越前谷 匡史(えちぜんや まさふみ)/ 取締役
大学卒業後リクルートに入社。新卒採用経験5年、人材紹介業を10年以上経験。採用における戦略・戦術・戦闘の各フェーズではアトラクトフェーズである戦闘を得意としていた。リクルート卒業後に適性検査を軸にした事業で起業経験あり。週末はランニングで汗を流し、年に数回トレイルランニングに参加。趣味はサッカー観戦、プロレス観戦。
インタビュイー:越前谷
インタビュアー:上村
上村:本日は当社取締役であり、創業期からAllPersonalを知る越前谷さんに色々お聞きし、丸裸にしたいと思います!よろしくお願いします!まずは、越前谷さんがAll Personalにジョインした経緯を教えてください。
越前谷:新卒でリクルートに入社し、さまざまに経験をさせてもらったあと2015年に退社、そして新卒採用領域の事業で起業しました。そのビジネスは、適性検査を受けた大学生のデータをプールし・・・
上村:ちょっとお待ちください!(笑) 新卒でリクルートさんにご入社されたところからもう少し詳しく聞きたくなりました。当時はどんな想いで新卒入社先を決められたのですか?
越前谷:僕らが就活をしていた当時、メガバンクや商社、大手メーカーが人気な時代でした。ミーハー心から、OB訪問もいくつかしましたがあまりピンとくる会社がなく、そんななか大学3年生のときにたまたまリクルート社員の方との出会いがありました。その方に紹介されて、アルバイト感覚でインターンを始めました。
上村:なんだか時代を感じるエピソードですね‥!(笑)
越前谷:そうですね。でも、リクルートには元々そのまま入社する気持ちは全然なくて、はじめは一般的な就活を考えていました。しかしインターンをするなかで、「うちを受けないか?」というお声掛けをされ、よく考えてみるとすごくいい会社だなと感じることが多いことに気付きました。
当時、大学で自分のまわりにリクルートに就職する友達は全然いなかったのですが(笑)、インターンで関わるリクルートの方はみな、仕事に対して真剣で熱意を持っていて、志のある面白い人が多いと思っていました。ビジネスパーソンとして成長できそうだなと素直に感じたんですよね。そのまま順調に選考が進んだこともあって、決断しました。
上村:なるほど。まわりの雰囲気に流されず、本当に自分がやりたい仕事や挑戦したいという気持ちに素直になった結果だったのですね。リクルートでは主にどんなご経験をされていたのですか?
越前谷:入社後は人事部の新卒採用チームに配属されました。採用の面白さ・辛さを心底痛感する経験となりました。その後は人材紹介事業でキャリアアドバイザー側のマネジメント業務や、プロ野球やJリーガーのキャリアを支援する部署の立ち上げに従事しました。
上村:そうした経験を経て起業に至ったんですね。
越前谷:はい。起業して興した事業は、適性検査を受けた大学生のデータをプールし、企業側が自社で活躍している人材や将来欲しい人材の検査データと近い学生をプールからスカウトするというビジネスでした。アイデアはよかったと思うのですが、自身の力不足で会社を成長させることができず、結果的に会社を売却しました。そして2018年9月にAll Personalに入社し、現在に至ります。
上村:そうだったのですね。入社に至るまでに、代表の堀尾さんとの出会いもあったと思いますが、改めてAllPersonalにジョインした経緯を教えてください。
越前谷:起業した会社で営業活動をしているなかで堀尾さんと出会いました。当時堀尾さんは某大手PR会社の人事顧問をされており、VCの件で相談していたりしましたね。しかし自分の会社を売却することになり、その当時AllPersonalの前身となるAllDealという会社では、データを活用して合併後の企業における、組織の健全化を図る事業に挑戦していました。僕が道半ばで諦めてしまった、人材×データ活用の事業との親和性も高く、次なる挑戦の場としてその事業に参画することを決意したんです。しかし入社したとほぼ同時にその事業はPMIし閉鎖することに。
上村:なんと・・・!
越前谷:そうです、僕がやりたかった事業は実は今とは全然違うものだったんですよね(笑)。そこからAll Personalは、FFS検査(人間の特性を測る適性検査)を活用し入社後の活躍を保証する新しい形の人材紹介事業を立ち上げました。しかし、それも思うようにいかず事業ピボットを決意し、メンバーも堀尾さん、僕、そして現CTOの鶴田くんの3名という状況でしたね。
上村:入社前後で関わる事業内容が違うことって、ものすごく大きな問題な気がするのですが、それでもなお越前谷さんがAllPersonalに関わり続けたのはなぜですか?
越前谷:ひとつは、純粋に堀尾さんという人物と気が合う、馬が合うと感じていたことは大きいですね。だから別に嫌じゃなかったし、「また次頑張ろう」と思えました。また、堀尾さんの語る事業構想は常に面白いと感じていて、まさに自分にはない考えやアイデアだと思っています。お互いの強み・弱みも補完し合える関係性だったこともあり、この人ともっと挑戦を続けてみたいという気持ちが現在までずっと続いていますよ。
上村:戦略人事講座カンテラアカデミーは2017年から開講されていると思うのですが、事業に大きな変遷がある傍らで行われていたのですか?
越前谷:はい。戦略人事を育て、世の中にもっと成長する人事を増やしたい、人事部を支えたいという想いから始まった講座でしたが、それはある種、堀尾さんや取締役の前田さんが時には採算度外視で行う趣味の延長のような活動だったんです。
しかし、事業ピボットを繰り返してきた中で改めて自分たちは何をやりたいのか、世の中にどんな価値を生みたいのかを考えに考えた結果、その趣味の延長でやっていた、「世の中の人事を応援したい」という想いにたどり着きました。それまでは、”やれそう”なことを行ってきましたが、自分たちが本当にやりたいことに挑戦し、それで失敗したら仕方ないよね!とある意味腹をくくったタイミングでもありました。
上村:わたしもその講座の卒業生ですが、裏でそんなことが起きていたのですね!
越前谷:そうです。昔はオフライン講座として開催していて、渋谷の貸し会議室などを借りて実施していました。そしてだんだんと卒業生が増えてきて、学び合い、知恵やスキルを自然とシェアする仕組みや風土ができあがりました。カンテラで学び、育った卒業生を中心に、人事として副業に挑戦しさらに活躍の場を広げるメンバーが増えてきたことで事業としても上手く回り始めました。上村さんもまさにそのような卒業生の1人ですね!
上村:はい。わたしは人事業務に携わり始めて数カ月のころに講座に参加したので、人事としてのキャリアをより豊かに、そしてスピード感持って成長させる最初のきっかけにもなりました。
当初の思いとは大きく違う形で事業の担い手になっている越前谷さんですが、今、仕事が面白いと感じるのはどんな時ですか?
越前谷:仕事の面白さは、その内容もさることながら、誰と一緒にやっているかが大事な気がします。All Personalの経営陣やメンバーはそれぞれ個性が異なり、補いながら経営や事業に当たっています。代表堀尾の不思議なキャラクター性に惹かれ、なかなか出会えないお客様との出会いも面白いですし、特にメンバーの成長を目の前で見れるのはとても刺激的です。年齢に関係なく成長の度合いが大きいと感じますし、なぜかそこに関してはリクルート時代よりもリアルに感じますね。
まだまだ越前谷さんへのインタビューは続きます!
今回の記事を見て少しでも当社に興味をお持ちになった方はぜひ一度お会いしましょう^^
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