秋田県

「課題先進県で繋がりのある産業群をデザインし、次世代の社会モデルを築く」AKIMATE holdings株式会社の設立

竹内隆太, 斉藤亜希

執行役員 COO, 経営戦略部

竹内隆太

AKIMATE holdings株式会社 / 執行役員 COO

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斉藤亜希

秋田マテリアル株式会社 / 経営戦略部

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on 2024/10/14

　課題先進県で繋がりのある産業群をデザインし、次世代の社会モデルを築くAKIMATE holdings株式会社（本社：秋田県にかほ市、代表取締役社長 CEO：佐藤佑介）が、2024年4月1日に設立され、2024年9月より本格始動したことをお知らせいたします。当社は、リサイクル事業・リユース事業・産業廃棄物処理事業といった環境事業を行う秋田マテリアル株式会社の親会社として設立されました。これに伴い、秋田マテリアル株式会社は、ドローン関連事業を展開するair-clue株式会社とともに、AKIMATE holdings株式会社の完全子会社となりました。引き続きグループとしてより社会に貢献できるように尽力して参ります。

会社設立の背景・目的

　少子化と高齢化の問題は、日本国内外で大きな課題とされています。特に秋田県は、高齢化率と人口減少率で全国最悪の状況にあり、課題が深刻です。私たちが本社を置くにかほ市も例外ではなく、社会問題が顕著に進行しています。にかほ市の総人口は、1955年の35,944人から2015年には約7割にあたる25,324人に減少し、2045年にはさらに半分の12,141人にまで減少すると予測されています。また、生産年齢人口も減少しており、現行の産業を従来の方針で維持するのが困難な状況です。実際現地で、さまざまな困りごとの相談を受けています。
　一方で、秋田県にかほ市は、海と山に囲まれた美しい自然が広がり、鳥海山の登山や日本海の夕日が魅力です。温泉も豊富で、心身を癒せます。歴史的には松尾芭蕉が訪れた象潟が有名で、地元の文化も豊かです。新鮮な海の幸や地元食材を使った料理が楽しめ、静かでリラックスできる生活環境も整っています。自然、歴史、食文化が調和した魅力的な地域です。
　社会問題を余白として捉え、もともと存在する地域資源を活かしながら、次なる社会のあり方を模索する必要があります。そこで私たちは「ローカル・コングロマリットの実現により社会を再生する産業群をデザインする」というコンセプトのもと、地域内外の人々と協調しながら次なる社会モデルを築いていく会社を設立しました。後継者不足、経営者人材の不足、地域コミュニティの衰退、人と会社のロールモデルの不足、新産業が生まれないといった課題を皆さまと協働でソリューションを見出していきます。

経営体制

代表取締役社長 CEO　佐藤佑介

秋田県にかほ市出身・在住、1986年生まれ。由利工業高校を卒業後、製造業に新卒で就職し、現在は秋田マテリアル株式会社、air-clue株式会社で代表取締役を務めている。また、秋田県中小企業家同友会の理事や、由利本荘にかほ地区会およびにかほ市工業振興会の会長も務め、地域経済の発展に尽力している。妻と4人の子供、愛犬とともににかほ市で暮らし、週末にはサッカーの応援に飛び回っている。学びとつながりの大切さを再確認し、経営者育成に励んでいる。

取締役　星彰治

那須マテリアル株式会社の代表取締役を2003年6月より務めている。また、秋田マテリアル株式会社、マルホ建設株式会社、株式会社プレテックエンジニアリングエスエフ、そして株式会社倉元製作所の取締役も兼務している。地域への貢献として、2023年および2024年ににかほ市へ企業版ふるさと納税を活用し寄付を行った。さらに、栃木県のプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」のオフィシャルスポンサーを2020-21シーズンより務め、地域活性化にも力を入れている。

取締役　三浦力也

北海道函館市出身・秋田県在住、1981年生まれ。結婚を機に秋田に移住し、現在は3人の子供を育てている。2014年に秋田マテリアル株式会社に入社し、2019年に部長に昇進　、2022年には取締役に就任した。2020年には産業廃棄物分野を新設し、会社の成長に貢献。2024年9月に秋田マテリアル株式会社の代表取締役社長に就任し、「BE HAPPY」の経営理念のもと、社員と共に地域のリーディングカンパニーを目指している。

監査役　佐藤慎

秋田県仙北市角館町出身・在住で、1971年生まれ。地元の高校を卒業後、大学で美術学を学び、卒業後に2000年に帰郷した。株式会社瀧神巧業に営業担当として入社し、その後常務取締役を経て、2010年に代表取締役に就任した。瀧神巧業は2025年に創業100周年を迎える企業であり、現在は鐵鋼事業、建築、ドローンの3事業を展開し、業績を順調に伸ばしている。また、air-clue株式会社の監査役も務めている。趣味は音楽、演奏、料理、旅行。

執行役員 COO　竹内隆太

千葉県出身、秋田県にかほ市在住。1994年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に在学中。air-clue株式会社の取締役、Primes株式会社の代表取締役社長を務め、秋田ノーザンハピネッツ株式会社では新規事業開発担当を担っている。子どものころはサッカー少年として育ち、Jリーグの下部組織に所属していた。インド地場のコンサルティング会社での勤務後、プロスポーツチームへのコンサルティングにも従事した。産官学連携やインパクトマネジメントの普及にも注力してきている。

総務責任者 CAO　小倉絵梨

秋田県にかほ市出身・在住。仁賀保高校を卒業後、上智大学に進学した。幼少期は親の仕事の関係で海外で生活し、帰国後に仁賀保クッキングクラブを高校時代に創設。現在も人気の同好会として活動が続いている。大学進学後に上京し、その後秋田や仙台で暮らした後、地元にAターンした。秋田マテリアル株式会社にパートで入社し、総務を経てゼネラルマネージャーに就任。社内では「BOSS」として若手からも信頼を得ており、社長賞を2度受賞している。2人の子どもがいる母でもあり、働く女性のロールモデルとなっている。

ブランディング・採用責任者 CBO　斉藤亜希

秋田県にかほ市出身・在住。1996年生まれ。仁賀保高校を卒業後、山形大学で公共政策を学び、卒業後は秋田ノーザンハピネッツ株式会社に新卒で入社した。現在はPrimes株式会社の代表取締役と秋田マテリアル株式会社の採用責任者も務めている。東日本大震災をきっかけに防災教育に関心を持ち、地元で防災活動を展開。大学時代には被災地支援活動で学長表彰を受けた。現在も「命を守る防災教育」を推進し、防災教室を多数開催している。