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「困難、逆境、無理難題。僕にとってはすべて追い風。」困難を血肉化し、新規事業に挑戦する兼田の物語。

兼田 雄平/ Yuhei Kaneda(28)2020年11月入社
デジタルマーケティング事業部マーケティングオペレーション課
鋭い視点と飽くなき追求心の持ち主
趣味はゴルフ

「毎日気合ですね。でも、楽しんでますよ。」開口一番語り始めた彼はいま、中途入社2年目でマネージャーとして新設部門の立ち上げを担いながら新規事業の立案にもとりかかっている。猛烈な業務量にもかかわらず日々インプットを絶やさず、休日は家庭の合間を縫って新規事業に費やす。人が違えば挫折しそうな状況でも、ひたむきに追求する彼の姿はまるでプロスポーツ選手さながら。

困難を困難で終わらせるか、成長の糧に昇華させるか。その違いは強い目的意識があるかどうか、ではないだろうか。新規事業に挑む兼田の物語のはじまりです。

「ここで極めれば事業さえつくれる」

同業界からアンカーへ転職した兼田。その決め手は一見すると社長らしくない千野にあったといいます。

前職は同業界でアカウントプランナーを務めていたのですが、マーケティングの要である広告運用に携われないことがネックでした。戦略立案から広告運用まで一貫してマーケティングを追求できる会社を探していたところ、Wantedlyでアンカーを見つけたのがきっかけです。

千野のインパクトがとても強くて。いろんな会社を見ましたが「できる次元が他とは違う」と、圧倒的な手腕を感じたんです。ここでマーケティングを極めればリアルに事業を創れると思ったのが決め手でした。

「徹底したクライアントファースト」これが入社後の第一印象です。業界では売上に直結しないような、たとえば広告予算を指標にする企業が多いのですが、アンカーはROASなどの売り上げに直結する指標のもとPDCAを高速で回します。業界で勝つことを前提に、事業成長の視点で戦略を展開するので施策の深度も桁違い。マーケター一人ひとりに、事業成長にこだわる千野のDNAが流れていると感じました。

「困難=成長の果実」

拡大期の重要課題に取り組む兼田。過去に務めた会社では倒産の危機の中、諦めずにキャッシュ作りに奔走したこともあったという。何がそこまで彼の原動力になっているのでしょうか。

新設のマーケティングオペレーション課(以下、MOPS)はマーケティングプロセスにおける生産性の向上を目的に業務改善に取り組むセクションです。入社当時はいまほど分業が進んでおらず、ものすごい業務量を抱えていました。「1人でできることには限りがある」「自分がやらなくてもパフォーマンスが上がる方が合理的」と思い、当時からマーケターの職域を超えて業務の自動化や仕組み化に取り組んでいました。

本格的にMOPS創りに取り組もうと決心したのは千野との会話がきっかけです。新規事業のアイデアについて壁打ちしていたときのこと「事業をやる上で強みは一つよりも二つあった方がいい」との言葉をうけて、自分はマーケティング×仕組みで事業をスケールさせようと考えました。

いざ本腰を入れてみると目的にたどり着くまでが大変で。社内のマーケティングプロセスにおける問題点を見つけて、MOPSが介入して仕組み化や業務プロセスの変更といった改善に乗り出したいのですが、問題点を可視化するためには数値化が必要です。そのためにマーケティングにおける業務項目を全て洗い出し、それぞれ適正な所要時間を集計していて、ようやくあと半月ほどで全ての可視化が終わるといった進捗です。

骨の折れる難題ですが、モノにすれば会社にとっても、自分にとっても大きな武器になる。過去に務めた会社が倒産しかけたときも、成長のチャンスだと思って諦めなかった。困難を血肉化すれば挑戦のフィールドが広がるので、逆風は僕にとっては追い風なんです。

「追求にゴールはない」

学生時代はプロ野球を目指すほど野球に打ち込んでいたという。道を極めようとする追求心の根元には何があるのでしょうか。

特別なきっかけがあったわけではなく、昔からひとつのことを追求する性格でした。小学校から大学4年生の春まで野球漬けの人生でしたね。野球を始めたころは「試合に出たい」「勝ちたい」その一心で練習していました。人一倍の負けず嫌いなんだと思います。

プロ野球という夢が現実味をおびたのは大学3年生のころ、関西六大学野球連盟の打率ランキングで一時期継続して1位を記録したことがきっかけでした。いまプロ野球で活躍している選手と当時は肩を並べて張り合っていて「チャンスがあるかも」と、自主練に打ち込んでいました。

野球とマーケティング、まったく別物ですが極める過程はどれも同じだと思っています。成功者を分析して、徹底して真似てみる。その過程で自分にあったものを見つけて数をこなして質に変えていくのですが、手法が変わることは多々あります。大事なことは納得いく成果がでるまで手探りを繰り返す、ということ。成果が出たとしても次のステージが見えるので、追求にゴールはないと思っています。

「個ではなくチームで働く楽しさ」

新たな挑戦に奔走する日々。アンカーでこれまで感じたことのない変化があったといいます。

MOPSの立ち上げと新規事業の立案が目下の目標です。MOPSは他と違ってメンバーの得意不得意がはっきりしている面白いセクションなんです。エクセルを得意とする人やリスクヘッジを得意とする人、愚直にコツコツを得意とする人、というように人それぞれ強みが違う。この個性を融合して縦ではなく横の組織を作りたいですね。

マーケティングはいろんな能力を持つ人がいないと成り立たない仕事。個ではなく大勢で働く楽しさを実感できたのは、僕にとって大きな変化でした。そう感じさせてくれたのは、アンカーで働くメンバーのおかげだと思います。一人ひとりの本気度が違う。手を抜いている人が1人もいないんです。それぞれ目的があってここにいる。だから同じ温度感で目標に向かうことができるんだと思います。

新規事業については入社当時から練っているうちに、新規事業提案制度(グロースファンディング)ができました。制度の有無にかかわらず実現するつもりでしたが、投資予算や期日が具体的になって以前よりも解像度が上がりました。厳しい審査ですが、実現できるまでやりつづける。世の中の悩みを自分が生み出したサービスで解決できたなら、こんなやりがい他にはないじゃないですか。

5年以内には事業を成功させて、10年以内には次のチャレンジに進みたい。その先のことはわからないですが…プライベートでは50歳でゴルフのシニアプロになりたいと思っています。追求にゴールはないので、人生終えるまで道を極める日々がつづいていくんだと思います。

学生時代に絶たれたプロ野球の夢。しかし新たなフィールドで愚直に挑戦しつづける兼田に”挫折”や”負け”という言葉はない。極めた先にどんなサービスが生まれるのか、心待ちにしたい。


「グロースマーケティング×事業創造」で価値を最大化する。代表千野が見据えるこれからのAnchorとは。 | MEMBER
今年6月に第8期を迎えたAnchor。昨期にはミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー(以下、MMVC)の刷新、2つの新設部門の立ち上げなどを経験し、従業員数は2倍の30名となりました。これか...
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