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プロセスから成果まで正当に評価される喜び。だから積極的に手を挙げ、挑戦したいと思う【社員インタビュー】

※本記事は2021年3月にnoteにて公開された記事の転載です。各情報は掲載当時のものです。


課題に対して自発的に動き、熱心に取り組む人が多いビットバンク。その中でもひと際アクティブで楽しそうに働いているのが、システム部インフラチームの谷津 香(やつ かおり)さんです。

チームの業務に加えて、様々な社内プロジェクトや社内部活動にも熱心に参加し、さらにはAWS Summit Onlineのような社外イベントに登壇するなど、その活発さは留まるところを知りません。

「『助かった!』と言われるのが嬉しいんですよね。少しでも会社の役に立ちたいから動きたくなるんだと思います」

そう語る谷津さんに、普段の業務や業務外での様々な活動、今後目指していることなどを幅広く聞きました。

適切なログ管理・運用で会社を支える

――まず、谷津さんの現在の仕事内容を教えてください。

ビットバンクでは、全サービスをAWS上に構築しており、本番・ステージング・開発など目的別に複数のAWSアカウントを利用しています。インフラチーム内での私のメイン業務は、これらのアカウントおよびそこに紐付くログの適切な管理・運用を行うことです。

ログにはいくつかの種類があります。

代表的なものとしては、管理システムの操作ログやアクセスログなどのアクティビティログ群ですね。
ビットバンクは金融機関ですから、内部統制のための監査証跡として、こうしたログの保存と管理は必須。いつでも監査法人にデータを提出できるように、準備しておく必要があります。そのため、AWS上のあらゆる変更に対応するログの全てをログモニタリングシステムに連携するための仕組みを構築しています。

また、アプリケーションログ、お客様のアクセスログなども重要な情報です。
これらのログについては、アプリケーション開発チーム、プロダクト部やマーケティング部など他部署のメンバーも必要に応じて確認できるように、閲覧・分析環境を開放しています。
ログを可視化し、各部署が業務に活かすことで、より良いサービス開発に繋げられるからです。

AWS Summit Online登壇で得た学び


――谷津さんは色々な分野でアクティブに取り組んでいる印象があります。2020年秋にはAWS Summit Onlineに登壇しましたね。

はい。AWSのマネージドサービスを活用したログ基盤構築事例を発表しました。

AWS Summitは、世界最大級のAWSイベント。私が登壇した「お客様事例」のセッションにも、毎年非常に多くの企業から応募があると聞いています。
ありがたいことにその中で、私が応募した「暗号資産(仮想通貨)取引所を支えるサーバーレスログ基盤の裏側」の事例が採用されたんです。

CUS-93:暗号資産(仮想通貨)取引所を支えるサーバーレスログ基盤の裏側resources.awscloud.com

セッションでは「組織上の制約やログ基盤に求められていた性能に対し、Amazon Kinesis Familyを使って、どのように課題解決したか」を具体的に解説しました。

――登壇の経緯について教えてください。

2020年は、様々なAWS活用の取り組みが実を結び、複数の成功事例が生まれた年でした。以前から「事例発表したいね」とチームでもよく話していたので、初めて応募してみることに。すると採用が決まって、とても嬉しかったですね。

とはいえ、本番まではドキドキでした。イベント自体は前職時代から一参加者として楽しんでいましたが、自分が登壇することは想像していなかったので(笑)。

――これまでにもイベント登壇経験はあったのですか?

小規模なイベントには2回ほど登壇したことがあるのですが、この規模のイベントは初めてですね。しかも今回のAWS Summitはオンライン開催のため、事前に発表内容をスタジオ収録する形式。未経験のことばかりでした。

オフラインのイベントだと、聞き手のリアクションを見ながら話すことが前提なので、プレゼン時は「場の反応」を伺いながら進められます。ですが、今回のオンライン登壇は目の前にいる人に伝えるのとは勝手が違います。より細部まで配慮する必要がありました。

というのも、オンラインだと「登壇したら終わり」ではなく、アーカイブが残るため視聴者が何度も見直せることになります。そのため「じっくり見られる資料になる」前提でスライドを作りこみ、話し方もしっかり練習しました。

――実際に登壇してみていかがでしたか?

準備も大変でしたし、スタジオ収録はとても緊張しましたが、この経験を通じて多くの学びが得られました。

登壇以降、普段の社内MTGにおいても「視覚的に伝わりやすい資料を作ること」や「ゴールに向けてストーリー立てて話すこと」を常に意識するようになりましたね。

周囲に目を配り、できることを探して動く


――ほかにも様々なことに取り組んでいますよね。いくつか具体的に教えてください。

最近では、アドベントカレンダー推進チームの一員として運営を手伝いました。リーダーの小林さんだけではやることも多くて大変そうだったので、タスク管理や締切のアナウンス、執筆状況の確認など進行に協力したんです。

▼アドベントカレンダーの詳細はこちら

「エンジニアからの情報公開」を社の文化に。アドベントカレンダーの成功を糧に、技術発信力を強化中 | ビットバンク株式会社
近年、年末になると色々なアドベントカレンダーが開催されています。ビットバンクも昨年初めて、Qiita上でこのイベントに取り組んでみました。 クリスマスまでの25日間、毎日更新される技術ブログは、エンジニアの「生の声」を届ける貴重な機会です。「会社の枠を超えて技術の発展に貢献しよう」と志すメンバーの熱い想いが伝わったのか、社内外からたくさんの反響が寄せられました。 ...
https://www.wantedly.com/companies/bitbank/post_articles/360406


また、OKR運用チーム内の運用デザインチームにも所属し、月次イベントの運営を中心にOKRの社内浸透に取り組んでいます。今期からはチームリーダーを務めることになったので、一層頑張っていきたいですね。

▼OKR運用の詳細はこちら

OKRを社内に浸透させるには?進化を続ける運用デザインチームの取り組みをご紹介 | ビットバンク株式会社
ビットバンクが導入している目標管理法・OKR(Objectives and Key Results)を 記事 でご紹介してから約半年。運用チームは改善を繰り返しながら、OKRの考え方を社内に浸透させてきました。 ...
https://www.wantedly.com/companies/bitbank/post_articles/360416


――色々な活動に携わる中で、心がけていることはありますか?

普段の業務でも、それ以外の活動においても、心がけているのは2つだけなんです。

「私にできることはないかな」と周囲に目を配ること。
そして、気になったらすぐ「手伝いますよ」と手を挙げること。

誰かにタスクが集中しないよう助け合うのは、チームで働くうえで本当に大事だと思っています。今後もこの姿勢を大切にしながら、新しい活動にも挑戦していきたいですね。

――素晴らしいですね!ちなみにオフタイムには、社内の部活動「ゲーム部」にも参加しているそうですね。

はい。最近は「FORTNITE」「Among Us」「桃太郎電鉄」をプレイしていて、時には夜中の3時まで白熱しちゃうこともあります(笑)。

ビットバンクのエンジニアには、良い意味でオタク気質の人が多くて、一緒にワイワイ盛り上がれるのが楽しいんですよ。普段の業務ではあまり関わらない部署のメンバーとも交流できる良い機会になっていますね。

入社後強まった「積極的に動いて、貢献したい」想い


――色々なことに積極的に取り組んでいる谷津さんですが、いつも楽しそうに見えます。その意欲はどこから湧いてきているのでしょうか?

どこなんでしょうかねぇ(笑)。それほど意識して活動しているわけではないんですよ。単純に「助かった」と言われると嬉しいですし、あと何事も楽しくやっていきたいタイプだというのもありますかね。

あえて一番の原動力を挙げるとしたら「成果を出して役に立ちたい」「価値ある仕事がしたい」という想いだと思います。

――以前から、その想いは強かったのでしょうか?

考えてみると、ビットバンクに転職した理由とも繋がっているかもしれません。

次のキャリアステップを考えたとき、成果へのフィードバックがもらえる、評価基準が明確な環境で働きたいと思ったんです。そこが曖昧になってしまうと、どうしても目標を見失いがちになるので。

そんな折に、前職時代の先輩から

「CTOからきちんとフィードバックがあるし、成果に対する正当な評価を受けられる。自分がやっている仕事の価値を実感できるよ」

と紹介されたのがビットバンクだったんです。実際、入社してみたら期待以上でした。「業務のプロセスや成果をここまで見てもらえるんだ」と驚きましたし、本当に嬉しかったんですよね。

そんな環境で働くうちに、自然に「いいものを作るために、積極的に動こう」「自分も楽しみながら周囲を支えたい、会社に貢献したい」と、どんどん意欲が湧いてきました。

データ基盤を通じて、部署と部署を繋いでいく

――谷津さんがこれから取り組んでいきたいことを教えてください。

今後、マーケティング部やプロダクト部など、システムを利用するビジネス部門と協働して、データ基盤を更に発展させるためのプロジェクトを予定しています。

このプロジェクトで気をつけたいのは「ビジネス部門ではエンジニアの常識が前提ではない」点ですね。

インフラチーム目線ならすぐ解決策がわかることでも、他部署ではつまずいてしまうかもしれません。逆も然りで、私たちにもわからないことは多々出てくると思います。

新たなデータ基盤を作っていく今回のプロジェクトの中で、こうした部署間のギャップを少しずつ解消していけたらと考えています。
部署と部署のハブ的な基盤、お互いの手助けになる仕組みを作っていきたいですね。

――谷津さん、ありがとうございました!

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