皆さん、こんにちは。 ONE COMPATH 人事の大橋です。
本日は、プロモーションGの戸田(とだ)さんにお越しいただきました。 戸田さんもキャリア採用でONE COMPATHに入社されていますので、これまでのキャリアの話やなぜONE COMPATHに入社したのか?現在のミッションは?といったことを聞いていければと思っております。
「宣伝」「広報」「プロモーション」「ブランディング」 といったキーワードに興味がある方は必見です!それでは早速参りましょう。
■自己紹介 ー戸田さん、まず初めに 自己紹介をよろしくお願いいたします 。
戸田: こんにちは。プロモーションGの戸田(とだ)です。 名古屋出身で、赤味噌はいつも自宅にストックしています。
好きなものは、旅と乗り物です。 乗り物は見るだけでワクワクするので全部好きですが、その中でも特に飛行機と新幹線がかっこいいので好きです。
休みの日は飲み歩いたり、映画を観たりしています。 最近心をえぐられたパンチ力のあるお勧め映画は「パラサイト 半地下の家族」です。 今アカデミー賞にノミネートされているので今後の行方も気になっています。
■これまでのキャリア ーありがとうございます。戸田さんって前職、映画関係ですよね? もともと映画が好きだったんですか?
戸田: 良く知っていますね。 人生を映画に捧げていました!! もともとのきっかけは、小学生の時に観た「ロミオ+ジュリエット」です。主演のレオナルド・ディカプリオを見て、世の中にこんなイケメンがいるものかと衝撃を受けたのです。そこから映画が好きになって、お小遣いを貯めて、一人で映画を観に行くようになりました。
それからも映画が好きで、高校生くらいの時には将来映画関係の仕事をしたいと思うようになりました。大学は映画ゼミがある大学に行き、映画ゼミに入りながら、映画館でアルバイトをしました。とにかく映画に関する知識を手に入れたかったので、 年間250本くらいの映画を観ました 。
ー年間250本!?すごいですね!!
戸田: そうですね(笑) 将来、映画業界の中で何をしたいのかはっきりとビジョンが決まったのは、卒業論文を通してです。「名古屋映画館史」をテーマにしました。卒業論文を作る中で、映画宣伝の礎を築いた原正人(はらまさと)さんという日本の映画プロデューサーの存在を知りました。「エマニエル夫人」という1974年公開のフランス映画がありますが、この映画の日本での配給を手掛けた方です。キャストはほぼ無名でしたが、大胆な宣伝展開をしていろいろな興行収入を塗り替える記録的な大ヒットとなった映画です。
映画の主な収益は、[来場者]×[単価]ですよね。単価にあたる鑑賞料金はほとんど同じですが、原正人さんがやられたように 宣伝の仕方を工夫することでいくらでも収益を上げることはできるんだ と知って、『映画』×『宣伝』に興味を持ちました。
ーなるほど。 それで映画の宣伝会社に就職されたということでしょうか?
戸田: それが…映画業界って当時はとっても門が狭くて、新卒採用を行っているような大きな映画会社はとても無理。宣伝会社は、新卒採用を行っているところがほとんどなく、アルバイトをしながら正規雇用される、という流れが主流です。私は早々に就職活動を辞め、しゃかりきに引っ越し資金を貯め、大学卒業と同時に上京して映画宣伝会社への就職を狙うことにしました。
ところが、映画の宣伝に関する知識や経験が全くなかったので、アルバイト採用でも受かりませんでした。最終的にご縁があって入社できたのでは、映画の宣伝会社ではなく、映画の制作会社でした。当時「 映画の宣伝がしたいので、ここで1年経験を積ませてもらったら会社を辞めます 」と宣言していたのにもかかわらず、「それでもいいからうちで働いてみたら?」と仰ってくださった社長には今でも頭が上がりません。本当に感謝しています。
ーおお!すごい。ガッツがすごいです!
戸田: 映画の制作会社では、スタッフの現場経費を精算したり、現場で必要な備品を調達したり、毎日のスケジュールを各俳優事務所に連絡したり、監督のインタビュー原稿をチェックしたり、いわゆる雑用仕事をひたすらこなしました。映画に関われている、ということ自体がとてもうれしかったです。そして、宣言通り1年で映画の制作会社を退社することにしました。
ー有言実行ですね。 制作会社を退職されて、晴れて映画の宣伝会社に入社されたということですね?
戸田:よくぞ聞いてくれました! 実はこの会社を辞めるときに自分のキャリアについて改めて考えました。無事、映画業界でのキャリアを積むことができたし、満を持して『映画』×『宣伝』をやるか!と思っていたのですが、心の中のもう一人の戸田が大きな声で叫んだんです。
「 『映画』×『宣伝』以外に、小さい頃から隠していたもう一つの夢があるんじゃないのか? 」と。
ーえ?なんですか?気になります!!
戸田: それは 海外留学に行くこと です。小さいころから海外に憧れがあって、海外に住んでみたかった。ここで一度キャリアをストップしてしまうことが今後の人生にネガティブに影響してしまうのではないかという恐怖感はもちろんありました。
ですが、洋画の宣伝するときには英語が少しでも分かった方がいいし、なにより小さいころからの憧れに目をつむって生きていくほうが自分の中で嫌でした。目標とする『映画』×『宣伝』にどっぷりとつかる前に、今のうちに留学に行っておきたいと思いました。未来の自分への投資だと信じました。
ー勇敢だなぁ。 海外留学ではどんなことをしていたんですか?
戸田: トロントに1年2か月ワーキングホリデーに行きました。現地では、語学学校に通って英語を学習するのと同時に、映画館でアルバイトもしました。自分のレジュメを持って、雇ってくれ!と映画館を歩いて回った経験も今となってはいい思い出です。
トロント国際映画祭でボランティアもやり、短期間で世界的なスターをたくさん近くで見ました。 海外に行っても映画尽くし。 ほとんど全てが映画の仕事に就くための経験だと思い、毎日がワクワク、そして充実した日々でした。あの時に行けたのは本当に良かったです。
ー素敵です。 帰国後、念願かなって映画の宣伝会社に入社されたということですね。
戸田:そうです! 水を得た魚のように、とにかくがむしゃらに働きました 。映画宣伝は思いつくことは全部やる、というスタンスですから、何でもやりました。バラエティー番組に映画のキャストに出演してもらい宣伝してもらったり、雑誌のインタビュ―枠で話してもらったり、取材スケジュールを調整したり、プレスリリースを書いたり、PRイベントを企画して運営したり。あとは、洋画作品の邦題(日本版タイトル)を考えたり、予告編を作ったり、何百枚の写真の中から宣伝素材を何にするか選んだりもしていました。 ずっとやりたいと熱望していたことが実現できてるという実感があってとても充実していました 。
今のご時世だと怒られちゃいますが、生活のすべてを仕事に捧げていたと思います。プライベートなんてないほどに。その環境で約9年間、がむしゃらに走り続けました。
■そしてONE COMPATHへ ー充実して働かれていたと思うのですが、その後、転職されていますね。 転職しようと思ったきっかけは何ですか?
戸田: 順を追って話しますね。 仕事に没頭している姿が評価されたのかありがたいことに「取締役にならないか」と社長から提案をいただき、人生で役員になれる機会なんて滅多にないしせっかくだからチャレンジしてみようと思い引き受けることにしました。取締役としての役割も果たしつつ、プレイヤーとしてもしばらく働いていました。
そんな頃に、北野武監督の「アウトレイジ 最終章」の宣伝の仕事をいただきました。北野監督の映画に関われる機会があるなんて夢のようでした。これまでの経験や知識を総動員して貢献したいと思い、必死に仕事をしました。
ー北野映画に関わるなんて、すごい!
戸田: 本当に貴重な経験をすることができました。 「アウトレイジ 最終章」の宣伝を無事に終えることができたときに、ふと自分のなかで 『映画』×『宣伝』という領域に区切りがついた気がした んです。『映画』一筋で生きてきましたが、『宣伝』するものが映画じゃないとしたら、どんな世界が広がっているんだろうか、と気持ちに変化が表れ始めました。
そして次のステージに行くことを決めました。
『宣伝』を生涯の仕事にしよう。 人生の第一ステージは『映画』×『宣伝』だった。 そして次のステージは『〇〇』×『宣伝』と宣伝するものを変えてみようと決めました。
ーなるほど。自分が納得するまでひたすらにやり切り、次の目標を作ることにしたんですね。 次の『〇〇』は何にしようと思ったんですか? ONE COMPATHに入社したことにもつながると思いますが。
戸田: 映画は生活を豊かにするもので、 「なくても生きていける」 じゃないですか。なくても生きていける宣伝をとことんやってきたので、次は生活するうえで 「なくてはならないもの」を宣伝してみたい と考えました。
そこでインフラ関連の何かに携わりたいと思いました。かつ自分が好きな旅と関連する分野にどんなものがあるかなと考えているときに、マピオン(現ONE COMPATH)がプロモーション枠で募集を出していることを知りました。地図の宣伝ってどんなことをするの?全然想像できない!面白そう!そう思いました。 想像がつかない分、これからチャレンジする自分にとっては魅力的に感じた のかもしれません。
マピオンの最初の印象は、とても実直な会社だということです。 確かな技術力を持っていてすごく良いものを作っているのだけれど、それを外に広くアピールするのが苦手 。まるで職人みたい。そんなイメージでした。それがとてももったいないと思い、 自分が加わることで手助けできるかもしれないと思った のがマピオン(ONE COMPATH)に入社することを決めた一番の理由です。そして2018年に10月にマピオン(現ONE COMPATH)に広報として入社しました。
■ONE COMPATHでのミッション ー「想像ができないから面白い」いい言葉ですね。 ONE COMPATH(旧マピオン)ではどんな業務をやられているのでしょうか?
▶戸田さんが執筆されている大好評のメルマガのバナーです。
戸田: 主には、ONE COMPATHの商材を『宣伝』する業務を行っています。例えばサービスのプレスリリースを書いたり、イベントの企画・運営をしたりしています。
それだけではなく、B向けのマーケティング業務もやっています。ONE COMPATHの商材に興味を持ってもらう母集団を増やして、そこからサービスを利用してもらえるようにナーチャリングし、単発ではなく定着して利用してもらえるような仕組みを整える。例えば ホームページを改善したり、リード獲得からナーチャリングするまでの導線を整理したり、メルマガを配信したり、事例集を作成したりしています。私のこれまでのキャリアの中にはない業務なのでとても楽しく、有意義です。
2019年の4月には、(株)マピオンから(株)ONE COMPATHに会社としてリニューアルする際の記者会見の運営もやりました。記者会見の作り方や台本の流れ、フォトセッションのタイミング、記者の集客方法などに関しては、『映画』を宣伝していた時の経験が役に立ちました。記者会見は「間」がポイントだと思っています。この話は長くなるので割愛しますね。
ONE COMPATHに入社してから商材の宣伝はもちろんのこと、それだけでなくB向けのマーケティング業務や、コーポレートブランディングなど 『宣伝』という領域を広く捉えて多角的に経験できています 。
▶イベントの際にディレクターとして進行を管理している戸田さん(右のほうで座っています)
■ONE COMPATHの課題 ーとても多くの領域をご経験されていますね。 ONE COMPATHの『宣伝(プロモーション)』領域の課題は何だと思いますか?
戸田: 2つあると思っています。
1つ目は、「 メディアリレーションを強化すること 」です。 Shufoo!以外はメディアリレーションがあまりできていないので、これを強化することが必要だと考えています。ONE COMPATHのメンバーが一生懸命作った仕掛けを世の中の人にもっとたくさん知ってもらう。そのために複数メディアに直接売り込んで、関係を構築していくということをもっと積極的にやっていく必要があります。メディアごとに関係を作っていく必要があるので確かに工数はかかりますが、やったらやった分だけ成果がでると思っています。
2つ目は「 インナー向けブランディング施策を強化すること 」です。 ONE COMPATHは、2019年4月にマピオンと凸版印刷のShufoo!事業会社が統合して生まれた会社です。その際に改めてONE COMPATHとしてのビジョンやミッションを制定し直しました。それらに関して、言葉として社員は理解していると思っています。しかし本当の意味で腹落ちしてビジョンやミッションを無意識に意識して行動できるようになるまでにはまだまだ時間を要すると思っています。
先日ブランディングプロジェクトのリーダーをやらせていただくことになりました。今はまだプロジェクトが始まったばかりなので結果がどうなるかは全く想像がつきませんが、とにかくやるだけやってみようと思っています。まずはインナー向けのブランディングを強化して、社員全員がビジョンやミッションを無意識に意識して行動できるようになれば、想像を絶する大きな推進力が生まれると思うので、全力で頑張ります。
■こんな人と働きたい! ーたしかにそうですね。特に2つ目は私も人事として貢献していきたいと思っています。「無意識に意識して行動できるようにする」目指して一緒に頑張りましょう。 最後の質問ですが、現在プロモーション枠の募集していますね。 どんな方と働きたいですか?
戸田:“ 世の中にワクワクしている人 ” と働きたいです。 言い換えると、好奇心旺盛な人。新しいものが好きな人。トレンドに敏感な人。何かにアンテナを高く張っていたり、何かに熱中している人は魅力があります。
そういった方と切磋琢磨しながらお互いに刺激を与えあい、一緒に働きたいと思っています。プロモーションプランナーとしてのスキルは、やる気さえあればあとからいくらでも身に付きます。それを身に着けるための心構えが大切だと思っています。
ー戸田さん、ありがとうございました!
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本日は以上です。
戸田さんのことや、プロモーションGの仕事内容などいかがでしたでしょうか?
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それでは!