wantedlyにエンジニア募集を出したら、募集内容に違反があると言われたので、素直に言われた通りに改善したらこうなった。 〜修正対応から考える第3の道〜
1:僕らの会社らしさを示すために、変なWEBメディアのシンプルなロゴをカバー画像にして掲載
2:Wantedlyさんから、「クオリティガイド違反だ!」と怒られる
●カバー写真はビジュアルで貴社の魅力を伝える箇所のため、文字のみで構成された画像はNG
●チームメンバー(集合写真やMTG中の写真など)やオフィス、社内の環境が映っている写真
●候補者が入社後の自身が働く様子がイメージできるような写真
●自社のプロダクト画像
3:あえて言われた通りに対応してみる
でも、まじめに「文字じゃない!タイポグラフィはビジュアルだ!」とか、「社内の魅力の伝え方はそれぞれだ!」と闘争をするのも普通だなと。。それより一周して、あえて指示に従ってみるのも面白いなと思い、「チームメンバー」と「自社のプロダクト」が映った「超ダサい画像」にしてみる。見事、クオリティOKですと返信がくるw。
規約にさえ反してなければ、こんな変な画像でもOKなんだと笑ってしまった…
https://www.wantedly.com/projects/192912
4:どっちに転んでも嬉しいことになる
でもこれで、結果的にいい人が採用できたら、wantedly様の言う通りやー!ってことになり、嬉しいし。採用できなくても、「それみたことか!グハハハ!」って思えるから嬉しい。どっちに転んでもHAPPYになる。そうです、ブルーパドルは前向きな会社です。
5:2択の問いが来た時に、第3の道を探す発想を
この一連の対応は、クライアントの修正依頼に対しての、僕らのスタンスが表現されています。僕らのベストと思う画像がNGをくらう。仕事ではよくあることです。そこで「wantedly(クライアント)いけてないな!」と愚痴って、100点の画像を60点に劣化させて終わらせるだけではもったいない。
wantedlyさんと闘うことがゴールではなく、いい人と出会うことがゴールです。今回でいえば、あえておかしな対応をして、その経緯をこうして記事にまとめることで、逆に目立つし、僕らのスタンスを表現できる。こういう動きに反応して応募してくる人は、たぶん僕らと相性の良い人です。
このように、AかBか(闘争か、妥協か)という2択をせまられたとき、「妥協したふりして、それも広告要素に使う」という第3の道を見つける。こういう発想が、僕らの好みです。もちろん絶対Aだ!と信じるときは闘いますが、イノベーションは第3の道に隠れていることって多い気がするので、自分が意固地になりそうなときは、いつもそんなふうに考えるようにしています。
(追記)
ちなみに、この記事は批判記事では全くありません!
きっとwantedlyさんの中でも、このルール完璧じゃないことはわかってるよ!って方は絶対いますよね。検閲システムがないともっと乱れるし、多数の検閲をするにはルールが必要だし。
サービス作る側の気持ちもわかります。100の賞賛より、心ない1つの批判の方が、ずーっと心に残ってしまうんですよね…。あれが、どれだけ作ってる人たちの心を苦しめることか。実体験をもってよく分かります…。
こうやって外部のデザイナー風情が、鬼の首取ったかのように、ただディスるっていうのも何か芸がないですもんね。そもそも僕はwantedlyが好きです。
なので別にこんなルールおかしいから改定すべきだ!改革だ!みたいな批判記事では全然ないです。ルールがそうなら、面白い対応方法ないかなと探っただけなんです。こんな僕の戯言で、wantedlyさんの誰かが傷ついていたら、本当に申し訳ございません!このwantedlyさんの記事UIとか、すごい書きやすくて好きです。
以上です!