こんにちは。英語塾キャタル マーケティングチームの松本佳恋です。英語塾キャタルの魅力はやっぱりキャタルで働く人たち!ということでキャタルで活躍するメンバーをご紹介します。
今回は2018年に新卒としてキャタルに入社し、福岡の西新校で教室運営スタッフとして活躍している服部さんにインタビュー。福島で育ち、大学時代は秋田、と東北の地で過ごしてきた彼女が、社会人のスタートをキャタルに決めた理由や現在の仕事内容についてお話しいただきました。
進路に迷っていたとき、偶然キャタルと出会った
大学時代、インドネシアにて
ー まずはキャタルとの出会いと入社経緯を教えてください。
キャタルを初めて知ったのは大学4年生の5月でした。同級生の多くが就活に励んでいる時期でしたが、当時の私は高校の先生になるか、就職をするか、もう1年大学に残るか、の3つの選択肢で悩んでいました。そんな折に、在籍していた秋田にある国際教養大学の英語教育に興味があると見学に来られたのがキャタルの社長でした。
たまたまFacebookで社長と話す機会があることを知り、個別で社長に進路の相談をさせていただいた時に、初めて英語塾キャタルについて知りました。そして「話すよりも見た方が早いから」と福岡の教室に夏休みの間、1ヶ月インターンしてみないか、と直接お誘いいただいたんです。
ー 偶然の出会いだったんですね…! 1ヶ月間福岡でのインターンはどのようなことをされたのですか。
1ヶ月間コーチとしてだけではなく、スタッフとして社員さんが担当される生徒さんへの学習相談やコーチの研修制度の見直しといったお仕事も経験させていただきました。そしてインターンの最終日、社長とオンラインで話をした際に「来年の4月からもうちで働かない?」と言っていただき、その場で入社を決意しました。
ー 即決だったようですが、不安などはなかったですか。
今考えたら、よく即決したな〜(笑)と思いますが、その時は全然不安も迷いもなかったです。1ヶ月間働いてみてすごく楽しく、こんなところで働きたいなと思っていたので。卒業後はどうしようかなと決めかねていた時期でもあったため、社長とのご縁で内定、というチャンスを活かしたいなと思いました。
原体験から来る、地域間の教育格差への課題
福島の母校の教室から
ー そもそも教育にはなぜ興味を持っていたのですか。
教育に興味を持ったきっかけは自分自身の経験からです。私は福島市の進学校に通っていたのですが、東日本大震災をきっかけに福島市から新潟寄りの内陸の只見町に引っ越しをしました。引っ越ししてみてびっくりしたのが、同じ福島県内であってもかなりの情報格差があったこと。福島市と只見町では得られる情報の量と質が全然違ったんです。限られた情報しかないと将来の選択肢が狭まってしまう現実を目の当たりにし、将来は教育格差をなくす取り組みに関わることができたら、と思うようになりました。
ー 先生になることも考えていたとのことですが…
高校の英語の先生になって教育の現場に立つことで、少しでも教育格差をなくすことに貢献できれば、とはじめは考えていたんです。が、教育実習で地元の学校に行ったときに学校現場が想像以上に古い体質で残っていてびっくりしました。今思えば、その頃の私は社会のことを何も知らずに生意気だったなあ、と反省していますが、校長先生ともめてしまったり(笑)、どうしても「職員室」という場所に馴染めず、教室で生徒たちと過ごすことが多かったんです。教育実習の後にキャタルでインターンを経験し、比べるまでもなく、キャタルで働きたいと思いましたね。
ー そうだったんですね…キャタルで働くことは教育格差をなくしたいという服部さんの思いとマッチするポイントはあったのでしょうか。
どこまで教育格差に現時点で貢献できているか、と言われたら正直全く自信がありません。それでも、本当に使える英語を習得できる学習方法とロールモデルに出会える貴重な学習の場を福岡で広められていることに意味があると思っています。私が東京ではなく、福岡の教室で働き続けている理由もそこです。
今はまだ、キャタルの授業料は誰でも通える価格帯ではありません。限られた人にしかアプローチできない葛藤は今でもあります。ですが、キャタルのメンバーにそのことを相談したところ、「今後キャタルがより多くの人に広まり、より多くの人に必要とされるようになれば、東京・福岡以外の拠点に進出できる可能性も、授業料をもっと安くできる可能性も高まるよ」と教えていただきました。それを聞いて、私がやっていることは近道ではないかもしれないけれど、決して間違ってはいないなと思えたんです。
実際に、子どもと過ごす時間が多い教室運営スタッフだからこそ、私のこれまでの経験を伝えられる機会は多いと感じています。地方にいても、英語ができれば見える世界が変わるという私が身をもって感じたことは説得力を持って生徒に伝えることができます。今自分にできることを少しずつ、まずは目の前の生徒さんにしっかりと向き合うことが将来的には教育格差問題の改善につながると信じています。
教室運営スタッフがみたキャタルの特徴
福岡の西新校
ー 現在担当している仕事内容についても教えていただけますか。
私は現在の福岡の西新校で教室運営スタッフとして働いています。仕事内容としては保護者対応、レッスンの管理、生徒からの学習相談、アルバイトコーチの育成、教材の準備と管理など、多岐に渡ります。
福岡の教室の場合は、通常のレッスンにコーチとしてコーチングに入ることもよくあります。生徒さんの成長を自分の目でしっかりと見れるだけではなく、ちょっとした変化にも気づくことができるチャンスなのでレッスンにも入れるのは嬉しいです。
ー 教室ごとに雰囲気が違うかと思いますが、西新の特徴などはありますか。
教室の雰囲気は校長によって違うなと確かに思いますね。西新校は本社の渋谷校の次に広く、伸び伸びと勉強ができる空間です。そして西新校の内田校長は前職ではバリバリ営業をしてきたとても明るい方。「楽しく働く」をモットーにされており、とても働きやすい環境だなと思います。
逆に、全教室で共通しているなと思うのが生徒がいる空間とスタッフのいる空間が分かれていないことです。多くの英語塾では生徒が勉強する教室と職員室のような教師用の部屋が分かれていることが多いかと思います。キャタルは特に仕切りがなく、一緒の空間に全員がいるので、常に生徒がコーチやスタッフに声をかけやすい環境になっています。入社してすぐは、目の前に生徒がいるのに普通に電話対応しているスタッフさんを見て驚きました!電話内容まで生徒全員に丸聞こえなのがキャタルですね(笑)
ー 働く上で何か意識されていることはあるでしょうか。
教室で生徒と常に関わるスタッフとして、現場の意見をカリキュラムチームやエンジニアチームに伝えることは日々意識しています。そしてより良いレッスンを提供するために必要なことがあれば、少し図々しいくらいにリクエストさせていただきます。もちろん、これは日頃から他のチームメンバーとしっかり関係性を築けていることが前提にありますが…
キャタルはチームに分かれていますが、あまりチーム間の隔たりはないように感じています。いつでも困ったことがあれば、社内チャットツールですぐに相談できるような雰囲気があるのはありがたいです。
ー 入社して今年で4年目かと思います。これまでを振り返って印象的だった出来事などがあれば教えてください。
入社して早々、生徒の目標を明確にし、共有するための目標設定シートに関わるプロジェクトを担当させていただきました。生徒がよりスムーズに目標を達成するための具体的な行動を明確にできるようワークシートを改訂。先輩にサポートを受けながらではありましたが、現在も全教室で当たり前のように使用されているカリキュラムの作成を入社1年目で担当させていただけたのはキャタルならではだなと思います。
キャタルの全国展開で教育格差改善にチャレンジする
ー キャタルはどんな人に向いていると思いますか。未来のメンバーへメッセージがあればぜひお願いします。
教室運営スタッフに必須な条件としては子どもと英語が好きであることでしょうか。英語が話せなくても問題ないのですが、生徒と一緒に英語で会話をしてみようと思う姿勢を持っている方でなければならないと思います。仕事中も生徒に声をかけられて仕事が中断することが多いです。そういう意味ではマルチタスクが得意な方が向いているかもしれません。
ポジションに関わらず言えることは、キャタルは自分で仕事を探す姿勢を持っている方が向いていると言うこと。キャタルでは上から仕事が降ってくることは少なく、自分で考えてPDCAを回すことが求められます。また、キャタルはまだまだ小さい会社なので社員一人ひとりの成長がダイレクトに会社の成長に繋がるのも特徴です。会社のひと駒になるのではなく、会社を動かす大きな駒になりたい方にはぴったりな環境だと思います!
ー 最後になりますが、今後の個人の目標やキャタルでチャレンジしたいことがあれば教えてください。
入社して4年目を迎えたこともあり、社長からは「もっと全社的に影響があることをできるようになれたらいいね」と言われています。教室運営スタッフとしての仕事は責任も伴いますが、その分やりがいもあり、子どもの未来に影響を与えることのできる素敵なお仕事です。でもそこで満足するのではなく、目の前の生徒だけではなくキャタル生全員の成長に関わることをもっとやっていきたいと思っています。具体的にはキャタルでの学習は学校の勉強と直結しないというイメージを持たれている方が多いので、学校の勉強にも役立つと言うことをもっとアピールできるよう、文法のカリキュラムをもっと充実させていきたいと思います。キャタルに行っておけば英語は大丈夫というイメージを東京でも福岡でももっと浸透させることが短期的な目標です。
ー 長期的な目標もあるんですか。
長期的な目標としてはキャタルをもっと地方に進出させたいな、と思っています。現在オンライン校の立ち上げも進んでいるので想像より早く実現できる気がしています。キャタルの学習を日本中の子どもたちが受けられるようにしたいですね。
また、大学の卒論では地方の教育には何が足りないのかについて考えたのですが、私なりの結論は教育格差を生む大きな要因は情報や学習リソースの不足以上に、身近なロールモデルの不足が根本的な要因になっているでした。ロールモデルに出会うことで勉強をしたいというモチベーションが生まれたり、卒業後の進路の選択肢が増えるからです。キャタルにはそんなロールモデルとなるバイリンガル教師がたくさんいます。キャタルの教師が地方の学校に訪問するなど、学習法以外のキャタルが提供できるものも日本全国に広めていきたいです!