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社内飲み会でAR(拡張現実)を使った動物園を実施して盛り上がった話

ビットエーでは毎月第3金曜日に、会社が全額負担して美味しい食事と飲み物を提供する、社内飲み会を開いています。日頃の労いはもちろんなのですが、複数拠点で働くメンバーを集めてのコミュニケーション促進が目的です。(※会の参加は任意です。)


毎月第3金曜日に会社負担で社内飲み会を開いています | 株式会社ビットエー
ビットエーでは毎月第3金曜日に、会社が全額負担する社内飲み会を開いています。日頃の業務の労いと、複数拠点で働くメンバーを集めてのコミュニケーション促進が目的です。(※会の参加は任意です。) 居酒屋などのお店を予約して、ではなく、あえて社内で、なおかつ立食パーティー形式で開催することで気軽に参加できるようにしています。 ...
https://www.wantedly.com/companies/bita/post_articles/163075


社内飲み会なので、みんなで集まってワイワイできれば十分といえば十分です。しかし単なる飲み会で終わらせず、毎回趣向を凝らし、餅つき機をレンタルしてお餅パーティーを開いたり、プラレールにトレイを取り付けた自作システムで回転寿司をしたり、いかにメンバー間のコミュニケーションを促進させるかを大事にしています。

そこで今回は、先日開催して大好評だった「AR動物園」の事例を紹介したいと思います。

AR技術を使って社内に動物園をつくる

「AR=拡張現実」を使った動物園のことです。ARとは、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術のこと。わかりやすく例えると、ポケモンGOのアレです。カメラを通して目の前の風景を写しつつ、そこにポケモンを表示させるアレです。

これで動物園をやってみたのです。まずは当日の写真をご覧ください。

仕組みを簡単に説明すると、

・特設サイトにアクセス
・カメラが起動する
・ARマーカー(読込用の画像)をスキャン
・マーカーによっていろんな動物が表示される

というもの。

ARマーカーはQRコードの写真版のような見た目で、マーカーごとに十数種類の動物を設定しました。社内のイベントスペースにARマーカーを配置しておき、それらを参加者が読み込むことで仮想動物園が実現するのです。

うまく読み込むことで、動物と一緒に撮影もできます。

特設サイトやARマーカーの作成に関してはこちらの記事が参考になると思います。また、技術面のもっと詳しいことは、ビットエーのエンジニアブログ「bitA Tech Blog」にて公開する予定ですので、よろしければそちらもチェックしてください。

動物の画像は普通の写真を表示しても良かったのですが、拡張現実感を存分に出すには3Dデータがおすすめです。平面の画像だと位置によってはペラペラになりますから。ちなみに今回はAdobe Stockから購入しました。

注意点としては、3Dデータをそのまま使用するとデータ量の大きさから読み込みに時間がかかったり、通信量が多くなるので軽量化すること。参加者のギガをなるべく消費させない工夫が裏では走っていました。(動物のサイズ感もバラバラだったので微調整してます。)

次に、参加者にも名札を兼ねたARマーカーを配布し、それぞれを読み込み合うことでコミュニケーションを促進しました。(何の動物のマーカーかはランダムで)

「あの人はなんの動物かな? あっ、バンビかわいい〜」みたいな、狙い通りの最高の流れを生み出したのです。お互いがお互いの名札をスキャンし合う様子は最高です。名刺交換もこうなったらいいと思います。

また、「読み込んだ数=コミュニケーションが生まれた数」として、上位3名には賞品を準備したことで、よりコミュニケーションを加速させることに成功しました。

さらに、当日の料理では生ハムの原木も用意し、その場で好きなだけカットして食べ放題にもしています。生ハムの原木ってネットで普通に売ってました。しかしカットするのが意外とむずかしいです。薄くいい感じに切るには練習が必要です。

改善点など

今回の良かった点は、普段は部署間の違いなどであまり会話したことのないメンバー同士でも、ARマーカーを読み込むという大義名分、ようするにきっかけがあればコミュニケーションは簡単に生み出せると証明できたことです。

なにかしらのとっかかりさえあれば、人はもっと仲良くなれる。

いくらお酒の力を少し借りられるとしても、初対面で話しかけるのは結構ハードルが高かったりしますよね。いきなり「どうも〜!」って入っていけるコミュニケーションモンスターばかりじゃないですから。そこで、AR動物園ですよ。

反省点としては、スマホの機種によってはうまく表示されなかったり、バッテリーの消費が激しかったこと。動作確認(検証)と充電器の準備をもっとすべきでした。ARマーカーも単純な画像にすることで読み込み精度が高まると思われます。

今後もIT企業っぽい社内飲み会を実施するために、技術を磨いていく予定です(幹事談)。
それではまた。経営企画室の永井でした。


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