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【インタビュー/エンジニア】インフラエンジニアの魅力は"攻めと守りのバランスを調整すること"

皆さんこんにちは。
ONE COMPATH 人事の大橋です。

本日は、インフラエンジニアの中村さんにお話をお伺いいたしました。
そもそも開発エンジニアとインフラエンジニアの違いって何?」という素朴な疑問にも、最近よく耳にする「文系で未経験でもファーストキャリアでエンジニアを目指すことのメリットは?」という疑問にもわかりやすくお答えいただいていますのでぜひご覧ください。

中村さん、本日はよろしくお願いいたします。

Q.) まずはじめに簡単に自己紹介をよろしくお願いいたします。

皆さん、こんにちは。
ONE COMPATHでインフラを担当している中村と申します。
前回のインタビューの住谷さんに引き続き、北海道出身です。

趣味はDIYをやっています。引っ越してから家の中に徐々に柱が増えていっています。またダイビングも好きなので長く休みが取れたら海に行きます。ダイビング好きの中には大物の魚(マンタ、ジンベエ、ハンマーヘッドシャーク、イルカ)を見るのが好き、海底の地形を見るのが好きなどいろいろな方がいるのですが、私は特に「魚の群れ」を見るのが好きですね。
魚が群れて泳いでいるのを見ると、「うわ。すごい。」と見惚れて癒されます。

ありがとうございます。多趣味ですね。魚の群れは確かにわかる気がします。
水族館でしか見たことないですが…どうやって意思疎通を図っているんだろう、って思います。

Q.) 中村さんは、これまでどんなキャリアを歩まれてきましたか?

開発エンジニアから、インフラエンジニアに転向

北海道にあるIT系の学校に通ったのちに、就職を機に東京に来ました。

若いうちはいろいろな会社で自分自身の技術的スキルを磨きたいと思っていたので、新卒で入社したのは、様々な企業にプログラマーを派遣する会社でした。入社後、延べ4社に渡って開発エンジニアとしてスキル面を磨いてきました。会社ごとに文化も業務内容も全然違うので、世の中にはいろいろな会社があるんだなあ、と短期間で経験することができたのはとても勉強になりました。

そして2005年に5社目の派遣先としてマピオン(現ONE COMPATH)で働くことになりました。これまでは開発エンジニアとしてスキルを磨いてきたのですが、マピオン(現ONE COMPATH)で配属されたのはインフラグループでした。インフラはそれまでやったことなかったので、学ぶところからスタートしました。徐々に知識を得て自分で動かせるようになってくると、インフラエンジニアも面白いなと思うようになりハマっていきました。

3年後の2008年にマピオン(現ONE COMPATH)の正社員として、正式に仲間になることにしました。マピオン(現ONE COMPATH)の文化や風土、人間関係などが素敵だなと思ったことが決め手です。

2005年にマピオン(現ONE COMPATH)に来たことをきっかけに、開発エンジニアからインフラエンジニアに転向することになりましたが、かれこれ15年くらいインフラエンジニアをやっています。あっという間ですね。

ありがとうございます!マピオンに来たことを契機に開発エンジニアからインフラエンジニアに転向したんですね。ちょっとわかりやすく教えて欲しいのですが

Q.) 開発エンジニアとインフラエンジニアの違いって何ですか?

建物の土台を作る工程をコンピューターの世界で行うのが「インフラエンジニア」

そうですよね(笑) よくわからないですよね。

建物を作る工程で考えるとわかりやすいです。
建物を作るときは、まず基礎を作って、その後柱を立てて骨組みを作り、水道やガス、電気を引いて、建物としての土台を作りますよね。土台ができたら、その上に床を敷いたり、壁紙を貼ったり、インテリアを飾ったりして家とかスーパーとか飲食店とかにしていきます。

この建物の土台を作る工程をコンピューターの世界で行うのが「インフラエンジニア」です。そして土台の上に様々な施工をして家やお店として形作っていく工程を担うのが「開発エンジニア」です。どちらが欠けても建物が作れないのと同じで、インフラエンジニアと開発エンジニアのどちらが欠けてもプロダクトを作ることはできません。

なるほど!大変わかりやすいです。そういうことだったんですね。 

Q.) インフラエンジニアの魅力はどこですか?

インフラエンジニアの魅力は【攻めと守りのバランスを調整すること】

インフラエンジニアの魅力は" 攻めと守りのバランスを調整すること "です。 

これまでインフラといえば、サーバーと言われる画面のない大きなパソコンのようなモノを実際に買ってきてOSなどをインストールしながらセットアップして構築していました。しかし徐々にクラウド上でサーバーを立ち上げることができるようになってきたので、サーバを作る機会が減って従来と現在ではインフラエンジニアに求められる役割が変わってきています。

クラウド型サーバーに関する新しい技術は次々と発表されますが、その時点だとそれが自社のサービスに合うのか?サービスレベル的に安心して使える安定性があるのか?がわかりません。それらを精緻に検証して、どの技術を自社に導入するべきかを見定めます。導入すべき技術が決まったら、社内外の様々な部門とやり取りをしながら導入を実現していきます。新しい技術を導入することでサービスの配信スピード向上やコスト削減が実現できるとやりがいを感じますね。自社のサービスを改善するために自ら情報をキャッチしに行き、精査して、提案し、実行していく。これがインフラエンジニアの攻めの面での魅力です。ONE COMPATHは自社サービスを持っているので、そういう意味では運用面でもある程度攻める事が出来ます。

一方で、新しいものを何でも導入し過ぎると安定してなかったり、体制が整っていなかったり、サービスの品質を落とす事にもなりかねません。

サービスを安定して提供するという守りの部分を常に意識しながら、改善すべきところは攻めていく。ここのバランスがインフラエンジニアの面白さだと思ってます。

なるほど。確かにみんなが安心して使えるサービスを提供し続ける仕組みづくりは大変そうですがやりがいがありそうですね。聞いていて面白そうだなと思いました。

Q.) 文系や未経験からエンジニアを目指したい、という学生が近年多いですがその件についていかがでしょうか。

大賛成!今までやったことがないからできない、はもったいない

文系や未経験からエンジニアを目指す、ということに関しては「大賛成」です。むしろ自分の主観でラインを引いて諦めてしまうのはもったいないと思います。

今までやったことがないからできない、はもったいないです。

ほとんどのエンジニアは新技術の研究開発をやってる訳では無いので、困った事は調べれば大体解決出来る世界(業界)だと思います。エンジニアに必要なのは「調べる力」と「諦めない力」です。躓いて、悩みながら調べて作り上げる事が楽しいと思えるかどうか、が大切だと思います。

むしろ全くの未経験の方のほうが変な固定観念がないので、ぐっと成長するなんてこともよくあります。
IT系は新しい技術が発表されたと同時にみんながゼロから一斉にスタートします。遅いなんてことはないです。

また昨今では、ITが絡んでいない業界なんてほとんどないです。今後はその傾向がますます加速していくと思います。そういう状況があるので営業職や企画職であってもエンジニアのベーススキルを持っている方がより重宝されているなと感じます。エンジニアに関する基本的な知識を持っているうえで営業や企画ができたほうが、クライアントや社内メンバーともより具体的に意思疎通を図ることができるからだと思います。エンジニアをファーストキャリアとして選択することで、中長期的にご自身のご活躍されるキャリアの選択肢が広がると思います


興味がある方がいれば、ぜひやってみるのをお勧めいたします。

エンジニアに関する基礎知識を持っているほうが重宝される、は大変共感できます。
中村さん、ありがとうございました。

本日は、エンジニアの中村さんにお話を伺いました。例年ONE COMPATHに新卒入社した社員は、約半年間のOJTを通じてほとんどの部署を経験していただきます。文系理系関係なく、営業、企画、制作、運用、開発といった様々な部署をすべて経験したうえで、ご自身の意向と会社の意向をすり合わせて配属先を決定していきます。

文系でエンジニア未経験であっても、OJTを通じてエンジニアの面白さに気づき、ファーストキャリアはエンジニアにしました!という新入社員が毎年います。中村さんが言っている通り「やったことがないからできない」はもったいないですよね。


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