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会社のフェーズに合わせて「バリュー」がレベルアップしました〜「バリュー」&「ホスピタリティ・カルチャー」を変更した理由と評価制度に盛り込む狙いとは〜


この記事は弊社オウンドメディア「akipedia」にて、2022年7月27日に公開されたものを引用したものです
▼元記事はこちら
https://akipedia.akippa.co.jp/organization/post-5049

akippa株式会社では、7月からバリューとカルチャーが新しくなりました!
今回は、このバリュー変更プロジェクトの指揮を執った取締役・小林に、バリュー変更に至った背景や目的について話を聞きました。

小林 寛之 / 取締役
大学院在学中に公認会計士試験に合格。修士課程を修了後、大手監査法人にて監査業務に従事。その後、国内証券会社系のプライベートエクイティファンドにおいて、電子機器メーカー、外食企業等のバイアウト投資およびその後のハンズオンでの経営改革を経験。2014年に株式会社トリドールへ入社し、執行役員、取締役を歴任。2020年7月にakippaに入社し、執行役員兼経営企画室長に就任。そのマルチさは仕事だけに限らず、運動、食、旅行など趣味もマルチ。2021年4月より現職。

ー7月から変更となった「バリュー」と「ホスピタリティ・カルチャー」について教えてください。

まず「バリュー」はakippaのミッションである「”なくてはならぬ”をつくる」を実現するための行動指針で、採用や人事評価、日々の業務、経営判断まで一つ一つの行動や判断の基準となるものになります。

バリューがakippaにいる人が意識的に発揮してもらうものなのに対して、「ホスピタリティ・カルチャー」は会社全体で育んでいく空気のようなものです。「akippaとはこういう会社だよね」というものがホスピタリティ・カルチャーです。

「ホスピタリティ・カルチャー」という言葉は代表の金谷の発案なのですが、思いやりとか心配りとか、ホスピタリティを基礎としたakippa独自の言葉です。このホスピタリティはakippa独自の強みであり独自のカルチャーなので、これまでのエッセンシャルバリューだった「ホスピタリティ」をもとにカルチャーを築くというところで、akippaの独自性を大事にしていきたいので「ホスピタリティ・カルチャー」としました。


「バリュー / Value」
・常に全力でやりきる / Always Go Beyond
・広い視野を持って判断する / Be More Insightful
・すべてを自分事として行動する / Take Ownership

「ホスピタリティ・カルチャー / Foundations」
・相互尊敬 / Respect
・謙虚さ / Openness
・性善説 / Trust

ー今回の変更に至った理由を教えてもらえますか?

理由は大きく2つあります。

1つは、akippaのフェーズが変わったことです。
会員数は累計270万人(※)、予約できる駐車場も全国に3万箇所以上と事業が成長して世の中に認められてきていて、たくさんの人にご利用いただくサービスになっています。
akippaは積み上げのビジネスですが、駐車場数が着実に増えていって、ユーザーさんにも満足して何度も使ってもらえるようになっているので、成長期から拡大期にフェーズが1段階進みました。
※インタビュー当時の数字です

もう1つは、ゴールからの逆算です。
営業やマーケティングで頑張ってユーザー・オーナーを獲得する従来のakippaから、CtoCのマーケットプレイス型に変化していき、その先にはEVや自動運転の車のハブとなる可能性が見えてきました。
この先さらに成長していくためには、これまでのakippaにいなかったキャリアを持った人にも入社してもらう必要があるでしょうし、求める人物像も少しずつ変わっていく可能性があります。そのため、ゴールから逆算したときに、これまでのバリューを進化させていく必要がありました。

会社が成長して、その中にいる人たちも成長してこれまでのバリューが普通になってきたから、この先さらに成長していくことを考えるとバリューのレベルをあげていくことが必要だなと考えて準備していました。

他のスタートアップでもこれまでと違うフェーズの人を採用する際にバリューを変えることも普通にあるので、akippaでも事業やフェーズによっては今後さらに変える可能性もあります。

ーakippaのフェーズにあわせたレベルアップということですね。

そうです、フェーズにあわせたレベルアップです。
たとえば新しいプロダクトができたら、進んでいるステージに応じて、変えたり追加したりする可能性も出てくるかもしれませんし、必ずしも全社で一つというわけではないと考えてます。
皆さんに浸透するにも時間がかかることなので2-3年程度は使い続けることを想定しています。あとは事業が増えればそれごとに作る可能性もあり得ますね。


<6月に開催された全社会「akippa Meet Day」にて発表されました>

ー7月から始まる下期の評価制度には、コンピテンシー評価の要素に「バリュー」と「ホスピタリティ・カルチャー」の項目と達成基準が明確に定められました。なぜ評価制度に入ることになったのか教えていただけますか。

逆に、評価に入れずにスキルや能力だけで評価をしてしまうと、必ずしもミッション・ビジョンにあわない成長をしてしまったり、それが評価されてしまったりする可能性があるためです。また、ミッションの達成に必要なバリュー、ホスピタリティ・カルチャーをコンピテンシーに入れることで会社全体に浸透することを目指していきたいと考えてます。
さらに今後、ミッション・ビジョン・バリューに共感する方に入社してもらって、もちろん今いる人たちにもミッション・ビジョンに共感してくれる人に成長機会を与えて、会社全体を成長させていきたいと考えています。

ー今回コンピテンシー評価の割合が全員一律50%になったことも驚きでしたが、なぜ評価の半分がコンピテンシー評価なのですか?

「ミッションドリブン」ですかね。
ミッションドリブンの流れを作りたいという考えが大元にあって、金谷とも話して、業績目標達成の割合を高めるという話もしましたが、本質を話したときに一番大切にしたいのはミッション・ビジョンへの共感だったので、必然的にコンピテンシーの割合を半分にしました。想いとしては半分でも少ないかもしれません。

ー評価制度の他に施策の実施予定はありますか?

今回は、最初のステップとして社員の評価制度に絞ります。
色々と施策を行っても結局言葉が先行してしまったり、人によって捉え方が異なってぶれて理解されてしまったりするので、まずは評価制度を通じてバリューとホスピタリティ・カルチャーをしっかりと浸透させていきたいです。
会議室名に関しては検討していますが、いまのところ未定です。


ーどういう状況になったら社内にバリューとホスピタリティ・カルチャーが浸透している状態だと言えると思いますか?いつまでにこうなりたい、という目標があれば教えてください。

日々の会話の中に出てきて欲しいと思っています。
評価項目に含めた狙いの一つでもあります。評価に入れることで日々意識するようになると思うので、「それ、広い視野を持って判断してるね!」「◯◯さん、自分事として考えてくれていいね!」というのが自然に会話されていたら浸透したなと思えるなと思います。
なるはやでその状態になったら良いなと思います(笑)

ーバリューの一つ一つの捉え方に関しては、十人十色というか人や立場によっても違うと思うのですが、具体的にはどういう振る舞いを期待されているのか、少し教えてもらえないでしょうか。

具体的な行動に関しては、目標設定の際に上長とすり合わせて具体的にどのような行動を目標にするかを決めてもらい、それに沿った行動ができたかどうかを期末の評価の際に達成基準と照らし合わせて評価をしていきます。
マネージャー同士でも違うこともあるので、HRが間に入って認識の齟齬がないように調整していく予定です。

たとえば『常に全力でやりきる』は、全ての可能性を考えきって、行動し尽くせているか、その中で最善の方法を取って行動ができたか、ということです

お客様にとってその時々で何が最も重要なのかを全力で考えてやりきることが行動指針として求められます。
でも、だからといって長時間働けば良いというわけではなくて、オンとオフの切り替えも重要です。なのでオフの時は全力で休んでもらう必要があります

ー最後に「ホスピタリティ・カルチャー」の生みの親でもある金谷から一言

これまでのValueは英語で意味がわかりにくいという声もあったので、今回は日本語をメインにしました。
バリューはミッション・ビジョン達成のために必要な行動指針で仕事をする上で常に意識して欲しいもの、カルチャーはそれを支える行動や言動の元になるものでakippaが14年の歴史の中で積み重ねてきた良い部分です。
バリューを軸に行動し、世の中に”なくてはならぬ”サービスを作っていきます。




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