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【カリキュラムチームメンバー紹介】キャタルのリモートワーク先駆者が語るRewritesの歴史

こんにちは。英語塾キャタル マーケティングチームの松本佳恋です。英語塾キャタルの魅力はやっぱりキャタルで働く人たち!ということでキャタルで活躍するメンバーをご紹介します。

今回は2013年からキャタルのメンバーとして活躍している利根川さんにインタビュー。利根川さんは2020年にコロナが流行するずっと前から、アメリカからフルリモートで活躍しているメンバーでもあります。アメリカ生まれ、アメリカ育ちの彼女がキャタルと出会ったきっかけや、7年以上に渡ってキャタルに関わり続けている理由についてお聞きしました。

JETプログラムを経て、キャタルへ

ー まずはキャタルとの出会いと入社経緯を教えてください。

日本人ではあるもののアメリカでずっと育ったこともあり、日本で一度生活してみたいと思ったことから2012年にJETプログラムに参加しました。JETプログラムは海外の若者が日本で外国語補導助手(ALT)や国際交流員(CIR)、スポーツ国際交流員(SEA)として働くプログラムです。私はALTとして埼玉県の高校に派遣され、英語を教えていました。

私のALTとしての任期は1年だったため、その後も日本で働くことを考えていたときに母の知り合い経由で紹介してもらったのが代表の三石でした。

ー そこからキャタルで働くことになったのですか。

はい。当時はTOEFLのスコアをあげるためのカリキュラム開発に力を入れようという動きがあり、その開発に関わることになりました。しかしアイディアを出していく中で、TOEFLそのものにフォーカスするのではなく、TOEFLのライティング力向上に特化したプロダクトを作ることに。この時開発された、オンラインで誰でもライティングのフィードバックをTOEFL100点以上を有するネイティブやバイリンガルから受けられるサービスが今のリライツ(以下、”Rewrites”)の原型になっています。

ー ジョインした当時はキャタルはどのような会社でしたか。

いまでこそメンバーは45名ほどですが、当時はメンバーも15名ほどで、とても働きやすい会社でした。当時は別の大手日系企業で翻訳、通訳、海外資料の分析などのお仕事もさせていただいたのですが、キャタルと社風が全く異なり、びっくりしたのを覚えています。キャタルの社風は人数が増えた今も大きく変わっていないですね。

コミュニケーションの1ツールとしての英語

ー そもそも教育には何がきっかけで興味を持たれたのでしょうか。

大学時代は音楽とフランス語を専攻しており、教育に特別興味があった訳ではありませんでした。でも音楽やフランス語に共通していたのが、どちらもコミュニケーションのツールであるということで、楽器や言語を使って何かを伝えることに興味があったんだと思います。

ボストンの語学学校で大人に英語を教えた経験や、JETプログラムでALTとして教育現場に関わる中で、教育への興味が徐々に湧いてきました。英語を教えること自体もそうですが、どのようなアプローチで英語を教えるかを考えていた時に、自分のこれまでの経験が活かせるのではないかと思うようになりました。

ー 英語教育にずっと利根川さんが関わり続けるモチベーションは何ですか。

私は幼少の頃からずっとヴァイオリンを弾いてきたのですが、知り合いのとても優れたビオリストが、音楽の世界では名門のジュリアード大学院にTOEFLのスコアが足りなかったため入学できなかったという話を聞きました。その時に才能や大きな夢を持っている人が、英語力が理由で目標を達成できないことがあるという事実に衝撃を受けたんです。英語はコミュニケーションツールの1つにしか過ぎないと思ってきましたが、その1つのツールがその人の人生の選択肢を大きく変えることができる。であれば、英語を話せない人が夢を達成するためのサポートしたいと思い、それ以来ずっと英語教育に関わっています。

ライティングカリキュラムを支えるRewritesの変遷

ー 現在はどのようなお仕事を担当されているか教えてください。

入社以来、ずっとRewritesの開発に関わっていますが、仕事内容はこの7年間で大きく変わってきました。初めはRewritesをゼロから作っていくことが仕事でしたが、今は英検のニーズが増えていることを受けて英検対策にもなるRewritesへ変更するなど、ニーズに合わせてマイナーチェンジを行っています。Rewritesというキャタルのライティングカリキュラムを支える土台ができたので、少しずつRewritesだけではなくキャタル全体のライティングカリキュラムにフォーカスするフェーズに入ってきたなという感じです。これからはライティングカリキュラムの全体像の見直しや調整を行っていこうと思っています。

ー Rewritesがどのように変わってきたのか具体的に教えていただけますか。

今のRewritesはキャタル生向けのプロダクトですが、以前はキャタル生以外にも提供をしていました。英語を勉強している人が、ライティングのフィードバックをもらえるプラットフォームとして機能していたんです。その後、キャタル生のみに提供することとなり、ただライティングをしてもらうだけではなく、レッスンで読んだ本を英語で要約するサマリーライティングや英検対策となるライティング項目を追加するようになりました。現在はライティングの内容に合わせてフィードバックをする先生も、海外の先生あるいは日本のバイリンガル教師と分かれています。

ー Rewritesのゼロからの開発は大変だったかと思います。振り返ってみていかがですか。

大変でしたね。小さなチームでサイトを全てゼロから作り、各レベルにあったライティングのトピックを決め、評価基準も作成しました。ライティングの添削・フィードバックができる海外大学の優秀な人を採用するべく、大学のキャンパスでのダイレクトリクルーティングも行いました。何よりも、ライティングカリキュラムのオンライン化が生徒の学習体験にどんな影響を与えるのかを想像しながら進めていくのは難しかったです。初めはトライアルアンドエラーの繰り返しでした!

それでも、スタート地点とゴールが決まっていて、そのプロセスを考えるのは楽しかったです。生徒にとってベストなプロセスは何なのかを今もチームと一緒に毎日考えています。

アメリカからのフルリモート歴6年目

今住んでいるアパートからのサンフランシスコ・ダウンタウンの眺め

ー そしてこれまで業務のほとんどをフルリモートで行ってきたんですよね。

はい。アメリカで生まれ育ったこともあり、アメリカで再び働きたいということを社長に相談したところ、リモートでの参画を提案していただき、2015年からずっとリモートで働かせていただいています。ちょうど2015年にRewritesの土台が完成したタイミングでアメリカに戻り、それ以来フルリモートです。

キャタルにおいて私は、カリキュラムメンバー、デザイナー、エンジニアメンバーと協力しながら、カリキュラムとコンテンツの作成を担当しています。「何をなぜやるべきなのか」を考えてリサーチをした上でどういった学習法がベストかをカリキュラムメンバーと話し合い、生徒にとって使いやすいオンラインカリキュラムをデザイナーとエンジニアと一緒に形にしています。フルリモートという勤務形態ですが、たくさんのメンバーと連携しながら進めていく必要のある業務内容なのがよかったと思います。

ー 時差がある中でのフルリモートは不安ではありませんでしたか。

リモートで働くようになっても社長とすぐにコミュニケーションが取れるような体制になっていました。もちろん、コミュニケーション面で大変なこともありましたが、それでも双方にメリットのある取り組みとなったと思います。リモートワークが当たり前ではなかった時からこのような働き方を認めてくれ、オンライン教育へのビジョンがあったキャタルに感謝しています。

ー リモートワークだからこそ、利根川さんが意識していることはありますか。

今ではコロナの影響を受けて、エンジニアチームも、カリキュラムチームも基本全員がリモートワークです。リモートワークの場合、ちょっとしたディスカッションの時間やアイディアをブレストする時間がなくなってしまうので、意識的にそういった時間をオンラインでセッティングすることは大事にしています。カリキュラムチームで英語教育についてディスカッションを行う時間(ブッククラブ)はその一例です。

また、最近では毎週1回エンジニアチームで英語で雑談する時間も設けています。英語教育業界ということもあり、英語学習に興味を持っているメンバーなので、仕事と関係ない話をして英語で交流する企画となっています。雑談の中から、カリキュラムや開発に関連したアイディアが生まれたらいいなと思ってやっているのですが、自由参加にも関わらず、毎回メンバーが積極的に参加してくれるのがとても嬉しいです。

それぞれの経験の価値を最大限に尊重するのがキャタル

2020年、キャタル「川崎チーム」メンバー(カリキュラム&開発&採用・研修)とのオンラインランチ会

ー 7年間、キャタルに関わってきた利根川さんからみたキャタルの魅力を教えてください。

アメリカで友人にキャタルの説明をする時、いつもすごく難しいなと思うんです(笑)

大きい会社ではないけれど、20年の歴史があり、スタートアップな訳ではない。日本の会社なのに、私がみてきた他の日本企業とは違う、柔軟性と多様性がある不思議な会社。それがキャタルの魅力だなと思っています。

メンバーそれぞれが持つ過去の経験をとっても重視してくれて、価値あるものだと認めてくれるのがキャタルです。7年間、変わらず楽しく働いてこれたのも、キャタルだったからこそだと思います。

ー 今後、どんな人にキャタルにジョインして欲しいですか。

多様性があることを楽しめて祝える人、クリエイティブに考えながら仕事に対して粘り強く取り組める人、どんな意見でも受け止め柔軟に考えられる人、ですかね。

この数年でキャタルにはたくさんの魅力や才能を持ったメンバーがジョインしてくれて、新しいアイディアと価値観を持ってきてくれました。自分が出したアイディアに対して、NOよりもYESを圧倒的に多く言ってくれるのがキャタルなので、自分のやりたいことに挑戦できる場があります。ルールがあるようでないキャタルというプラットフォームに新しい何かを持ってきてくれるメンバーはいつでも大歓迎です!

ー 最後になりますが、利根川さんがこれからチャレンジしたいことや目標はありますか。

私はどちらかというと平和主義者で、あまりアグレッシブに挑戦してこなかったのですが、これからは自分のコンフォートゾーン外のチャレンジをしていきたいなと思っています。特に、最近はアメリカを含め、世界中で、極端に異なる価値観を持った人たちがどのようにしてより建設的な社会を一緒に築いていくかが大きな課題となっていると感じています。より良い社会の実現のためにも人々の間の意思疎通をよくするためのコミュニケーションツールを増やしていきたいと思っています。そして、より一層、多様な角度から物事を考えて、新しいアイディアや価値観をキャタルにもっと持ち込んでいきたいです!

◆Rewritesについて
英語教育、新興企業も担う AIで発音分析/ネットで英文指導 デジタル技術で差別化
ライティング添削プラットフォーム「Rewrites」を用いた学校教育プログラム、 経済産業省「未来の教室」実証事業への採択が決定

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