自社サービスメンバーが客先でブレーンストーミング
特にSES案件の場合で顕著ですが、請負案件の場合でも情報システム部のような窓口が立つ場合には、顧客要求:外部仕様というのは大体が形を成したものが、お客様側の担当窓口・顧客側社員の上長の方などから提示されます。
なので、「その要求自体が、顧客のビジネス・顧客の狙っている方向性に対して望ましいものか否か?」・「他の選択肢は無いのか?」・「過不足(特に"過"!)は無いのか?」などの検討の余地は、開発側の我々には殆ど残されていない場合が少なくありません。
要求・要望の発信者と物理的に近い場合は、現実的には公のロールを超えて調整が出来たりもしますが(予算の縛りは厳しいとしても...)、事前に提示された要求の方向性自体を大きく変えることは、先ず対象外です。
企画サービス(サイクルスポーツ)は違います!
確かにお客様からの提案・要望で「是非!、これを!」というケースも無いわけではありません。
が、「画面の遷移(と機能)」・「デザイン」系の具体的な提案はアスペア側から行うのが基本です。
しかし「実は顧客側の頭の片隅に眠っているイメージ」とか、「こんなん出来たら良いんだけどな」的な何かが、お客様担当の方の意識下に眠っているかも知れない!
という訳で、アスペア側から、ビジネスサイドの企画・判断ができる者、技術者、デザイナー、全部まとめて顧客先に訪問させて戴き、ブレインストーミングを行って、今後のサイトの方向性/コンテンツの展開などの話をしてきました(具体的なツールとして、ペルソナの設定やカスタマージャーニーマップも利用してみました)。
小さくて具体的な話題に至った場合には、その場で検証環境に改変を加えてお客様に見て戴く、というアクションも行ってきました。
今後はもっと頻繁に顧客サイドに訪問し、機会探索/データ収集・分析/仮説検証の各種のアクション、施策展開などをしていければと考えています!!
サービス自体を考えてみたい!
現状では、SI案件の中でビジネスレベルでの提案を行うような機会は、自社内の他のグループを見回しても珍しいケースです。
確かに、「要求仕様はお客様が考えて責任を持つモノ」という考え方も有りますし、それで望ましい結果が得られているケースも有るのかも知れません。
が、それは珍しいケースなのではないか?
公のロールとしては「基本設計から」とかになっていたとしても、要求仕様自体が顧客の目指しているビジネスを成功・成長させる方向に適しているとは限らない。
要求を分解・分析してみると、矛盾していたり、実現不可能だったり、検証不可能だったりという事もあり得ます。
そこで!、近々の定例会で「サービス自体を考える」ワークショップをやってみることにしました!
さて、どうなることやら?!.....結果が楽しみでもあるし、盛上らなかったら冷や汗ものです(笑)。しかし、発注者側の立場を経験するロールプレイを行うというのは、悪くない発想のはず!
お客様と共にサービスを生み出す・成長させる視点で活動するエンジニアになってみませんか?
お気軽にお話しましょう!