AirXは、ヘリコプター予約サイトの運営や空を使った新しい移動手段の開発に取り組むベンチャー企業です。今回は2022年1月に開発部門にジョインした、エンジニアの秦 佳歩さんにインタビューをしました。異業種からのチャレンジで、独学で開発スキルを学習したとか。AirXに入社してからのお仕事や働き方についてお話を伺いました。
ーー現在のお仕事内容を教えてください
主にヘリ遊覧サービス「Skyview」のサイト更新業務を担当しています。具体的には、プランの追加、予約の制御にまつわる変更など。エンジニアとしての実務経験はAirXがはじめてですが、先輩方にご指導いただきながら、ありがたくやらせていただいています。
ーーもともと移動に関する事業にご興味があったのでしょうか?
海外に興味を強く抱いていました。子どもの頃から家族で海外旅行をすることが多く、高校生のときは語学研修や交換留学に参加もさせてらうことも。大学は英米文学科で、アメリカのミュージカルなどを社会問題に紐付けて考察するような研究をしていました。
卒業時から、旅行などで人を交流させる仕事がしたいというビジョンを持っていました。前職である旅行会社に就職したのも、空の移動を手がけるAirXに転職したのも、海外への興味がきっかけでしたね。
ーー前職でのお仕事について教えてください。
新卒から去年の11月まで、旅行会社の法人営業部でツアーの手配業務に携わっていました。海外出張の手配のご依頼が大半で、航空券やホテルの予約、見積のご提出などのご案内をするものです。担当のお客様と仲良くなったり、後輩が育って行く様子を見ていると、自然とやりがいも湧いてきて、7年もの間働かせていただいていました。
楽しさを感じる一方で、いまいちやり切った感を見いだせないという悩みを徐々に抱いてしまったんですよね。もともとは企画職に興味があったという背景もあります。ゴールになかなか辿り着かない、ゴールが何かもわからないという状態でした。そんなとき、部署内で優秀賞をいただいたんです。仲間のみなさんと勝ち得た賞だと思っていますが、あの時にやり切ったと思えて。この場所で目指すものはもう見つけられないかもしれない。そう思い、転職を決意しました。
ーー営業職からエンジニアへの転職を志したのはなぜでしょうか?
エンジニアになろうと思ったのは、前職でウェブページの制作に携わることがあったからです。表の部分しか理解していないと、自分の力で作り込むことができないことを実感し、作り手側に回りたいと考えました。祖父の影響で子どもの頃から工作が好きだったのですが、手先があまり器用な方ではなくて。でもプログラミングなら、器用さに関係なく、勉強した分だけ身につくので楽しくやれそうだと思ったんですよね。そういう意味で自分の中では向いている職業だと思います。転職を目指して、まずはオンラインの講座や本を使って勉強しました。
ーーAirXを知った経緯を教えてください。
2年ほど前に夫が転職活動していたのですが、その時にAirXの方とお会いしたことがあったそうです。私も話を聞いていて、「面白いビジネスだな」と感じていました。今回エンジニアで転職するにあたって応募してみたところ、面談を組んでいただくことができました。
「ベンチャー企業はイケイケな雰囲気」という先入観がありましたが、柔らかい雰囲気の方ばっかりで、入ってからも居心地良く過ごせています。私自身が抱いていた「人を交流させたい」というビジョンとAirXの目指す世界がリンクしている点も大きな魅力でした。すごく夢があるし、未来的な世界を構築していく側にまわることは楽しそうだなと。
エンジニア未経験でベンチャー企業に転職するのは不安もありましたが、成長の機会だと捉えることができたし、夫の後押しもあってお世話になることに決めたんです。
ーー実際に働いてみて、感じることを教えてください。
自分の意見が通りやすいのは、ベンチャーならでは。前職は大きな企業でしたので、どこか「自分がいてもいなくても変わらない」という意識があって。でもAirXは、仕事中に発した小さな呟きさえも拾ってもらえる環境なんです。例えば、会議中の発言に対するリアクションをマラカスにしてはどうかと呟いたら、それが採用されて、次の週にはオフィスにマラカスが届いていたり。行動力やアクションの速さに、驚かされましたね。
また、全員から会社をよくしていこうという気概を感じます。やらされ仕事でやっている人が一人もいないんですよ。みんなが責任を持って仕事を全うしている感じがします。
開発面では、まだまだわからないこともたくさんありますが、生き生きと取り組めている実感があります。難しい局面にぶち当たっても、次はどうしようか、と新しいアクションに繋げていける人たちばかりです。
個人的な働き方に関していうと、私は2歳の娘がいるワーキングマザーでもあります。フルタイム勤務ですが、ほぼ在宅勤務が可能ですし、保育園のお迎えなどにも仕事時間の融通を利きます。お子さんがいる社員も多いので理解もあり、ほんとにみなさんいい人だなと実感しています。
ーー直近の目標を教えてください
どんな依頼も任せてもらえるような存在になりたいです。また、現在は業務マニュアルが不足していて何かと口頭で伝授していくことが多いので、その辺りの交通整備にも取り組みたいですね。
積極採用中ですので、AirXを気にしてくださる方には、臆せず応募して欲しいです。どんどん成長していきたいと思っている人、自分で課題を見つけて取り組める人なら、間違いなく活躍できる環境ですよ。何よりビジョンに共感していただけることが一番だと思うので、一緒にワクワクできる人がいたら大歓迎です!