今回からは、採用コンセプトの設定が重要な4つの理由をお伝えいたします!
【採用コンセプトの設定が重要な4つの理由】
①採用として成り立つのかが明確になる。
②採用過程でブレが起きない。
③採用コンセプトが強力なキャッチコピーになることがある。
④採用の質・マッチングの向上、入社後の動機付け(内定辞退・早期退職の予防)
採用コンセプトの作り方、ヒントの前に、そもそも採用コンセプトの重要性、必要性について説明します。
採用コンセプトなんて必要ないよ、採用できたらなんでもいいよという人事や採用関係者の方もいらっしゃるでしょう。
事実、採用においては、採用コンセプトなど考えずに、「人気職種やトレンドに乗る」や「パクリ」で採用が成り立つときがあります。
コロナの時には、リモートワーク、テレワークが流行り、導入していた企業には多くの求職者の応募が集まりました。この「人気職種やトレンドに乗る」はひとつの勝ちパターンではあるものの、長く、継続的に採用を成功させるものではありません。
一方で人気がない職種での採用を考えるときに必要なのが、「採用を成功させるための戦略(採用戦略)」であり、そのうちの一つが、「採用コンセプト作り」でしょう。
【採用コンセプトの設定が重要な4つの理由】
①採用として成り立つのかが明確になる。
採用コンセプトを作るうえで、「誰に」「何を」「なぜ」「どのように」「いつ」「どこで」を考えて採用が成り立つかを考えます。
飲食店の事例でいえば、若者に人気こってりラーメン屋を作る!となっても、若者がほとんどいない場所ではなかなか、ビジネスとしては難しいように、需要と供給を確認して、ビジネスを組み立てていきます。
同じように、採用においても、需要と供給(対象者がいるか、ニーズはあるか)を確認しながら、進めていく形になり、採用が成り立つのかを確認する形になります。
極端な例を出すと、地方で即戦力の欲しい企業が、「私たちは営業経験が5年以上あって、マネジメントもできる営業を採用するんだ」と意気込んでも、その地域や業界に「ほとんど対象者がいない状態」であれば、採用として成立しない可能性が高いです。
採用は「需要と供給」で成り立ちますので、まずは需要(対象者)があるのかを知る必要があります。
さらに対象者がいたとしても、他社と同じ給料や条件しか提供できないのであれば、給与や条件など待遇競争に巻き込まれます。
そのため、採用コンセプトを作るうえで、「強み・独自性」を明確にしていきます。
採用コンセプト作りでは、これらの過程を踏まえるため、「採用として成り立つのか」の再確認ができます。
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