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マンガでわかる生成AI【第3話】仕事で使ってもいいのかな?

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。企画と原作を担当するのは、アステリア株式会社の森 一弥です。





(企画・原作:森一弥 作画:佐倉イサミ

マンガでわかる生成AI 第4話に続く… 前回のお話はこちら

キーワード解説

漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!

フューショット プロンプティング 【Few-Shot Prompting】
プロンプトエンジニアリングの定番のひとつ。回答の例題を示すことで精度を上げる手法。「ポジネガ分析」など、回答が複数の選択肢のうちのひとつから選ばれるような場合で有効。

トト先生の生成AI塾


トト様じゃ。今回はセキュリティ・プライバシーに関しての注意点じゃ。2024年現在、生成AIと言われておるサービスは、その処理をクラウド上で行っておるものが多い。自分の環境ですべての処理を行えばよいが、一般的なPCではまだ品質的に難しい部分があるからの。精度を求めてクラウドにデータを渡す際は、いろいろ気をつける必要がある。外部サービスに社内データを出すのは社内規定として問題あるという会社も多いだろう。そのままアップロードするとAIの今後の「学習データ」として使われてしまう可能性がある

しかし、もちろん回避策はある。例えば、ChatGPTならAPIを使えばそもそも学習データにされないし、ブラウザで使う分には設定をオフにすることで回避可能じゃな。設定画面はバージョンアップで場所や表現が多少変わったりもしているし、今後も同じ方針とは限らないので、情報のチェックだけはしておいたほうが良いの。

ChatGPTでの情報漏えい対策(「トレーニングへの利用をOFF」の設定方法)については、こちらの動画 でも解説しておるぞ。

原作者のオマケ裏話

最近は無料のツールでもいろいろできちゃうのですごいですよね。もちろん制限があったりはするんですけど、その制限内であっても有用性を感じるには十分でしょう。ただ、学校の宿題で半数以上が同じ間違いをしたというニュースもありましたように、盲目的に信頼するのは間違いです。

ただ、どう気をつければいいのかは一貫したものがあると感じています。要するに「出てきたものをそのまま使うな」ってことだと思います。アウトプットされた情報をそのまま貼り付けて理解もしていないのであれば問題になっても当然ですよね。アウトプットに不明点があれば、突っ込んで聞けばいいだけだし、言われたことを鵜呑みにするだけでは相手が人間だとしても時には危険ですよね。

人間相手であれば、長く付き合って信頼関係が出てくると思いますが、生成AIでも最初は警戒して当然ですし、どんどん使うにしたがって、その傾向なんかを把握できてくればより良く使うことができるんではないでしょうか?

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