ソフトウェア開発担当の邱です。
私の故郷は台湾南部、北回帰線のすぐ南に位置し、年平均気温が25度を超える熱帯気候帯にあります。かつて、特に裕福ではない家庭では、エアコンは贅沢品でした。たまに家族で水辺に行くことは、子供時代のささやかな幸せの一つでした。
10歳の時、いつものように暑い日に、初めてのRPGゲーム『軒轅剣参 雲と山の彼方』に出会いました。ゲームの舞台はユーラシアにまたがっていて、最初のシーンはイタリアのヴェネツィアでした。 まだ世界の文化に無知だった私の脳裏には、水辺の街並みや縦横に流れる河川が鮮明に残っています。その時に直感的に思ったのが、「あそこは涼しいに違いない」という単純な理由で、言い知れぬ憧れを抱くようになりました。
20歳の時、いつものような南台湾で、いつものように暑い日に、15世紀のイタリアを舞台にしたゲーム『アサシン クリード』シリーズの『アサシン クリード II』に初めて出会いました。10年間の技術革新により、記憶の中のヴェネツィアのイメージは2Dから3Dに更新され、生き生きとしていました。主人公のエツィオを通して、きらめく運河に揺れるボート、ルネッサンス様式の建築物や衣装、さらには人々の生活や娯楽を垣間見られました。
30歳になった年、Atmoph Windowを通して現代のヴェネツィアを見ることができ、記憶していた映像が現実のものとなりました。これからの10年間に自分の足でこの町を訪れる機会を楽しみにしています。
敝姓邱,擔任軟體工程師一職。
我的家鄉位於南台灣,正好位於北回歸線以南,處熱帶氣候區,年均氣溫超過攝氏25度,在以前,對於生活不算特別富裕的家庭來說,空調是個奢侈的享受,偶爾到水邊避暑的家庭旅遊是年幼時期的小確幸之一。
在我10歲那年,與往常一般炎熱的一日裡,接觸了人生中第一款的RPG遊戲──《軒轅劍參 雲和山的彼端》。
遊戲場景橫跨歐亞大陸,第一個場景正是在義大利的威尼斯,其傍水的街景、縱橫的河道,令當時還對世界文化懞懞懂懂的我,至今仍歷歷在目,「那裡一定很涼快」是當時直觀的想法,而這個單純的理由卻使得我開始對其有著莫名的憧憬。
20歲那年,一如既往的南台灣,一如既往的炎熱日子中,首次接觸到了《刺客教條系列》中的《刺客教條2》,背景在15世紀的義大利,經過了10年的畫面技術革新,記憶中對威尼斯的印象從2D更新到3D,其中畫面也跟著生動了起來,透過Ezio看到了在波光粼粼的運河中隨波搖曳的船隻、文藝復興風格的建築與服飾,甚至是當時人民的生活與消遣活動都可窺得一二。
在邁入30歲的那年,透過Atmoph Window見識到了現代的威尼斯,記憶中的畫面也化為了真實,期待接下來的10年中有機會靠自己的雙足走訪這座城市。