皆さん、こんにちは!
製造業の中でも購買部門に特化したSaaS「RFQクラウド」を開発・提供するA1A。
- 「RFQクラウド」で解決される課題とは?
- 課題解決のその先に、どんな世界を描く?
- どんな仲間と実現したい?
今回はそんな気になる話を、CEO松原に語っていただきました!
代表取締役
松原 脩平(まつばら しゅうへい)
慶應義塾大学業後、株式会社キーエンスに入社。営業として主に中部地方の自動車関連メーカーを担当。その後、投資会社に移り、ベンチャーキャピタル業務に従事。設立間もないスタートアップの投資育成を手がける。購買部門をテクノロジーの力でサポートすることで、「B2Bの取引をワンランク上」に上げていくべく、A1A株式会社を創業、現在に至る。
早速ですが、購買部門に着目した理由はなんでしょう?
製造業において、購買部門は製品に必要な部品・資材を調達する役割を担っています。
今までの日本の製造業は、良いものを効率よく作ることに重点が置かれていました。設計された製品を作るために必要な部品を、なるべくコストを抑えて調達する。そういった、いわば中間役割を担うのが購買部門の役目とされてきました。
一方、欧米諸国ではこの購買が重要視されており、CPO(Chief Procurement Officer)という役職が当たり前のように置かれ、最適なサプライヤから最適なモノを最適な価格で調達することに重点を置く、より戦略的な購買活動が行われています。
V=F/Cという考え方をご存知でしょうか。
Value<モノの価値>は、Function<機能>とCost<原価>のバランスから求められるというものです。
より安価で高性能な海外製品が多く流通する昨今では、今まで日本の製造業が行ってきた”なるべく安く”の考え方ではなく、より良いモノを最適な価格で仕入れることで、CostとFunctionのバランスからさらなるValueを生み出すための新たな取り組みが必要なのです。A1AはこのCostとFunctionのバランスに直結する購買部門に着目し、戦略的購買を実現することで、日本の製造業に勢いを取り戻すことを目指しています。
「RFQクラウド」って何をするもの?
一言で説明するとしたら、購買担当者が最適な価格でものを調達するために使うシステムです。
購買担当者(バイヤー)がある部品・資材を調達する際、見積書を営業(サプライヤ)から貰い、どのサプライヤから調達するかを比較・査定します。従来、見積書はサプライヤ側が用意するものであり、書式もフォームもバラバラ。バイヤーは、受け取った見積書をエクセルなどに転記し管理しているのです。購買担当者は、一日平均10~20件の見積を、それぞれ2~3のサプライヤから取ります。30~60件の見積書を扱うとなると、かなりの工数がかかるのです。
バラバラな書式・フォームで送られてくるために転記作業が発生するのであれば、バイヤー側があらかじめフォーマットを指定すればいいのではないか。そんな発想の転換から生まれたのが「RFQクラウド」です。見積査定に必要な項目を指定し、それに入力してもらう。全てのサプライヤから統一されたフォーマットで回答をもらうので、横並びの比較が簡単に出来る。過去の見積データがクラウド上に蓄積され、過去の取引情報から価格の妥当性を把握できる。
従来購買担当者がかなりの工数をかけて行っていた見積査定業務を軽減し、最適な価格でものを調達することを可能にします。
A1Aが「RFQクラウド」から実現したい世界とは?
一つの製品が何万点もの部品で構成される製造業の世界では、一つのバイヤー企業が取引するサプライヤの数は数百〜数千に上ります。「RFQクラウド」上で繋がるバイヤー・サプライヤのネットワークが広がることで、日本中、ひいては世界中のサプライヤの情報が蓄積されるようになります。
このネットワーク効果を利用することで、〇〇をつくるにはこのサプライヤが良い、△△をつくるならこんなモノを作っているサプライヤがある、このサプライヤはこれに強い... といった、より良いモノづくりのために最適なサプライヤを探索することが可能になると考えています。
より良い部品を製造するサプライヤは国内外に存在するはずなのに、それを探すのはとても困難。B2Bの世界ではもはや当たり前とされていることですが、もしこれが、Amazonで欲しいものを検索するのと同じくらい簡単にできたら嬉しいと思いませんか?「RFQクラウド」が、バイヤーとサプライヤを結びつけ、新たなイノベーションを可能にする未来を、私たちは描いています。
そんな世界を、どんな仲間と実現したい?
必ずしも全員が製造業に詳しくて、「こんな課題を解決したい!」と強い思いを抱いている必要はありません。グローバル市場に入り込む可能性を秘めた私たちの事業にやりがいを感じていただけるような、大きな絵を描くことのできる人にぜひ集まって欲しいと考えています。また、弊社は行動指針として「成長志向」、「理想追求」、「他者へのリスペクト」を掲げています。会社の成長方向性に共感して、自身の成長にも繋げていけるような人が集まる組織で在りたいです。
今回は社員インタビュー企画第一弾!
私たちが目指す世界に、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。