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第二創業期を迎えた組織の基盤を築く~経営企画マネージャー山田佳介

地域・教育魅力化プラットフォーム(以下「CPF」)で経営企画部マネージャーを務める山田佳介さんは、生粋の東京生まれ東京育ち。そんな山田さんが新卒で入社したコンサルティング企業を辞めたのちは、北海道札幌市、島根県松江市に移住するという“越境”人材になっています。一体どんな思いでこれまでのキャリアを歩んできたのかや、これからの目標について聞いてみました。


▼山田佳介さんプロフィール

東京都大田区出身。慶應義塾大学商学部卒業後、デロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社。まちづくり・地方創生を中心テーマとして、中央省庁・地方公共団体・民間企業に対する官民双方へのコンサルティング案件に多数従事。2021年7月、北海道札幌市のスタートアップ企業である株式会社あしたの寺子屋(現:株式会社コエルワ)にCOO(最高執行責任者)として参画。2023年5月より、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームの経営企画部マネージャーを務める。



▼これまでのキャリア

「組織と人の問題を解決すること」を人生のミッションに掲げ、それに最も近いキャリアだと判断して新卒でコンサルティングファームに入社。様々な案件に携わり、紆余曲折を経た後、「地域」に着目して日本社会全体をより良くしていくこと、そこに暮らし働く人たちの豊かさを生み出していくことに関心を持ち、まちづくり・地方創生を中心テーマとしてキャリアを築いてきました。東京都内某区における都市戦略策定・産業振興戦略策定や地方都市における成長戦略策定等を手掛け、地域ごとの特徴や魅力を生かしたまちづくりに熱を注ぎました。

新卒入社の同期から声を掛けられたことをきっかけに、次のキャリアテーマを「教育」と定め、創業半年ほどの株式会社あしたの寺子屋(現:株式会社コエルワ)にCOO(最高執行責任者)として参画しました。山口周さんの『ビジネスの未来』に触発され(下図参照)、市場原理に任せていると解決されない課題を解決することに人生の時間を使うと決め、教育における地域間格差の解決をミッションとして掲げる株式会社あしたの寺子屋に参画。社員数名のスタートアップ企業の一員として、toG事業の確立・拡大に向けて地方公共団体・中央省庁への提案・折衝を担いつつ、経営基盤構築のために助成金・補助金の獲得等を担当し、「間を埋める」「間を繋ぐ」役割を自任し、創業当初のスタートアップ企業として抱える様々な課題や穴を主体的に埋める動きを実施していました。

▼CPFに入職するまでのきっかけや理由

株式会社あしたの寺子屋(現:株式会社コエルワ)での2年間を経て、新たなチャレンジをすることを決意し、同社在籍時から共に事業に取り組んでいた縁から、CPFに籍を移すことを選択しました。その選択をした理由は大きく2つです。

1.「地域×教育」というテーマに対して、株式会社あしたの寺子屋(現:株式会社コエルワ)とは異なる切り口・角度で取り組みたいと考えたため。

2.数名程度という株式会社あしたの寺子屋(現:株式会社コエルワ)の組織規模を変え、数十名程度の人員で構成されるCPFに移り、社会課題解決に取り組む組織そのものの変容や開発にも従事したいと考えたため。



▼CPFで取り組んでいること、目標

経営企画部のマネージャーとして取り組んでいること、目標としていることは大きく3つあります。

1.経営メンバー・経営チームの強化:経営会議の設計・運営や経営計画・事業計画の立案等に取り組み、経営メンバー・経営チームの力を引き上げるという経営企画のミッション達成を目指しています。経営チームとして最も重要なことを「意志決定するスタンス」だと定義し、意志決定できるチームとしての能力強化に取り組んでいます。

2.全社における財務基盤の構築:既存事業における収益力強化、新規事業の開発を通じた新たな収益源の確保といった事業構築と全社での支出削減や効率的支出に取り組み、継続安定的に組織運営することのできる財務基盤構築を目指しています。

3.組織開発:第二創業期を乗り切っていくための組織カルチャーの形成を目指し、ミッション・ビジョン・バリューの策定・刷新、その裏側にある組織として大事にすべき信念や価値観の言語化、マネジメントレイヤーの行動変容、組織横断的なコミュニケーションの創出等に取り組んでいます。

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