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「モチベーションに左右されない」ベテラン社員南本がアンカーと歩んだ6年の軌跡。

南本 葉月/Hazuki Minamimoto(32)
大阪府高槻市出身 2018年3月入社
グロースマーケティング事業部 クリエイティブ課
信条:前向き
趣味:ゴルフ(練習中)

「モチベーションがない」「やりたいことがない」と、聞くとダメ社員のレッテルを貼られるだろうが、南本の印象は180度異なる。仕事にモチベーションという概念を持ち込まず、自分のことは二の次でチームの目標達成に最善を尽くす。

プロ意識を無意識に持ち合わせる彼女は、設立初期を知るベテラン社員。「入社当時のオフィスは、いまの会議室ほどの広さでしたよ。」と、自身とアンカーの6年にわたる変化を懐かしく振り返る。

どうしたら、うまくいくか

設立初期のアンカーを知る南本に、当時の様子を聞いた。

アンカーへの入社は知人の紹介がきっかけです。27才のベンチャー社長と聞いて、チャラい人かと思っていたのですが…。実際に千野さんにお会いしてみるとすごく落ち着いていて、いまも当時の印象と変わらないですね。「もし合わなければ次の会社を探そう」というくらいの気持ちで入社したのですが、気づけば6年も経っていました。

当時は千野さんとわたしを含めて3人。事務所はいまの会議室と同じくらい、ワンルームほどの広さでした。メンズ美容の自社メディアを立ち上げたばかりで運営サポートからスタートして、翌年には請求や総務も担当。5〜6人の規模でしたがデザイナーやディレクターもいて、この頃からクリエイティブの内製化が始まっていました。

みるみる案件が増えて制作も手伝うようになったのですが、片足を突っ込んでみると「こうしたらもっとうまくいくのに」と、気づくことが多々あって。デザイナーやディレクターが手を動かすことに集中できるよう、案件管理や業務フローの構築に注力していました。結果、それがいまのクリエイティブ課の土台につながったのかな、と思っています。

一人ひとりが得意分野で力を発揮できるように、苦手分野を補うスタンスはこのころからですね。業務が自己完結できた入社当時とは違って、人が増えると仕組み化が必要です。どんなに小さな業務でも「どうしたらもっとうまくできるか」とか、「課としての当たり前の基準を高めるには」という視点を意識してしてきました。組織の変化も大きいですが、個人でも柔軟かつスピード感をもって変化してきたので「とにかくやってみよう」という気持ちはアンカーでより強くなりましたね。

モチベーション不要論

モチベーションの波を感じさせず、安定して走り続ける南本。そんな彼女の仕事論とは?

辞めたいと思ったことですか?そういえば、6年間一度もありませんでした。「仕事が嫌で明日会社に行きたくない」と、思ったこともなくて。夜更かしして、朝起きるのが辛いと思うことはありますが。(笑)

モチベーションの上下がない。というか、モチベーションって自分の問題じゃないですか。それを仕事に持ち込む概念そのものがないんだと思います。会社にはミッションがあって、チーム、個人にそれぞれやるべきことがある。社員である以上、達成が最優先だから自分のモチベーションは二の次だと思っています。

仕事で大切にしていることでいうと、+αで返すことは常に意識していますね。言われた通りに返すんじゃなくて、過去の経験の引き出しと紐づけてベストな状態で返したい。一見異なる仕事もすべての仕事は紐づいているので、応用できることはないかとアンテナを張っています。

自分のコミュニケーションの取り方ひとつで無駄なやりとりを減らせたり、期待以上のものをアウトプットできますよね。そういう意味では+αで返すために「相手が何を期待しているのか」と、考える視点が一番大切だと思っています。

明日会社に行きたくない、をなくしたい

マネージャーとともにクリエイティブ課を背負う彼女の目標とは。

もともと間接部門だったクリエイティブ課ですが、今年の12月から直接部門に変わり、提供価値(粗利)を達成することが目下の目標です。クライアントからクリエイティブ課に直接依頼を受けることも多く、直接部門と同じ評価軸に変えるためにマネージャーが奮闘してくれて、変更が叶いました。

これまでは気付いたらチームになっていた、という感じですが、これからは意図して築き上げないと、という意識が強くなりましたね。いまはチームのメンバー一人ひとりの人生がかかっている。どうしたらクライアントの期待を超え、結果としてチームの提供価値(粗利)を上げられるかと、マネージャーと日々思案しています。

目標を達成するためにも、みんなが得意分野に集中できるよう苦手を補って、気持ちよく働ける環境をつくりたい。それが結果的に効率化や成果に繋がると思っていて。あとは社歴が長い分、知識は多いのでアウトプットしていきたいですね。わたしと同じように、「明日会社に行きたくない」をチームからもなくして、数年後もクリエイティブ課を直接部門として存続させることが個人的な目標です。


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