2024年11月7日(木)、アルサーガパートナーズは社内向けのライトニングトークイベント「Taste of Tech(通称TOT)」を開催しました。
今回は今年最後のTOTとなり、東京本社と福岡支社から合計4名のエンジニアらが登壇しました。各登壇者が自らの研究内容や社内で共有したい知見について発表し、活発な情報交換の場となりました。
それでは、第14回TOTのイベントレポートをお届けします!
「Taste of Tech」とは
「Taste of Tech」(通称TOT)は、「ゆる〜くTechを楽しむこと」をコンセプトに、みんなの「知っている」「知りたい」を他のメンバーにお裾分けするための社内LT(ライトニングトーク)イベントです。
内容はTechに限らず、技術者やビジネスマンなど様々なバックグラウンドを持った人が登壇し、それぞれが培った知識や経験を共有する場となっています。
TOTの目的
・アウトプットの機会を作りたい
・社内にナレッジをためられる場を作りたい
・コミュニケーションの場を作りたい
・メンバーの交流を深めて多様性を作りたい
第14回TOTの様子
今回は以下の4名に登壇してもらいました。
▼1人目:佐々さん(アプリエンジニア)
「1年間個人アプリを開発をして考えたこと」
最初に登壇したのは、アルサーガ最年少エンジニア、なんとまだ10代の佐々さん!高校卒業後にアルサーガへ入社した彼は、アプリエンジニアとしてすでにその才能を発揮しています。
今回のテーマは「1年間個人アプリ開発をして考えたこと」。佐々さんがこの1年間で個人開発した4つのアプリについて、成功のポイントや課題点を技術的な側面だけでなく、マーケティング視点からも分かりやすく紹介してくれました。
注目すべきは、10代ながら1年間で4つものアプリを作り上げたこと。そして、失敗から学んだ経験を活かしながら、現在もさらに良いアプリ開発に挑戦し続けている姿勢です。
中でも、2024年10月にリリースされた有名YouTuberとのコラボアプリについては今後より拡散していきそうです。現在も開発が進んでおり、今後さらに注目を集めることが期待されています。
会場に集まったメンバーからは驚きと感嘆の声が相次ぎ、佐々さんの未来が楽しみになる発表となりました!
▼2人目:門司さん (Arsaga GenerativeAI Lab)
「生成AIを活用したエンジニアの働き方改革」
2人目に登壇したのは、今年7月に本格始動した Arsaga GenerativeAI Lab に所属するリードエンジニアの門司さん!生成AIの研究開発に携わる門司さんが、エンジニアの働き方を変える未来のビジョンを語りました。
テーマは「生成AIを活用したエンジニアの働き方改革」。生成AIの力を最大限に活用し、社員がより効率的かつ快適に働ける方法を、実例を交えてわかりやすく紹介してくれました。
具体的な活用方法は多岐にわたり、検索、コミュニケーション、資料作成、学習、コーディングなど、さまざまな場面で大活躍。用途に合った生成AIサービスを選ぶことの重要性についても、門司さんならではの実践的な視点で説明がありました。
「自分は完璧な人間ではないので、足りない部分を生成AIで補っています。イメージ的には、自分の手足を少し伸ばすような感覚です」と語る門司さん。その言葉には、生成AIをパートナーとして使いこなす姿勢が感じられました。
生成AIの登場により多くの職種で業務変革が求められる今、門司さんの発表は、エンジニアだけでなく全社員の未来の働き方を描くインスピレーションに!聞いているだけで、仕事がもっと楽しくなるようなセッションでした。
▼3人目:上西さん(福岡支社 フロントエンド)
「HTMLから見るアクセシビリティと品質」
3人目には、福岡支社でフロントエンドエンジニアとして活躍中の上西さんがオンラインで登壇してくれました!
テーマは「HTMLから見るアクセシビリティと品質」。上西さんは、Webの生みの親ティム・バーナーズ=リー氏の言葉を引用し、「Webの力はその普遍性にある。障害の有無にかかわらず、すべての人々がアクセスできることは、Webの本質的な特性なのだ。」と熱く語ってくれました。
さらに、アクセシビリティとユーザビリティの違いについても分かりやすく解説。アクセシビリティは「スタート地点に立てる人を増やす」ためのもので、ユーザビリティは「ゴールに辿り着ける人を増やす」ためのものだと、わかりやすい説明をしてくれました。
続いて「アクセシブルなHTMLとは」というテーマでは、シンプルなボタンのコードを例に挙げながら解説。一見問題なさそうに見えるコードも、実は知覚可能・操作可能の要件を満たしていないことを指摘しました。その具体例を通じて、アクセシビリティの重要性を改めて感じさせる内容となりました。
Webが本来持つアクセシブルな力を改めて感じさせ、より良いWeb体験を実現するためのヒントが詰まった発表でした!
▼4人目:椋本さん(サーバーサイド)
「現案件を振り返り、生き残るために行動したことを言語化してみた」
最後に登壇したのは、サーバーサイドエンジニアとして活躍中の椋本さん!今回のタイトルは「現案件を振り返り、継続案件になっている理由を考えて言語化してみた」。受託開発ならではの仕事術について、熱意たっぷりに語ってくれました。
まず椋本さんが定義したのは、この発表においての「生き残る」という言葉の意味。「アルサーガパートナーズの一員としてプロジェクトに貢献し、必要とされ続けること」としつつ、「ここまで来られたのは、以前のメンバーを含む全員の頑張りがあってこそ」と感謝の気持ちを忘れないことも重要だと話していました。
「結局、お客様と仕事をする上で大切なのは、お互いが一緒に仕事がしやすい環境を築き、成果を出せる関係をつくることだと思います」と語る椋本さん。そのために、メンバーやお客様とのコミュニケーションを欠かさなかったそうです。「一緒に仕事がしやすいと思ってもらえることで、自分の弱点も補えるんです」と持論を示していました。
さらに、「自分はお客様やメンバーに恵まれた。運が良かったから今があるのかもしれません」と、感謝の言葉も熱く語る姿が印象的でした。
椋本さんは最近の社員インタビューにも登場しています。もっと詳しく知りたい方は、ぜひそちらもチェックしてみてください!
番外編:ピザを囲む懇親会
今回は多くの人が懇親会に参加してくれたおかげで、あっという間にピザがなくなってしまいました。実は最近の広報業務で一番悩んでいるのがイベント時のピザの枚数です。毎回、少なすぎたり多すぎたりしちゃうんですよね。
誰か適切なピザの枚数を注文できるシステムとか開発してください。
最近のアルサーガでのピザ人気は圧倒的に「てりやき」ですね。私も一番好き。
そしてごめんなさい、今回も懇親会の写真撮り忘れてました。楽しすぎて、気づいたらピザもみんなもいなくなってるんですよね。困ったもんだ。
おわりに
今回のTOTには、多くの部署からさまざまなメンバーが集まりました。参加者からは、「普段の業務では知り得ない話を聞くことができ、とても面白かった」「社員がどんな活動をしていて、どんなことを考えているのかを知ることに大きな価値がある」といった、心温まる感想が寄せられました。
アルサーガパートナーズは10期目を迎え、従業員数は500名に迫る規模へと成長しています。この急成長の中で、昔よりもメンバー同士が密にコミュニケーションを取る機会が減っていると感じることがあるかもしれません。それでもなお、「挑戦できる風土」と「仲間との信頼関係」がアルサーガの魅力として残り続けています。そのための、「人をつくる」というミッションです。
TOTのように、有志で集まるイベントは、この「人をつくる」というミッションを象徴していると感じます。この場は、直接的な評価や成果に直結するわけではありません。それでも、「自分の想いを共有したい」と声を上げる登壇者、そしてそれを受け止めようと集まる参加者がいることで成り立っています。その相互作用が、新たな気づきや価値を生み出し、私たちの成長を後押ししてくれるのです。
アルサーガパートナーズでは、こうした社内イベントを定期的に開催し、メンバー同士が成長し合える場をつくり続けています。「バグを否定しない」という文化を実践しながら、仲間として互いを認め合い、尊敬し合う関係を大切にし、これからも全社一丸となって新たな挑戦に取り組んでまいります!
(文=広報室 渡邉)