こんにちは、たっちゃんです。カタリストシステムのメディア事業を担当しています。
今回は、公務員から民間IT企業への転職を経て、2020年4月にカタリストシステムにインフラエンジニアとして入社したメンバーへの社員インタビューです。
このインタビューでは、
・これまでどのような仕事を経験してきたか
・公務員から民間IT企業に転職しようと思ったきっかけ
・転職活動の軸
・なぜ、カタリストシステムのインフラエンジニアを志望したか
・入社後にどんなことをしたか(研修や実務)
など、中途のインフラエンジニアとしてカタリストシステムに入社するまでの流れをお伺いしました。公務員から民間企業という比較的レアな転職事例です。
同じように公務員から民間企業への転職をお考えのエンジニアの方、カタリストシステムへの入社を考えているインフラ経験者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ーー まずは、これまでの経歴を簡単にお伺いしてもよろしいでしょうか。
今回を含め、過去2回の転職を経験しています。前々職では地方公務員として、交通機関の電気設備の管理・保守の仕事をしていました。いわゆる生活インフラを支えるお仕事です。
電気系の仕事はおもしろかったのですが、実は以前から、ITに関する分野にとても興味がありました。大学では電気工学だけでなく情報工学も学んでおり、研究室では情報セキュリティに関して取り組んでいました。当時は暗号通信方式の理論研究やプログラムを作成してシミュレーションなどを行っていました。
また、当時は電気系の仕事をしながらも、IPAの資格(応用情報資格者試験)の勉強に取り組んだり、オリンピックに向けた情報セキュリティ対策に関する社内講演会などを聴講したりしていました。このような経緯からIT企業で働いてみたいという思いが強くなったタイミングで、転職を決断しました。
その後、転職活動を行い、第二新卒として金融系の民間IT企業(SIer)に入社して、約2年ほど実務を経験しました。
入社当初は、現場で手を動かす業務が多く、日々、自分の技術力の向上を感じていました。しかし、入社して2年目以降になると、マネジメント系の業務が徐々に増え始めました。また会社の先輩たちを見ているとマネジメント系の業務が主になっていました。
人によって意見がわかれるところだと思いますが、私はマネジメント系の仕事よりも、現場で手を動かして技術に直接触れる仕事をしたいと思っていたので、現場での仕事を続けられる会社への転職を検討しはじめました。
それが今回の転職につながっています。
ーー なぜ、マネジメントではなく、現場での仕事を続けたいとお考えだったのでしょうか。
原体験は、前々職で電気系の仕事をしていた頃にあります。当時の仕事では、業務で関わる人の多くがいわゆる「技術屋さん」。長年の経験をもとに、仕事を進めていくベテランの技術者がほとんどでした。
そのなかでも私がとくに尊敬していたのが「自分の技術を持っている人」。例えば、設計図には書いていない要件なども、過去の経験をもとに汲み取り、自分の技術をフルに活かして仕事をこなす方でした。
彼らの働きぶりを見て「確固たる技術を持っている人になりたい」と思い、そこから「技術力を伸ばせる現場で仕事をしたい」と思うようになったのです。
だからこそ、「技術に直接触れ」続けることで自分のスキルを磨き続ける環境にいたいと思います。マネージャというよりはスペシャリストとしての道を歩んでいきたいですね。
ーー 次は、今回の転職活動のことについてお伺いさせてください。まず、転職活動を開始したのはいつ頃のことでしょうか。
2020年の2月頃のことです。転職活動では、主にWantedlyを使っていました。
一部、転職エージェントなども利用しましたが、提案される仕事の多くがSIerの仕事と類似していて、自分の希望と合わなかったので、それほど積極的には使いませんでした。
ただ、職務経歴書や履歴書の添削などは、非常に丁寧に対応してくださるので、自分のステップに応じて利用してみるのはおすすめです。
ーー 先ほど「技術力を伸ばしていきたい」とお伺いしましたが、具体的には、どのような基準で転職活動をされていたのでしょうか。
転職活動の軸は、2つありました。
1つ目は「自分の技術的なスキルを蓄積できること」です。
少し専門的な話になりますが、インフラエンジニアとして「コード化」という分野に関わりたいと考えていて、自宅でサーバ構築を行い調査・検証を行っていました。それに関連する業務ができると良いなと思っていました。そのほか、アプリ開発なども経験しつつ、最終的にはフルスタックエンジニアとして活躍できることを目指していました。
2つ目は「クライアントと近いところで仕事ができること」です。
過去の経験上、二次受けや三次受けといった立場だと、クライアントの意図が汲み取りづらく、「思ってたのと違うからやり直し」といった状況が発生しがちです。過去の現場で、このような状況を何度も経験していました。
そこで今回の転職では、要件定義からクライアントへの納品まで一貫して行える会社に入りたいと考えていました。
ーー カタリストシステムに応募しようと思ったきっかけ、入社を決めた背景について教えてください。
きっかけは、カタリストシステムの採用担当の方から送られてきたWantedlyのスカウトメッセージです。詳細は省きますが、私の経歴に興味をもって頂けたようで、一度お話を聞いてみようと思いました。
実際にお話を聞いてみて、以下の3点で自分の希望とマッチしていると思いました。
- 要件定義から納品まで首尾一貫してやっている
- インフラのコード化の仕事ができる
- フルスタックエンジニアになる人材を求めており、裾野を広げていくことができそう
また「入社後に一緒に働く人とお話ができた」というのも大きな要因です。
他の会社ですと、人事の人が面接・採用を行うため、実際に一緒に仕事をするメンバーと会えないケースが多く「自分がどんな人と働くのか」など入社後の人間関係面での不安が少しありました。
一方、カタリストシステムでは、入社後は面接をしている採用担当の方と一緒に仕事をすると聞いていたので、安心して選考に臨むことができました。
仕事において人間関係は重要なので、自分の働く姿がイメージできたことは良かったです。
ーー 実際にカタリストシステムに入社して、どんな印象をもちましたか?
そうですね。1つは、メンバー同士が非常に「フラット」な関係性だということです。いい意味で、上下を感じさせないというか、お互いにリスペクトしあっているなと。
例えば、メンバー全員が、入社したばかりの私の意見にもきちんと耳を傾けてくれて、その意見がそのまま業務に反映されることもありました。「え、こんなにスッと通っちゃって大丈夫?」と逆に不安になるくらい(笑)。本当の意味で風通しがいい会社だなと感じました。
もう1つ印象に残っていることは、思っていた以上に「テキストのやりとりが多い」ということ。面接時にお話は聞いていたのですが、想定以上でした(笑)。最初は独り言でもいいのでどんどんつぶやいてみて!と言われました。でもその独り言にメンションをいただいたり、疑問が解けたり、考えていたことがまとまったりしたので、対面よりも良いコミュニケーションが取れる!と感じました。
これまで働いてきた会社では、メールなどのテキストのやりとりはありつつも、発注先のクライアントとのやりとりや部署間でのMTG等も「対面」が基本でした。
一方、カタリストシステムでは、業務の指示からナレッジの共有、疑問の解消まで、ほぼすべてテキストベースで仕事が進んでいます。
当然、テキストだと伝わりにくいところは、Zoomなどを使ってビデオ通話で解決するのですが、ここまでテキストベースで上手く仕事を進められるのか、と驚きを感じました。
現在はコロナ禍ということもあり、リモートで仕事をしていますが、完全リモートで上手く仕事がまわるのは、こうした文化のおかげかなと思っています。
採用向けのインタビューということで、1点だけ補足しておくと「対人が苦手だから、この会社にしようかな」というのは辞めたほうがいいかもしれません。
Zoomなどで、人と話す機会は定期的にありますし、テキストベースといえどコミュニケーションは密です。「私は対人が苦手だから...」みたいに消極的な考えの人が入社すると、おそらくコミュニケーション面でのギャップを生んでしまうのではないかと思います。
テキストとはいえど当然その先には相手がいるので、そのことを意識してコミュニケーションができる人はうまく馴染めると思います。
ーー次は、研修や実務についてお伺いさせてください。入社してからは、具体的にどのようなことをされましたか?
最初の1ヵ月は、インフラ研修を行いました。
研修は基本的には課題形式になっていて、自分でどんどん課題をこなしていきます。各課題を進めながら「現状でどのくらいのスキルがあるか」を確認して頂きました。また、インフラで一般的に使われるサービス等も使いましたね。
少数精鋭フルスタックのエンジニアが在籍するシステム会社ということもあり、後半になるにつれて研修のレベルも高くなっています。例えば「このソフトを導入して、サーバの監視を実施してください」といった粒度で課題が用意されているので、ある程度インフラの知識がないと厳しいかもしれません。
その後、1ヵ月はアプリの研修を行いました。
メインで使う言語はPHP。私はPHP初心者でしたが、過去にC言語やMATLAB、Javaの経験があり、システムの基本的な考え方は同じだったので、なんとか対応できました。
研修で良かったことは、業務に入る前に「実運用ではどうなのか?」という部分を、社内のインフラエンジニアの方に十分確認できたことです。ディレクトリ構成やどの処理単位で作るのか、などはプロジェクトや運用ルールによって異なるので。
入社3ヵ月目以降は、実務にはいり、クライアント先でサーバーの構築やインフラのコード化などの業務をしています。学ぶことが多く大変なときもありますが、自分が希望していた仕事ができているということもあり、とても満足しています!
ーー カタリストシステムに入社して良かったと思うことはありますか?
入社のタイミングが良かっただけかもしれませんが、リモートワークができるのは嬉しいです。研修を終え、クライアントワーク以外の日は、基本フルリモートで働いています。
繰り返しになりますが、インフラのコード化などやりたいことができているので、その点でも非常に満足しています。
また、社内のメンバーはいい人ばかりですし、チーム内でのコミュニケーションもスムーズ。少数精鋭の会社だからこそ、この環境が作れる、という意味ではカタリストシステムの強みなのかなと思っています。
ーー 最後に、中途のインフラエンジニアとして転職を考えている方へメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。
働き方という観点で言えば、最近は新型コロナの影響もあって、カタリストシステム同様にリモートワークを導入する会社も多いと聞いています。
自分の経験や周りの話を聞いている限りでは、リモートワークにも合う合わないがあると思っています。例えば、同僚との何気ない会話から、仕事モードに入るという人もいるでしょう。
もし、転職しようと考えている会社がリモートワークを導入しているのであれば、一度その環境になれておくことをおすすめしたいです。
たとえば、在籍中の会社に提案して、週1だけでもリモートをさせてもらうなどアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。環境が変わると仕事のしやすさも一気に変わるので、ぜひチャレンジしてみてください。
カタリストシステムへの転職という点でいうと、まず、自分は非常に良い環境で働けているということをお伝えしたいです。
以前の職場では、それこそ「終電ダッシュ」を毎日のように繰り返していましたし、当時の職場環境と比較すると、かなり時間的余裕ができたのかなと思います。妻や愛猫と共にいる時間も長くなりましたし、本当に感謝しています。
ただ余裕ができたからこそ、スキルアップに挑戦するなど、自分を磨くことに時間を使うようになりました。例えば英語だったり、技術系の資格や言語の勉強だったり。日々チャレンジを続けています。そのチャレンジした内容が、100%ではありませんが、実務に役に立つことがあるのでよい結果を生むことがあったので良いサイクルが作られていると思っています。
時間的余裕ができると「ぬるま湯につかる」ような感覚で、毎日ダラっと過ごしてしまいがちになると思います。それは、みんな同じだと思います。
ただそこで楽な方にいかずに、自分から自発的に向上心をもって何かにチャレンジし、自己投資的に時間を有効活用できるような人は、カタリストシステムに向いているのではないでしょうか。
中途インフラエンジニアとして転職をお考えの方、新しい環境でチャレンジしてみたい方は、ぜひWanteldyからメッセージを頂ければ嬉しいです。
カタリストシステムでお待ちしております。