砂漠に水をまけ、雨雲おのずと来たる
アルクテラス株式会社に入る前 「21世紀の最初の年」である2001年に富士通を退職して、慶應ビジネススクールに入学しました。インターネットの担い手は大企業ではなくベンチャーと感じるところもあり、また大企業の閉塞感のなかで仕事を続けるよりは新鮮なベンチャーの世界に入りこんでみたい、と思いました。とはいえ、大学の経済学部を出たのにベンチャーという言葉も知らなかった無知さにあきれ、もう一度勉強し直そうとビジネススクールに入学しました。学生としてベンチャーとの接点を模索しました。勉強から入ることが正しかったかは今もわかりませんが、数多くのベンチャー経営者に出会えた機会は学生ならではの特権でしたし...