【インタビュー】お客様の声を直接感じることができる～UXUIの魅力について聞いてみた

今回、Bridg3事業部の牧野 梨沙子（まきの りさこ）さんに仕事の魅力について伺いました。

大学卒業後、中村留精密工業に入社した牧野さん。男性社員が約8割を占める環境の中で、入社５年目で女性設計士として活躍しています。その背景には、様々な経験の積み重ねと牧野さんの前向きな姿勢がありました。

自己紹介

・UXUIエキスパート　牧野 梨沙子
2020年 金沢大学卒業後、入社。
自然システム専攻。過去の地球の気候を復元・地球温暖化について研究。
Bridg3事業ではUX/UIデザインなどを担当。

― 日本だけでなく世界を相手に仕事ができる

　この仕事をしようと思ったきっかけは？

今の仕事をしようと思ったのは、結論から言うと、『ソフトウエアの知識を身に付けたかった。自分の携わったソフトが日本だけでなく世界に販売されることが魅力に感じたから』です。その中でも、この４つが私にとっては大きなポイントになったと思っています。

①入社後のOJTを通じて自分のやりたいことを見つける時間を頂き、他己分析できたこと。
②ソフトの知識がなくても社内教育が手厚いので、初心者でも取り組みやすい環境だったこと。
③ソフトの一部ではなく、要件定義や仕様検討から実装(コーディング)を経てインストーラやリリースまで　
　全て経験することができたこと。
④社内の雰囲気的に知識がなくても、意欲があれば挑戦しやすい環境だったこと。

― お客様が使いやすく、満足度の高いものにすることを目指しています。

　牧野さんが担当しているUXUIとは主にどんなお仕事ですか。

UXUI（ユーザーエクスペリエンスとユーザーインターフェース）の仕事は、製品やサービスのデジタル体験を改善し、お客様が使いやすく、満足度の高いものにすることを目指しています。
今回、このドクターツールでは特に、以下の３つに気を配って取り組みました。

ーDr. Toolでこだわった点ー
　1．取り付けやすさ→作業が少なく、Dr. Tool導入でお客様の稼働を止める時間を短く。
　2．画面の見やすさ→工具や機械の状況を把握しやすく。
　3．設定のしやすさ→設定をフロー化し、表示する情報を最小限に。

初心者であっても、感覚的に簡単に間違いなく操作できる仕組みになるように、見た目はもちろん、画面上での操作方法、文字と配色のバランスもこだわりました。

― UXUIの仕事に辿り着くまで・・

入社して1年はOJTで機械についての知識や各部署の仕事を体験しました。
2年目にはオペレーションソフト設計課に配属となり、ソフトの新入社員教育が3.4カ月あった後、まるさん（現社長）から新しいプロジェクトの募集があって、とにかくトライしてみようと思いました。
最初は加工実験などを行い、破損検出システムについてトコトン勉強しました。
とくに、小径ドリルの加工負荷が外部に取り付けた電流センサーから取り込めるのかという点が分からなかったため、ホームセンターに行き、ドリルを購入し手順書を見ながら無我夢中で加工実験を行っていたのを覚えています。

その後、開発メンバーも増え、私はお客様の要望や社内からの要望を仕様にしたり、システムを使いやすい物に設計・検討する業務を担当することになりました。
私は、お客様や社内の営業の方に悩み事や要望をヒアリングし、情報を収集する、そして悩みが深い物から仕様としてDr. Toolに組み込んでいく仕事にシフトしていきました。
また、設定なども必要最小限だけを表示できるようにしました。色々な設定ができるものは玄人には向いているかもしれませんが、素人の人がいろんな設定を目の前にしたら、どれをどの順番で行えばよいのか迷ってしまいます。結果、操作や設定に時間がかかってしまいます。そういうことがないように、デザインしました。

― お客様の声を、直接感じることができる

　この仕事の楽しさや魅力はどんなところにありますか？

大きくわけて２つあります。
お客様や営業の方の声を直接肌で感じることができ、それを製品に反映できることだと思います。スクラム開発を行っているので、常にニーズに追従した開発を進められる点も魅力です。
また、私たちにとっては新しい取り組みであるAmazon Web Services（AWS）を使用していることも、開発側としてのやりがいを感じる要因の一つです。

― すべては『現場の想いを、現実に』

　最後に今後の目標を聞かせてください。

お客様のニーズには小径ドリルだけでなく、さまざまな要望があります。
だからこそ、最小限のリソースでお客様の要望が叶えられるように、Bridg３メンバー全員で最善を尽くしたいと思います。まさに、『現場の想いを、現実に』することです。