「成長の余地がある事業領域だからこそ、他社では得られない経験ができる」Brave group CFO小杉が語る展望と成長

当社グループにてCFOを務める執行役員財務戦略本部本部長小杉(以下、小杉さん)へ話を聞いた。

まず、小杉さんのご経歴について教えてください！

はい、では順を追ってお話します。

まず、富士通株式会社に就職後の経理部門に配属され、３年ほどしてから広報・IR室へ移り、IR担当としてアナリストの対応などを行っていました。その後、ゴールドマン・サックス証券株式会社の投資調査部へ転職し、企業の分析レポート作成に従事しました。

3年ほど在籍した後、みずほ証券へ移り、投資銀行部門にて、10年ほど勤務しました。株式会社デジタルホールディングスに転職後は株式の売却プロジェクトを担当したり、取締役会の運営などに取り組みました。

今お話しした経歴となった理由としては、キャリアのスタートしてメーカーに勤めていたこともあり、事業会社で経営に携わりたいという気持ちがありました。

投資会社や証券会社での経験の中でいろいろな会社を見てきましたが、証券会社に在籍している間は外部から間接的に関与することができません。

事業会社で経営に携わりたいと考えているタイミングで、偶然デジタルホールディングスのCFOに声をかけていただき、前職であるデジタルホールディングスへ入社しました。

事業自体はデジタル広告の会社でしたが、会社の経営や運営など、幅広く学ぶことができ、当時学んだことは現職のBrave groupでも活きています。

Brave groupに入社した背景をお伺いできますでしょうか？

Brave groupに入社したきっかけは、代表の野口さんとお話しし、事業内容の面白さや企業としての成長性に高い魅力を感じることができたからですね。

先ほど述べた事業会社の経営に携わりたいという想いから、「ベンチャー企業でのCFO」という軸も含めて、転職先を探している中で、野口さんとお話をする機会がありました。

私は社内の従業員の皆様と比較すると年齢が高いのですが、特に「VTuber」というものは私の同年代の方々には理解することが難しいコンテンツだと思います。例えば、VTuberに投げ銭をする行為は私たちの世代にとってはすぐ理解できないことです。とはいえ、話を伺っていく中で、VTuberはＺ世代を中心に、国内外から注目度が非常に高いことや、海外に展開できる余地も大いにあることがわかりました。

私自身も「私たちの世代では全てを理解しきれていないからこそ、まだ世の中に知られていない成長や展開余地があって面白い」と捉えています。

また、「成長の余地が非常に高い事業領域」という点も判断するうえで大きなポイントでした。
特にBrave groupは海外に漕ぎ出し、成長していく余地があると感じ、とても魅力的でしたね。

次は管掌されている財務戦略本部について教えてください！

現状は本部体制を取ってはいますが、中身はまだ私一人です（笑）。

その中で、役割としては投資家からの資金調達を行うことが主な役割です。直近では、香港のWeb3.0企業である、Animoca Brands株式会社様から3億円の資金調達を実施しました。

将来的に上場を見据えているので、証券会社の対応も行っています。
上場以降は決算発表や投資家の方との個別のミーティングなどの対応も必要です。

また当社の場合、それなりの時価総額での上場を期待されていますので、より資産規模の大きい海外の投資家からの資金調達もIPO前後で行うことが予想されます。そういった関係から海外とのやりとりも今後発生していくでしょうね。組織としても、上場を見据えた体制作りはもちろんですが、グローバルな対応力が求められていくと思います。

先ほどもお伝えした通り、現在私一人で業務を行っていますが、少数精鋭の組織を目指し、少しづつ人員を増やしていきたいと考えています。