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会社が大切にするものについて考えるキッカケ「ダイアログ」

こんにちは。ALCHEMYの島田です。
今回はALCHEMYが月に一度開催している「ダイアログ」についてお話しようと思います。

そもそも「ダイアログ」ってなに?

ダイアログとは簡単に言えば「対話」を指す言葉です。お互いの理解を深めるためのコミュニケーション方法としても知られています。
よくディスカッションと混同されがちですが、ダイアログとディスカッションでは下図のような違いがあります。

ディスカッション:なにかの問題について話し合い問題解決の結論を導くことを目的としている
ダイアログ:相手の話に正解/不正解はなく、相手がなぜそう思うのかを深掘りすることを目的としている
といった違いがあります。

ダイアログの効果は?

ダイアログの効果としては

・対話を通して社員同士の相互理解を促進できる
・チームに一体感を生み出す
・いいアイデアが出る

など様々な効果がありますが、ALCHMEYでは上記以外の効果も期待してダイアログを実施しています。
それが「ALCHEMYが大切にしていることを"社員が意識する"」という効果です。

会社理念やビジョンなど、会社それぞれに大切にしている考えがあると思います。
しかしその大切にしている考えを理解している社員は一体どれだけいるでしょうか。
今この記事を読んでくれているあなたは、自身が所属する会社の理念、ビジョンなどを理解していますか?
完璧に理解している方もいるとは思いますが、改めて考えてみると「なんだっけ・・・」となる方も多いと思います。

ALCHEMYは社員全員に、会社が大切にしている考えを意識してもらいたい。と思っています。
そうすることが会社の成長に繋がると考えているからです。
意識しなければ、社員はただ言われたことをやるだけの人になってしまいますし、会社の上層部だけが大切なことを意識していても全く意味がありませんからね。
ということで、意識してもらうための施策として、ALCHEMYが大切にしていることをテーマにした対話「ダイアログ」を実施しています。

11月に実施したダイアログのテーマは「コミュニケーション」

突然ですが、経営学者チェスター・バーナードが提唱した「組織が成立するための3つの条件」をご存知でしょうか。
3つの条件を具体的にあげると下記になります。

・コミュニケーション(意思疎通が行われている)
・協働の意欲(目標達成のために協働する意識があるか)
・共通の目標(共通の目的を有している)

この3つが組織には必要とされています。
言ってしまえば基本的なことですが、基本的すぎて意識できていないこともあります。
なのでALCHEMYでは、組織力を上げていくために上記3つの条件をしっかりと意識していけるようにしたいと考えています。
そこで11月のダイアログでは3つの条件のひとつ「コミュニケーション」にスポットをあて、みんなでダイアログを行いました。

それでは早速、ダイアログがどのような感じだったのか、お伝えしたいと思います。
(ダイアログのやり方は会社によって様々かもしれませんが、ALCHEMYのダイアログでは、ファシリテーターに指名された人が、ファシリテーターと会話をするという構図で行います。)

まずは、場を回すファシリテーターからダイアログの幕を開ける質問が飛びます。



-コミュニケーション能力がある人といえばどういう人を思い浮かべますか?-

この問いに関しては、日々会話している同僚を思い浮かべる人もいれば、テレビでよく見るMCを思い浮かべる人もいました。ファシリテーターが思い浮かべた理由を深掘りしてみると、みんなから共通した答えが返ってきました。
それが「聞く力と伝える力が均等に高いから」という理由。確かにMCは、話を聞く力、伝える力ともに秀でている印象がありますよね。

コミュニケーションが苦手な人は得意な人に任せがちですが、正直なところコミュニケーション能力は全員に備わっているべき能力だと思います。なのでダイアログが「コミュニケーション能力が高い人ってどんな人なのか」を社員全員が考えるキッカケとなっていたのは、組織の成長という道を進む確かな一歩だったかと思います。


続いてファシリテーターから出た質問がこちら


-組織の中でコミュニケーションはなぜ必要とされていると思いますか?-

この問いについては筆者である島田が指名されたので、私が発言したことをそのまま記載します。

島田:そもそも人間がここまで発展してこれた理由は諸説あると思いますが、そのうちの一つとして必ず上がるのが高度なコミュニケーションを取れたからだと考えています。
つまり "情報の伝達" ができたからここまでこれたと思うんです。
だからそもそもコミュニケーションが不要なわけがないんですよね。コミュニケーションによる情報の伝達ができないと組織は成長もできないし、トラブルの対応もできないし、トラブルを未然に防ぐこともできない。だから組織の中でコミュニケーションは必要とされているのだと思います。

いや〜良いこと言った。そう思っていたら
ファシリテーターに「その回答、用意してきたでしょ」と散々にいじられました(笑)


続いてファシリテーターから出た質問がこちら



-今のALCHEMYのコミュニケーションってどう思う?-

この問いについて答えたのは、入社して4ヶ月の女性エンジニアAさんでした。

Aさん:日常会話もするし、技術的な会話もする。そのバランスがとてもよく、お互いを知り合いながら学びも得られるコミュニケーションが取れていてとても良いと思う。
ただ一方で、社員が増えたこととリモートが主流になったことで、社員みんなでコミュニケーションをとる機会が減っていて会話したことない人がたくさんいるから、その辺が改善されたらもっと良さそう。

・・・なるほど。確かにその通りなんですよね…。
これは会社の課題として真摯に受け止め、改善していきたいと思います。
入社して間もない方が、会社の課題を素直に発言する。これもダイアログの醍醐味かもしれませんね。


課題も出たところで、ファシリテーターは最後にこんな質問をしました。



-ALCHEMYでのコミュニケーションを促進するならどうする?-

未来につながる大切な質問ですね。この問いに答えたのがデザイナーのKさん。

Kさん:「とにかく話す」

澄んだ眼差しとピンと張った声で非常にシンプルな回答をしてくれました。
このシンプルな回答の裏には「ALCHEMYはどんな話も受け入れてくれるから、話やすい場は整っている。だから恐れずにどんどん会話をしたらいい。」という考えがあったそうです。

確かにALCHEMYでは仕事の話だけではなく、プライベートの話もかなり飛び交っています。筆者もプライベートの話をたくさんしてしまうのですが、なぜ話してしまうのかを考えると、みんな笑って聞いてくれるからだなと思います。

必ずしもプライベートの話をしろというわけではないのですが、自分を伝える "自己開示" は組織においてとても大切だと思います。
普通に考えて「仕事の話しかしない関係」と「仕事の話もプライベートの話もする関係」であれば後者の方が、コミュニケーションに障壁は少ないですもんね。
ALCHEMYはコミュニケーションの障壁が少ない会社だと思います。

さて、みんなで行うダイアログはこの辺で終わりです。(実際はもう少し濃密ですが、情報量の都合で割愛)


最後は代表の都築がコミュニケーションについての話を締めくくりました。



都築:そもそもALCHEMYはコミュニケーションを取りやすい人たちが揃っています。絶対に。なぜなら採用の時にALCHEMYの雰囲気に合いそうな人、チームに馴染めそうな人を採用しているから。
すでにコミュニケーションを取りやすい人たちが揃っているので、後から入社してくる人たちも話しやすいという好循環が生まれています。
そして「コミュニケーションの質の高さ」と「プロダクトの質の高さ」は比例するという原則があって、その原則を僕は信じています。やはり良いコミュニケーションが取れるチームは、良いプロダクトを作れるし、良い会社になっていくと思うので、これからもコミュニケーションはとても大切にしていきたいと考えています。
なので各所でコミュニケーションを促進する施策はやっているつもりで、そのうちの一つにデザイナーとエンジニアが交流するなど、役職の垣根を越えたコミュニケーション施策をやっています。こういった施策をこれからもどんどんやっていきたいです。
あと最近思っていることとしては、仕事と全く関係ないことをやってもいいんじゃないかな?と思っています。
例えばみんなでバンドを組むとか(笑)
「なんの役に立つの?」ってことが意外と役に立っていたという瞬間もあると思うので、実験的に実施してみても良いんじゃないかなと思います。


「コミュニケーションの質の高さ」と「プロダクトの質の高さ」は比例する。これは制作を数年やっていると本当にその通りだと思いますね。
そしてバンドかーー!筆者は幼少期にピアノを習っていたのですが「ド」の位置が永遠に覚えられずクビになったことがあるぐらいなので、バンドはできなそうですが、とても面白い試みだと思います。
これからのALCHEMYが楽しみですね!

最後に

以上が11月に実施したダイアログの内容になります。いかがだったでしょうか。
普段 生活している中でコミュニケーションについて考えることなんてあまり無いかと思います。
しかしALCHEMYは、コミュニケーションは組織に必要不可欠な要素だと捉えています。
ダイアログは、普段考えない「コミュニケーション」について考える、良い機会になっていたのではないかと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!

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