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設立7年、次のステージは「事業創造カンパニー」へ。Profit Makersが目指す新しいスタートアップのエコシステム

代表の坂口です。

ProfitMakersはおかげさまで9月に設立7年を迎えました。関係者のみなさま、いつも本当にありがとうございます。

ちょうど会社の交流会を実施し過去に想いを馳せる機会もあったので、今回は今後の展望をまとめてみることにしました。

エンジニアにスポットライトが当たる会社を

ProfitMakersは当初、ものづくりをする会社として立ち上げました。自由に楽しく働けて、いろんなプロダクトが生み出せる、ある種“おもちゃ箱”のような場をつくったイメージです。あとはせっかく起業するならエンジニアの働き方が変わるような、スポットライトが当たるような事業が生み出せたらと考えました。

このように考えるようになったのは僕のこれまでの経歴に由来します。特に影響を受けているのは、会社の設立から携わったトライフォートでの経験と、クラウドソーシングサイトを運営するランサーズにCTOとして経営参画していた頃の経験でしょうか。まだ社員30名ほどの組織だった頃にジョインし、たった1年で120名にまで組織拡大していく過程にあった急成長期に、経営やプロダクトグロース、組織づくりなどそれぞれの視点を養いました。実務ではいい意味での成長痛を身をもって味わったとも言えるかもしれません。クラウドソーシングは徐々に一般的になり、事業も堅調に成長。競合も増え、市場は徐々に成熟していきました。

事業が成長する過程で技術面から会社を牽引していたことで、同時期からは交流の幅も広がりました。他社CTOとの情報交換や若手エンジニアからアドバイスを求める声掛けが増えてきたのもこの頃です。事業や組織づくりに関する解像度が高まり、やりきったと思えたタイミングで新しい働き方を模索するようになりました。そんな折に共同代表の伊東と意気投合したという経緯です。実は伊東とは新卒入社した会社でエンジニアの同僚でした。転職後にも一緒に仕事をしたり会社を立ち上げたりする機会があったので、話をしはじめてからはとんとん拍子で進んでいき現在に至ります。

誰にとってもProfitを生み出せるように

「エンジニアにスポットライトが当たる会社をつくりたい」。この想いは社名に込めました。社名を直訳すると「ProfitMakers=利益をつくるものたち」です。

今でこそ時代は変わりましたが、IT黎明期のエンジニアは直接的に利益を生み出さない「コストセンター」として認識されていました。技術力の高いエンジニアは様々な事業を生み出し、業務効率化なども促せる、企業に欠かせない存在であるにもかかわらず、です。当時は大企業での情報漏洩やシステム保守の観点など、“守りのIT”に注目が集まっていたのも大きいかもしれません。

ProfitMakersはそんな状況に皮肉を込めて名付けました。利益から遠い存在、直接的には関係ないと思われていたエンジニアや開発組織は、利益にフォーカスしてしっかり価値のあるサービス提供ができるぞと。意味合いとしては近江商人の三方良しを体現するような、ユーザーにとっても、取引先にとっても、自社にとっても利益が生み出せる会社を目指すことにしました。

これらを実現するには究極、いかにして課題を解決するかが重要です。社会もしくはマーケット課題をいかに理解して事業を生み出すかは、これまでになかった新しい価値を提供するための大きな切り札になり得ると考えています。もちろん、自社サービスかクライアントワークかによってアプローチは少し異なるかもしれません。ですがProfitMakersは、それぞれの企業の“今まで通り”も大事にしつつ、課題解決による新しい価値提供を通して取引先と一緒に成長していく会社になりたいと思っています。それが次に目指す「事業創造カンパニー」としてのあり方です。

事業創造カンパニーが次に目指す価値創出

ProfitMakersがこれからどんな会社を目指すのかと聞かれたとき、一番に考えついたのはハードテック分野における「事業創造カンパニー」になることでした。これは自社でも他社支援でも同様で、事業会社とクライアントワーク主体のSIどちらでも経験があることから、サービス開発からグロースまでを担えるこれまでの実績と強みに由来します。これはCTOという技術責任者として必要とされる範囲を超えた、ビジネスサイドにまで及ぶ多面的な知見の活用に再現性があるからです。

サービスグロース1つにおいて言えば、会員登録数、訪問数、PV数などをKPIとして設計する組織は多いと思いますが、例えばさらに踏み込んで、デザイナーやエンジニアなどの生産効率にまで言及する企業は少ないのではないでしょうか。スタートアップやベンチャー企業はそれらが全て繋がっていくと右肩上がりの成長が続くので、上場100億円規模にまで到達するのも実現不可能な夢ではないと考えています。とはいえ他の要因なども複雑に絡むので、会社として確実に成功するとは言い切れないのですが。

このように、ベンチャー企業の成長の過程で得たもの全てを活かしているのがProfitMakersです。KPIなどを組織の末端まで落とせるのが強みであり、そのようなサービス展開で事業創造を支援していこうという考え方です。これができると世の中に価値のあるITサービスが加速度的に世の中へどんどん送り出せるようになりますし、ひいては弊社が日本のスタートアップのエコシステムの一翼を担えるようになるのではないかと考えています。

事業創造を通して実現したいエコシステムの醸成

“日本のスタートアップのエコシステム”と書いたのは、生まれ育った国を大事にしたい想いと、過去に経験した海外企業との取引での学びからです。いまも海外サービスに注目して調べてみたりその国の現状を伝え聞いたりしていますが、世界一になったこともある日本はポテンシャルのある国であるにも関わらず、海外に比べて伸びが鈍化しているだけでなく支援や投資が不足している現状に僕個人としては課題意識を抱えています。だからこそ“自分たちだけがよければいい”と他人事にしておくと、巡り巡って自分に返ってくるのではないかと考えています。日本経済としても、個人としても、そのツケがいつか回ってくるのではないかという不安は年々高まるばかりです。

放っておけばこの現状は今後も改善しない可能性もあります。だからこそ、日本国内のスタートアップや事業創造の支援を行う価値があると考えています。例えばIT人材不足の解消。もちろん抜本的には出生率を上げるなど政治的に取り組むべき施策も多くありますが、もし世界でも通用する事業創造や日本経済をよりよくすることに繋がるサービス開発や組織づくりにまつわるお手伝いができたら、他国への遅れを巻き返せると信じています。ProfitMakersにはこうした考え方に共感してくれる人が集まっていると思います。

最後に

ProfitMakersでは、現在各職種で人材を募集しています。もし興味があれば連絡をもらえると嬉しいです。

人物像をソフト面で言えば、ありきたりですが、自分で考えて主体的に動ける人を求めています。さらにいうと、スピード感と計画性のバランスがちゃんと取れる人だと嬉しいです。もちろん、スピードが上がるとクオリティが落ちやすいのでトレードオフの関係でもあるのは理解しています。ただ、そのバランスは会社のステージや状況に合わせて常に変化するものだと考えているので、どこまで時間をかけたものを出せば今のステージにあっているのか?など、品質のバランスがうまくとれる人が集まっている組織としてこれからも成長していきたいと考えています。あとはやらないよりはやって怒られるくらい、主体的に動きたいチャレンジ精神のある方などでしょうか。まずは気軽に話をしてみませんか。

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