分で、子どもだけでなく保護者・保育者を含めた子どもを取り巻くすべての主体が積極的に幼児教育に携わることを軸としています。子どもが家族や地域社会、身の回りにあるモノと主体的に関わりを持ち、何かに属しているという所属意識が感じられ、一人ひとりの社会貢献やウェルビーイングが尊重されるよう、カリキュラム指針が明記されています。ちなみに「テファリキ」という言葉は、ニュージーランド先住民族マオリの言語で「編まれた敷物(一針一針交互に編んだマオリの伝統的な敷物)」の意味を持ち、子育てに関わるすべての人がその敷物の上に乗り、丁寧に子育てそのものを編んでいくというニュアンスを持っていると言われます。なんだか素敵な考えですよね!
ラーニングストーリーはいわゆる連絡帳のことです。「保育ドキュメンテーション(*3)」に近いイメージでしょうか。子どもたちの日々の育ちの瞬間により焦点を当てたものとなっており、「写真付き」で基本的に「ポジティブな内容が記載」され、その子が今何に熱中していて、何に興味を持っているか、日々の園での様子などがきめ細かく記録され言語化されたものとなっています。
私が訪れた幼稚園では、ラーニングストーリーの冊子がクラスのど真ん中のおもちゃ棚の一角に全員分収納されていて、子どもたちがいつでも自分たちのラーニングストーリーを見れるようになっていました。驚いて先生に「子どもたち自身がいつでも見れるようになっているんですね!」と尋ねると、「自分のラーニングストーリーを見るのが好きな子はたくさんいるから、こうやっていつでも彼らの手の届く場所に置いておくんだよ」と教えてくれました。保護者の方にも好評なようで、「息子は卒園してからしばらくはずっと自分のラーニングストーリーを眺めていて、私も一緒になって見直していた。とても貴重な記録だと思う」という声も聞かれました。また、紙のラーニングストーリーはもちろん、並行してデジタルツールも活用しながら子どもたちの成長の様子を記録している園も多く、コドモンのようなICTツールの導入がごく当たり前の日常だったことには驚きました。
またニュージーランドの幼児教育においては、日本のような日案、週案、月案、年間計画のような発達段階に応じて先を見通したカリキュラムはありません!あくまでもベースとなる「テファリキ」の考え方に基づきプランニングは個人に合わせて作られていきます。今、その子が興味を示しているもの、発した言葉などから具体的なプランニングを行っていくというのも「テファリキ」の特徴です。
落っこちてもすぐやり直せるようにどの公園にも遊具の下に必ず木材のクッションが敷かれている。自然の環境の中で子どもたちの探究心を刺激し、興味関心を思いっきり尊重し、時には少し危険なことにもチャレンジさせる。ニュージーランドは国や社会全体が子育てに主体的だなと感じますし、その根底には「テファリキ」という”子どもの個性やいいところを伸ばしていこう”という考え方がカリキュラムとして根付いているのだと実感しました。
▶︎小学校にて日本の和紙を使った創作授業を行った
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ニュージーランドで保育士を目指す理由。
それは、現地で「テファリキ」の考え方を学び子どもたちと触れ合っていくうちに、この地で保育・教育者としてのスキルを身につけたいと思うようになったからです。「テファリキ」の考え方と幼少期に通っていたシュタイナー教育の考え方に親和性を感じたのも一つの理由でした。
「子どもたちの個性やいいところを伸ばせる環境は素晴らしいな」
「社会全体で保育・教育を支えている国で働きたくさんヒントや実践例を身につけ、いつか日本の保育・教育現場に還元したい」
留学から帰ってきた頃からいつしかそう考えるようになっていました。もちろん海外でキャリアを積む上では相当な障壁が待っていることは覚悟しています。それでも「20代の今が一番動けるはず」と思いながら、帰国後もコドモンでインターンをする中で異動先の広報メンバーや人事の方々など多くの方にキャリアの相談をさせてもらい、最終的に「海外挑戦」という決断に踏み切ることができました。インターンをしていたからこそ、留学後に気持ちや思考を整理する際に多くの貴重なご意見をいただくことができたと感じています。
「子どもの育ちや学びを社会全体で支えられる世の中へ」。コドモンのビジョンです。コドモンサービスがこれからも日本中に広がってインフラとなり子育てを支えていく未来に、良質な保育・教育の提供においてその一翼を担える存在になれたらいいなと思っています!そのために海外で修行を積む、そんなイメージでいます。
ありがたいことに、私が現地で通う予定の教育専門学校に提出する紹介状をコドモンでお世話になった方に書いていただけることになり、渡航後も「ニュージーランドから記事書いてよ」「いずれはカレッジ(*4)に登壇してね」と広報の方にも応援していただいているので、インターン卒業後もコドモンとの関わりは持ち続けられたらいいなと考えています。業務内外問わずいつでも相談に乗ってくださったコドモンメンバーには感謝しかありません!インターンを通じてお世話になったみなさま、本当にありがとうございました!!
コドモンでは学生の長期インターンを募集しています!
「保育・教育業界に興味がある方」「インターンを通じてアルバイトではできないような責任ある業務を体験してみたい方」など、コドモンインターンにちょっとでも興味がある方はぜひ説明会にご参加ください〜。きっとアットホームな人事が出迎えてくれるはずです!
*2: 「テファリキ」の骨組みを成す「4つの原則と5つの要素」は以下の通りです。
【4つの原則】
・エンパワメント(Empowerment) 子どもが本来の能力を発揮し、学び成長する力を身につける
・全体的発達(Holistic Development) 子どもの発達を全体的・包括的に捉える
・家族や地域(Family & Community) 家族や地域といった広い世界との繋がりの中で育つ
・関係(Relationships) 人やモノなどさまざまな関係性の中で学ぶ
【5つの要素】
・ウェルビーイング(Well-Being) 心身ともに健康で幸福な状態を目指す
・所属意識(Belonging) 所属感を感じられる
・貢献(Contribution) 一人ひとりの社会貢献が価値あるものとされる
・コミュニケーション(Communication) 子どもたちの持つ言葉やシンボルが促され守られる
・探究(Exploration) 子どもが環境の中で積極的に探索し学ぶ
*3: 保育ドキュメンテーション
*4: コドモンカレッジ