1
/
5

「大切なことはみんなコードから教わった」未経験から会社とともに育ったエンジニアのインタビュー

キャブのチーフエンジニア山本へのインタビューです。※右のBが山本です。

株式会社キャブに入る前

「山本さんは、高校を卒業して東京に来たんですよね。」

山本:はい、ゲームが好きで、ゲームが作れる人になりたいと思い、それ系の専門学校へ行きたいと考えました。そうすると、やっぱり、たくさん学校があるのは東京。私は愛媛県の出身で、愛媛県からは大阪へ行く人も多かったですが、東京で暮らしてみたかったのです。


「学校を卒業して、キャブに。」

山本:1年ぐらい他の仕事をしていたのですが、やはりエンジニアとして働きたいと思い直して就職活動をして、キャブに出会いました。


「入社の動機はどういうところですか。」

山本:いろいろな募集を見た中で、未経験でもOKだったのがキャブでした。私も何でもやります、という姿勢だったし、採用面接でも技術的なことはあまり聞かれなかった覚えがあります。


「いいんでしょうか(笑)。今も採用するときはあまりスキル面は問わないですね。やってみればできるだろう、みたいな。」


現在

「入社後はどんな仕事を?」

山本:初めは先輩のプログラマもいて、自分は調査したり資料を作ったりという仕事をしていました。
 最初にプログラムしたのがPerlの検索システムかな。Perlやったのも初めてでした。
 あとは、Javaの文書全文検索システムを提案したり。自治体の河川情報システムプログラムの動きが遅くて、改良しなければならなくなって取り組んだのが初めてのエンジニアらしい仕事だったかもしれません。
 教えてくれる人もいないので、データベースも見よう見まねで触って、調べながら覚えて作ってきたという感じです。

「Webサイトはその流れで作るようになったんですか。」

山本:河川情報システムの表示用のWebコンテンツを制作していました。10年前、初めてホテルのWebサイトを提案したときは、私がデザインもやったんですよ。とにかく誰かに教えてもらうという経験がないので、あるものを調べて、こういう風になればいいなと考えて、それを作る方法を探す、という積み重ねでやってきました。途中からは同僚もできて、一緒に調べたり分担したりして、できることが増えました。



株式会社キャブについて

「Webサイトの開発で、キャブの特長はどんなところだと思いますか。」

山本:まず、ホテル業界のサイト制作を専門としていて、全国のクライアント様とお仕事ができること。個人的事情として、私は飛行機が苦手なのであまり遠方へ行けないというか、もちろん仕事だから行けと言われたら行くのですが、なるべくなら乗りたくないというか……。それでも、北海道や沖縄など、色々な地方のWebサイトが作れるのは刺激になります。
 そして、ホテル業界に特化しているとはいえ、新規サイトの制作のほか、更新業務から派生するCMS改修やJavaScript、PHPを使ったフォーム作成、APIの適用などがあったり、LP制作やサイト全体のレスポンシブ対応があったりと、常に様々な案件があるので、新しい表現や技術を自由に試すことができるところが特長だと思います。



「ホテル業界の、それも現場の方とのやりとりが多いから、細かい指定や縛りがないということもありますね。」

山本:クライアントによって、他の制作会社では、使用できるプログラムやガイドラインがガッチリ決まっていて自由にできないところもあるかもしれませんね。
 キャブでは、はじめに「こういう表現・機能ができないか」という課題があって、一番良い方法を探していくと、使ってみたいと思っていた技術がハマったり、新しいものに出会ったりする。そうやって初めて作ってみたものが公開されて実用化される、お客様も喜んでくれる、という面白さがあります。
 逆に言うと、自分たちで情報共有して、効果を計って、ルールを確立していかなければ非効率だと思うので、その点は私たちの課題でもあるのですが。


「今のキャブでは、更新がメインの人と、デザインからできる人、CMSの改修や開発ができる人、とメインの守備範囲はあると思いますが、境界はあまりないですよね。」

山本:コーディングをメインにしていて今までJavaScriptを書いたことがない人でも、サンプルを拾ってやってみるとか、PHPもちょっと構造から調べてみようかとか、誰でもその気になれば色々なことができると思うんです。エンジニアがデザインをやってみたいというのもアリです。「やってみたい」という人がいれば、少し時間がかかっても「やってみていいよ」と言っています。


「山本さんに「やってみて」と言われて、普通にやってみる人もいますが、引く人もいますね。ディレクターから見ると、エンジニアは、専門分野を極めたいという人が多いように感じます。」

山本:社内にも社外にも情報があるから、ほんとに誰でも何でもできると思うんですけどね(笑)。経験だけじゃなくて、柔軟性というか応用力というか。Web業界でやっていくなら、いろんなことを実践できるのはチャンスですよ。
 ただ、今はキャブにとって過渡期かもしれません。多くの案件がありますから、完璧に分業化して効率化を図る方法もあると思いますし、現場のお客様と直接やりとりすることで想像力が働いて成長できるという面もある。
 新しく入社した人には、前の会社の良いところを教えてもらったりして、新しい仕組みをどんどん取り入れていきたいと思います。
 実際に、タスク管理では、ある人が前の会社で使っていたお話を色々と聞いて「Backlog」を取り入れました。



今後どういうことをしていきたいか

「効率化や業務フローの改善は今後のテーマですね。ほかにはどんなことをしていきたいですか。」

山本:新しいメンバーを迎えて、制作の仕組みが改善できたら、開発をスピードアップしてより良いWebサイトやプログラムを提供することにつながると思っています。
 新しい技術動向をキャッチアップすることも大事ですね。どんな業界でもそうですが、ホテルのWebサイトにも、SEOやAI、メタサーチとの競合など、色々な課題があります。ちょっと前のGoogleの20%ルールのような感じで、新しいことを研究する時間を作ってみんなで共有したり、ナレッジを蓄積したりするなど、お客様への提案を技術面で支えるという役割を果たしていきたいと思います。


2018年12月追記
このインタビューは少し前のものですが、フロントエンジニアを引き続き募集中です。

株式会社キャブでは一緒に働く仲間を募集しています
3 いいね!
3 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

井上 優子さんにいいねを伝えよう
井上 優子さんや会社があなたに興味を持つかも