夏目漱石 『こころ』 | 新潮社
鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、"先生"と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世
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こんにちは! Attack黒木です。弊社では定期的に「リモートワークのコツ」や「入社して身についたスキル」など、社内アンケートを実施し働き方やカルチャーについてご紹介しています。今回は、「読書の秋」にちなみ、メンバーのおすすめの本についてご紹介します。
「ビジネス・仕事編」の前編に続き、後編の今回は「人生のバイブル編」と「趣味・リラックス編」としてお届けしたいと思います!
まずは「人生のバイブル編」から。小説、マンガからスポーツ、絵本まで幅広くラインナップしました。
推薦者のコメント:高校時代、現国の教科書に出てきたのを機に、自分で文庫を買って何度も読み込みました…。今読み返すとそんなにハマらないような気もするのですが、とにかく多感な高校時代の私には刺さり、なぜKが自殺したのかを延々と考えていました。また、当時から映像化するなら誰がいちばん適役かを勝手にキャスティングしていました(笑)。
人間の深いところにあるエゴイズムと、人間としての倫理観との葛藤の物語。敢えて大人になってから読んでみるとまた違った世界が見えてきそうです。
推薦者のコメント:この本にはイチローが語った言葉が多く収められています。メジャーリーグで大記録を打ち出したイチローの本質に迫り、とても興味深い内容です! 大学生の頃にこの本に出会い、壁にぶつかった時や悩んだ時にはいつも読み返しています。人生を歩む上で大切なことに気づかせてくれる、私にとっては【相棒】のような本です!
目次からポジティブで自分をごまかさないメッセージに溢れています。天才は努力ができる人なんだと、改めて教えられる一冊です。
推薦者のコメント:まさしく私の人生のバイブルと言える漫画です。初めて実家を出る時から唯一ずっと傍に置いている作品で、年に何回も読み直し、毎回号泣しています。ファンタジー要素の強い少女漫画なので私の大好きなイケメンもたくさん登場しますが、なによりも主人公の女の子が本当に心が広く温かくお母さんのような存在で、とにかく憧れています。連載当初から読んでいたのでかれこれ25年くらい経過していますが、この作品のおかげで「誰かのために自分の出来ることを精一杯やりたい」「今はつらくてもその先に誰かの笑顔があればそれでよい」と考えられるようになり、自分の生き方や人との関わり方に大きく影響していると思います。主人公の女の子のように自分の人生が幸せなものであると誇れるよう、精一杯生きねばと勇気と強さをもらえる作品です。
推薦者のアツいコメントに心打たれました。まずは身近な家族や仕事仲間のため、自分ができることを精一杯やる大切さに気づせてくれそうな作品です。
推薦者のコメント:子供の頃から大好きな絵本ですが、大人になって読み返したときに改めて深く考えさせられる本でした。一本のリンゴの木と一人の少年の最後まで変わらない母性に切なくも純粋な愛に心が打たれます!
自分が今いる人生のステージで感じることが異なる本ではないでしょうか。なんともいえないじんわりとした切なさのある読後感の中で、有限な人生の時間についても考えさせられる一冊です。
推薦者のコメント:没落しかかった芸者小屋の住み込み女中として働き始めた主人公梨花が花柳界の様々なドラマを目撃する話です。女芸者4人の共同生活、という独特な環境で繰り広げられる緊張感のある人間関係がめちゃくちゃ面白いです。主人公の女中の仕事に対するスタンスがストイックでプロ意識に溢れていて、仕事への向き合い方を考えるきっかけになった本です。
小説から仕事への向き合い方を考えるきっかけになった、という推薦者のコメントが新鮮でした。異なる時代を生きた人の審美眼から、刺激を受けることがありそうです。
推薦者のコメント:幼稚園生の時に買ってもらった本がいまだに手元にあります…! 自分のことが大好きなとら猫が何回も生き返り、初めて自分より好きな相手に出会う。子供が読んでも楽しめますし、大人になってから読むとあっという間に涙腺が崩壊します...。心が清らかになる1冊です。
子どものころに読み、大人になって読み返してという方も多そうですね。絵本でも大人向けだと思います。ストーリー展開はシンプルだけれども、最後にドスンとさせられる重みのある一冊です。
続いて、「趣味・リラックス」編です。
推薦者のコメント:日本語訳のタイトルはキャッチ―ですが、内容はまじめな実地調査です。15歳を対象に実施される国際学力テスト、PISAで高得点をあげる5か国(フィンランド、日本、シンガポール、中国・上海、カナダ)の教育現場の調査レポート。日本の教育はよく外国と比較して批判されますが、悪いところばかりじゃないと思えます。子どもの教育環境について考えたいときに読んだ本です。
子育て中の社員が多いAttackならではのセレクト。著者が各国の教師の家にホームステイしながら学校で教鞭を取り、教育関係者や保護者などと関わり合いながら調査した、という調査方法の意味でも興味深い一冊です。
推薦者のコメント:サウナが好きなので買いました。とても読みやすく効能が記載されており、サウナに行きたくなる一冊です! 心身ともに整えたい方におすすめの本です。
サウナ、注目されていますね。この本を知り、なんとなくの知識ではなく効能についてちゃんと知りたいと思いました。心身ともに整える方法はいくつも持っておきたいですね。
推薦者のコメント:ゲーム実況界隈ではメタバース系の企画が伸びていたりと、個人的にメタバースに注目しています。
ゲーム好きなメンバーおススメの一冊。技術や歴史的な観点にも触れ、メタバース初心者の入門書になるとのこと。著者の方の哲学的な考察も含まれているそうで、メタバース世界をどう捉えるか、といった問いへの参考にもなりそうです。
推薦者のコメント:メスのチンパンジーから生まれた、人とチンパンジーのハーフの「ヒューマンジー」が主人公の話。人間であるがゆえの価値観や、差別やテロ問題などが絡み、考えさせられる作品です。
色々な物議を醸しそうな作品。人権問題にも絡むようで、人が人として定義づけ当たり前になっていることについて考えさせられそうです。重めなテーマをどう面白くストーリー展開するか、についても気になる作品です。
推薦者のコメント:第一子妊娠中、出産前に切迫早産で2か月寝たきりになって不安だった時に、子育ての苦労を面白おかしく描かれているこの漫画を友人に紹介してもらいました。東村先生の面白おかしいエピソードに勇気づけられ、出産・子育てが楽しみになりました。子どもが成長してから読んでも、「あ~あるある」みたいなことを東村先生がズバッと代弁してくれたり、クスっと笑ってしまうようなエピソードがたくさんあります。
こちらも子育て中の社員が多いAttackならではのセレクト。楽しいことも多い半面、予測不可能で理不尽な出来事がたくさん起こる育児に、共感できる本があると助けられますよね。この本を知ってユーモアの力って偉大だなと改めて思いました。
推薦者のコメント:人間に興味を持ったきつねが人間の言葉を学び、人間と関わり、人間と共に生きていくお話です。児童書で有名な斉藤洋さんの作品です。(「ルドルフとイッパイアッテナ」等、ご存じの方も多いのでは…)子供の頃から何度も読み返し、今では長男もはまっています! 日本史好きの方にもおすすめです。
ご自身も好きで今はお子さんと一緒に読んでいる、というメンバーのエピソードにほっこりしました。お子さんの反応を見ながら自分自身の子どもの頃の感覚も思い出されて、2度3度と違った楽しみ方ができそうです。
いかがでしたでしょうか? 見返してみると豊富なラインナップに刺激を受けました! アンケートにはみんなからの「これ知ってます!」とか、「気になります!」などの反応があり、メンバーの新しい一面を知る機会にもなりました。気になる本があれば幸いです。