代表の姜(かん)です。Atmophは世界の自然風景を撮影することからスタートしたんですが、僕はSF映画が大好きです。チームにも、そんなSF映画やゲーム、SF小説が好きなメンバーがたくさんいます。だから、Atmoph Window 2 | Star WarsやAtmoph Window 2 | DEATH STRANDINGをプロダクトラインナップに迎えることができているのは、夢のようにありがたく嬉しいと同時に、勝手に運命も感じています。
SFは英語ではSci-Fi (サイファイ)と呼ばれ、Science Fictionの略です。SFの父といえばジュール・ヴェルヌが挙がり、『月世界旅行』や『海底二万里』など、テクノロジーの発展と人類の「未来」を希望をもって具体的に空想したパイオニアの一人です。こんなような名言、きっとどこかで聞いたことがありますよね。
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる
ジュール・ヴェルヌ
SFといえば、「未来」の話を想像すると思います。現代では考えられないような技術だったり、バカにされてしまうような考えもSFには当たり前に登場します。でも、未来の話ではあるけど、未来の話ではないんじゃないかと思うんです。
Lv42の魔法使い
いま僕らが手にして目にしているものはすべて、過去の先人たちが生み出したSFです。飲む水も、食べ物も、電気も映像も電波も乗り物も通貨も、あらゆるものがいつかのSFです。スマホやソーラーパネル、ドローンに量子コンピューターまで行かなくても、冷蔵庫や電子レンジなんて、よく考えたらもう魔法でしかないですよね。
そう、僕たちは日々魔法に囲まれて生活をしています。僕らはみな経験値の高い魔法使いなので、魔法には驚きません。しかもゲームの世界と同じで、レベルが上がるほどに新しい魔法の習得が難しくなります。僕のようにLv42くらいの魔法使いになると、慣れ親しんだ魔法だけで冒険を進めてしまいがちです。でもそれでいいのか。
今日も世界のどこかで誰かが、伝説のSFの書を元に魔法作りをしています。試作段階のものは毎日誕生し、勇気ある先駆者たちに試され、安全なものは世に広がっていきます。僕らが日々使う魔法も、こうして時を経たものがほとんどです。
SFは今日のマイアクション
SFは未来の話ではなく、現在(いま)の話なんです。遠い未来の誰かの人ごとではありません。僕にはいつも選択肢があります。魔法を作るか、できたての魔法を試してみるか、安全になった魔法を習得するか、もう魔法は覚えないで普及の邪魔をするか。
僕は誰なのか。
『鬼滅の刃』を昨日読み終わり、そんなことを思います。