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人事労務担当に聞く、ココネの「週休2.5日制」とは?

ココネの福利厚生

ココネでは、社員一人ひとりのウェルネスの集合体がまさに会社のウェルネスそのものと考え、社員の働きがいと働きやすさが共存するカルチャーや制度があります。

「週休2.5日制」導入

2022年6月より導入した「週休2.5日制」では、正社員・契約社員を対象として、毎週水曜日の午後(14:30〜18:30)を勤務したとみなし、午後を半休としています。

人事部の稲葉に制度導入について話を聞きました。

人事部 コーポレート人事労務チーム長
稲葉貴久

ーココネにおける人事労務の役割についてお聞かせください。

稲葉:大枠は働きやすさとやりがいを作る仕事だと僕は捉えています。

福利厚生や、人事制度としての評価、それにつながる報酬、皆さんの描いているキャリアに対して、どういう育成やサポートができるかなど、評価・報酬・育成の3つが働き甲斐につながるかなと思っています。

また、月次アンケートを実施し、社員のデータ分析もしています。
人に関するところは全部集約されているといっても過言ではないですね。

ーココネで導入された「週休2.5日制」とは、具体的にどのような制度でしょうか?

稲葉:土日祝とは別に、水曜日の午後を休みにするというものです。
具体的には13時半までを水曜日の勤務時間とし、そこから就業時間である18:30までを働いたとみなします。

一般的には勤務時間を短くする分、給与を減額するか、他の日の勤務時間を長くするパターンで運用している企業が多いですが、ココネでは給与は今まで通り維持し、勤務時間を少なくしています。

ー導入するに至った経緯や目的を教えてください。

稲葉:Cocone M(韓国)ではすでに週休2.5日制を導入しており、会長からの提案がきっかけではあります。

大きな目的として、今までココネのためにたくさん時間を使ってくださった社員に対して、お金だけでなく、自分の時間も多く使えるようにし、より豊かな人生を送って欲しい。

事業が拡大している現在の状況下で、まずはトライアルで導入し、その効果と継続性を議論しつつ、将来的には週休3日制導入の道筋をつけていきたいと考えています。

ー導入していかがでしたか?

稲葉:他社でも週休3日制を導入している企業はありますが、前述したように多くの企業は給与を減らすか、労働時間を他の日にまわすといった運用をしています。

ただココネでは今の給与を維持しつつ勤務時間を減らすため、前例がどこにもなく、正解もない中で正解を作るということに苦労しました。
もしかしたら、これが他の会社のモデルになるかもしれませんし、そのような点も見据えて検討するのは、やりがいもありましたが、大変でした。

ー勤務時間のみを減らすことで、何かデメリットはないのでしょうか?

稲葉:月次の動向を見る限り、それほど変わっていないように思います。

例えばデザイナーは水曜は"作業集中Day"とし、重要な内容以外は連絡も控えるなど、部署によって作業効率を上げる工夫をしています。

導入直後は就業時間を過ぎても会社に残っている人もいましたが、今は15時過ぎまで残っている人はほとんどいないですね。

ー導入に対して、社員の反応はいかがでしたか?

稲葉:良い反応と悪い反応の両方がありましたね。

良い反応としては、家族と過ごす時間や自分の趣味に時間を充てられる、という意見。
一方、悪い反応としては、1か月で2日分の勤務時間が無くなるわけですから、業績に影響が出るんじゃないかとか、結局休めないんじゃないか、という反応もありました。
ただ今は浸透し、そういった声は聞かれなくなりました。

ーココネはなぜここまで働きやすい環境を作っているのでしょうか?

稲葉:世の中にはワークライフバランスという言葉が定着していますが、それは仕事と家庭の両立であって、僕の解釈では、仕事がメインになっていると思います。

今、僕がココネの中で浸透させたいなと思っている言葉が、『ライフ・インクルード・ワーク』、『仕事は生活の一部』という考え方です。仕事も生活の一部だから、不自然なことはせず、自分らしく仕事をするのが当たり前の環境にしたい。

週休2.5日制をはじめ、いろいろな制度がありますが、自分らしく仕事をするために、何を使って何を使わないかは自分次第です。だから選択肢をたくさん作って、選択肢がある中で一人一人が必要な制度を選択し、自分らしく仕事できることを目指しています。

ー社員が自分らしく働くことを、会社が推進するメリットについてお聞かせください。

稲葉:ココネの場合、特にデザイナーやエンジニアなど、蓄積された経験がそのまま業績につながることが多いです。
長期的に働き、成果を出していただけるということはメリットでしかないと思うんですよね。

短期的に見ると、デメリットもあるかもしれませんが、長期的に考えると、間違いなくメリットです。一生活躍したいと思えるような会社にしていきたいと思っています。

ー今後予定していることや目標があれば教えてください。

稲葉:人事労務は社員に関する情報、性別や年齢はもちろん、給与や健康診断、ストレスチェック、アンケートの結果など、すべてを集約している部署のため、その人がどういう状況か可視化しやすいんですよね。

今後はもう一歩先を行って、会社として、個別最適化された支援を一人一人にしていきたいなと思っています。例えば「キャリアアップ志向が強いこの人が抜擢されるためには、どのような育成をしたらいいか」というふうに。

また、人によっては週休2日のほうが成果を出せる人もいるかもしれませんし、もしくは週休4日制の方がいいと思う人がいるかもしれません。
そのため、働き方についても、より個別最適化された形にして、週休4日まで視野に入るような、会社として無理なく成果をだせるような制度を構築したいなと思っています。

※この記事は2022年7月にnoteにて公開した内容を編集したものです。

ココネでは働きやすい環境や制度が整っています。
さらに選択肢をつくり、一人一人が自分に合う働き方を選択できるような制度も構築中です。


※ココネは社員に「時間・報酬・やりがい・健康」を還元するという創業時の想いを元に、さまざまな制度に試行錯誤しながら取り組んでおります。現在この記事とは別の制度導入を検討しております。


少しでもココネに興味を持ってくださった方、ぜひ現在募集中の職種についてもご覧ください!

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