はじめまして。2024年に新卒のソフトウェアエンジニアとして株式会社ABEJAに入社した飯嶌と申します!
今回は入社エントリーということで、私が新卒でABEJAに入社するに至った経緯と、実際に入社してからの感想を書いていこうと思います。
新卒で大手企業ではなくABEJAを選んだ理由について、特に現在就職活動で悩みを抱えている学生の皆さんに「こんな選択肢や考え方もある」とお伝えできればと思います。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
学生時代の話
私は、理系大学の応用化学専攻に入学しましたが、大学受験時に感じた化学とのギャップから、次第に化学への興味が薄れていきました。(受験時にそれぞれの専攻がどのような研究に取り組んでいるか吟味しなかった私に原因がありますが…)しかし、大学3年次のコース選択で化学工学のコースを選んだことをきっかけに、エネルギーとデータサイエンスを組み合わせた研究に取り組む研究室に出会いました。この研究アプローチに強く惹かれ、その研究室に所属することを決めました。
とはいっても、コンピュータサイエンスに精通しているわけではない私が、なぜエネルギー事業会社やデータサイエンティストの道を選ばなかったのか、そしてなぜABEJAを選んだのか、その理由についてお話ししたいと思います。
大学ではボート部にも所属してました。
初めに考えていた軸「システムを作りたい!」
研究を進める中で「この研究成果はどのように社会に浸透していくのだろう…」と感じました。(研究に携わる多くの人が感じる疑問かもしれませんが…)そのような経験から、私はデータサイエンスそのものよりも、技術を活用するためのシステムや仕組みづくりにより強い関心を抱くようになりました。
さらに、クライアントワークにも魅力を感じていました。その理由の一つは、学生時代にコンサルタントの業務委託を受けていた経験を活かせるのではないかと考えたことです。
加えて、クライアントの課題解決に直接貢献し、社会に確実な価値を提供できるという点にも魅力を感じました。
そのような考えから、就職活動ではコンサルティングファームやSIerを中心に選考を進めていました。
しかし、「ITベンチャー企業のインターンも経験として参加してみたいな(もしかしたらこの経験も自分の更なるアピールに繋がるかな…)」という軽い(やましい)気持ちから、ABEJAのウィンターインターンにも応募してみることにしました。
ウィンターインターン時の食事の写真
仕事への解像度が深まって感じた「将来の働き方」
インターンや就職活動を進める中で、私は会社の事業内容だけでなく、社員の方々がその会社の中で果たしていく役割についてもよりクリアになってきました。
コンサルタントやプロジェクトマネージャーの業務は、クライアントの成功のために、プロジェクトの目的に沿った課題解決の方向性を考え、調査・分析を行い、チーム内で議論を重ね、資料を作成し、予算の管理、クライアントとの打ち合わせなどを行うことだと理解しています。新卒アナリストとしては、これらの業務を円滑に進めるための基礎力を磨くことが求められることだと思います。
しかし、私が初めに感じた「技術を活用するためのシステムや仕組みづくり」を実現するためには、コンサルタントやプロジェクトマネージャーになるまでの過程において、アナリストからスタートする以外の選択肢もあるのではないかという疑問が生まれました。もちろん、コンサルティングファームやSIerにおいても携わる機会はあると思います。
ただ私自身の関心領域により特化した形で経験を積むことができる環境があれば、より効果的に自分の目指すキャリアを実現できるのではないかと考えるようになりました。
そのとき、ABEJAが提唱している「テクノプレナーシップ」という概念に強く惹かれました。「テクノプレナーシップ」とは、テクノロジーを活用して、どのような社会を実現していくかを問い続ける姿勢を持ち(リベラルアーツ)、テクノロジーとリベラルアーツの円環を推進する原動力です。イノベーティブなサービスやプロダクトを通じて産業革命を起こし、人々の生活をより良いものにしていくという挑戦に、純粋にワクワクし強く惹かれました。
またABEJAでは、「テクノプレナーシップ」の精神のもと、エンジニアとビジネスサイドが協働することが頻繁にあります。このような環境で、自分の強みを活かしながら、技術を起点としたイノベーション、そして初めてのキャリアとしてソフトウェアエンジニアに挑戦できることに大きな魅力を感じました。
テクノプレナーシップ
それでも不安なファーストキャリア
しかし、いざ決断するとなると不安になりました。ありがたいことに、他のSIerなどからも内定をいただいていたため、実際には複数の選択肢から選ぶことになりました。
特に大きな不安要素は、他の人、特に大学の同期とは異なる道を進むことでした。近年では、ファーストキャリアとしてスタートアップへの就職が徐々に一般的になってきましたが、それでもなお初めてのキャリアとしてスタートアップを選択する人は多くなく、先例が少ない道を進むことは正直不安になりました。(といってたら上場していました。ここではわかりやすいのでスタートアップということにしましょう。)
親、先輩、友人など、多くの人から就職先選びについて様々なアドバイスをもらいました。
いろいろなアドバイスをもらい右に行ったり左に行ったりを繰り返していましたが、結局は、
「他人に惑わされることなく、自分自身の判断軸で決断を下す。そして自ら選んだ道を正解にするために、全力で努力し続ける。」
に尽きると思いました。
就職先を悩む際、多くの情報を収集しがちです。
しかし、本当に必要な情報は意外と少なく、自分の判断軸に直結するものだけで十分だと感じました。
別に判断軸がキャリアでもプライベートでも構わないと思います。自分の判断軸を持って選択することさえできれば、あとは突き進むのみです。
私は、将来的にプロジェクトマネージャーとして「技術を活用するためのシステムや仕組みづくり」に携わるために、まずはソフトウェアエンジニアとして働くことで技術力と実務経験を得ることが重要だと考えました。
また、エンジニアとビジネスサイドの垣根がない株式会社ABEJAであれば、ソフトウェアエンジニアとしての経験を積むことができながらプロジェクトマネージャーとしてのキャリアも見据えられると考え、入社を決意しました。
最後に
今は、選択した道を正解にするために全力で取り組んでいるところです。
わからないことがあれば、先輩方が親身になって教えてくださるので、日々成長を実感しています。
さらにソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発に携わりながら、将来のキャリアを見据えて、プロジェクトマネージャーの方と定期的な1on1の機会も設けていただいていることから、今の環境に非常に満足しています。
今は学ぶことが多いですが、今後は会社の発展に貢献していけたらと思います。
そして私自身は現在の会社でよかった感じていますが、もちろん他の方にとってはABEJAが最適な場所であるかもしれませんし、他の企業が適しているかもしれません。
ただ、もしABEJAがあなたのビジョンを実現可能な場所だと感じていただけたなら、きっと充実したABEJAライフが待っていると思います!
その際は、ぜひ一緒にテクノプレナーシップを体現し、イノベーションを起こしていきましょう!
(2024年5月21日掲載「テクプレたちの日常 by ABEJA」より転載)
▼インターンを経て入社した先輩メンバーのエントリはこちら